ダナエ (クリムトの絵画)

ダナエ』(: Danaë)は、帝政オーストリア画家グスタフ・クリムト1907年から1908年にかけて描いた油絵。77 x 83 cmキャンバスに描かれ、現在はウィーンのヴュルトレ画廊(Galerie Würthle)に所蔵されている[1]

『ダナエ』
ドイツ語: Danaë
作者グスタフ・クリムト
製作年1907-1908年
種類キャンバスに油彩
寸法77 cm × 83 cm (30 in × 33 in)
所蔵ヴュルトレ画廊、ウィーン

テーマ 編集

このは、有名なギリシャ神話テーマにしている。

美しい娘ダナエは父であるアルゴスアクリシオスによって青銅に閉じ込められたが、ゼウス黄金になって塔に入りダナエと交わった。そうして生まれたダナエの子がペルセウスである。

この絵の中で、ダナエの両脚の間を流れる黄金の雨はゼウスの象徴である。

脚注 編集

  1. ^ 中野京子『名画の謎 中野京子と読み解く ギリシャ神話篇』文藝春秋、2011年、21頁。ISBN 978-4-16-373850-5 

関連項目 編集

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