Xsunサン・マイクロシステムズによって開発された Solarisに含まれるX Window System (X11) サーバの実装である。X11アプリケーションだけではなく、NeWSSunViewプログラムの表示もサポートする "Xnews" サーバを置き換えるものである。Xsunはこれらのレガシーな環境のサポートを取り除き、Display PostScriptのサポートを追加した。

Xsun
開発元 サン・マイクロシステムズ
初版 1993年11月
対応OS Solaris
サポート状況 開発終了
種別 X Window System
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Xsunは1993年11月にSolaris 2.3の一部として最初にリリースされた。元々X11 Release 5に基づくものであった。Solaris 10に含まれるバージョンはX11R6.6に基づいている。

Solaris 10はXsunとXのオープンソースリファレンス実装であるX11R7ベースのX.Org Serverの両方を含んでいる。"Xorg" サーバはx86システムのサーバで最もよく使われ、XsunサーバーはSPARCシステムに対して最もよく使われるサーバのままである。Solaris 10 8/07になって初めてSPARCに対してXorgがサポートされるようになった。しかし、ドライバのサポートは非常に制限されている[1]OpenSolarisプロジェクトは X サポートの今後の方向性は将来Xorg実装を通したものだと述べた[2]

2011年11月にリリースされた、Oracle Solaris 11をもって、X Windows System の実装は X.Org Server のみとなり、Xsun の開発は終了した。

脚注 編集

  1. ^ What's New in the Solaris 10 8/07 Release”. Solaris 10 What's New. サン・マイクロシステムズ. 2008年7月23日閲覧。
  2. ^ OpenSolaris Community: X Window System”. 2008年7月23日閲覧。 “"Over time we are working to migrate the existing libraries and clients to build from the newer source base as well for future Solaris releases."”

関連項目 編集

外部リンク 編集