バルティー XA-41

アメリカ空軍によるテスト中のXA-41

アメリカ空軍によるテスト中のXA-41

XA-41は、第二次世界大戦中にアメリカ陸軍航空軍向けにバルティー社が試作した攻撃機である。

概要 編集

XA-41は、ブリュースターXA-32 と同様に爆弾倉を胴体内に持つ中翼単発単座攻撃機で、初の3000馬力級のエンジンと分厚い主翼に37mm4門12.7mm4門合計8門の機関砲を搭載した機体として、1943年4月2機の発注を受けた。

早くも10ヵ月後の1944年2月初飛行に成功したが、P-47P-51戦闘機の爆装がことのほか成功し、いわゆる戦闘機の攻撃機化が進捗したために、本機の開発意義が薄れ2号機以降キャンセルとなった。試作1号機はP&W社で発動機の試験機として使われた。

スペック 編集

[1]

  • 全長:14.81 m
  • 全幅:16.46 m
  • 全高:4.43 m
  • 全備重量:8,516 kg
  • エンジン:P&W XR-4360-9 (3,000 hp×1)
  • 最大速度:568 km/h
  • 実用上限高度:8,230 m
  • 航続距離:1,530 km
  • 武装
    • 爆弾 3,170 kg
    • 37 mm機関砲×4
    • 12.7 mm機銃×4
  • 乗員 1名

脚注 編集

出典
  1. ^ 第2次大戦「アメリカ陸軍機の全貌」1964年/酣燈社刊=IBM-3742

関連項目 編集