Z29ドイツ海軍駆逐艦1936A型

艦歴 編集

1938年4月23日発注。1940年3月21日起工。1940年10月15日進水。1941年7月9日竣工。

1942年1月14日から、ドイツからノルウェートロンハイムまで移動する戦艦ティルピッツを駆逐艦リヒャルト・バイツェンブルーノ・ハイネマンパウル・ヤコビと共に護衛。1月17日にトロンハイムに到着。翌日駆逐艦はトロンハイムを離れ、ドイツに戻った。次は、Z29はツェルベルス作戦に参加した。この作戦中に15cm砲の腔発で被害が生じた。

1942年5月、重巡洋艦リュッツォウバルト海からナルヴィクまで護衛。また、途中クリスチャンサンで一時停止し、護衛の駆逐艦Z29、リヒャルト・バイツェン、ハンス・ロディZ27スカゲラク海峡入り口に機雷を敷設した。これ以後ノルウェー北部を拠点に活動。7月、PQ17船団攻撃作戦(レッセルシュプルンク作戦)に参加。9月、駆逐艦リヒャルト・バイツェン、Z30と共にカラ海峡へ機雷を敷設。12月、バレンツ海海戦に参加。

1943年1月、駆逐艦リヒャルト・バイツェン、Z30とともに重巡洋艦アドミラル・ヒッパー、軽巡洋艦ケルンを護衛してドイツへ戻った。7月に再びノルウェー北部に戻り、9月にスバールバル諸島攻撃に参加した。この際被弾し被害を生じた。12月、オストフロント作戦JW55B船団攻撃)に参加。1944年12月にドイツに戻り改修工事を受けるが、その最中に終戦を迎える。

戦後、賠償艦としてアメリカに割り当てられるが、1945年6月10日に海没処分となった。

参考文献 編集