あの頃ペニー・レインと
『あの頃ペニー・レインと』(あのころペニーレインと、Almost Famous)は、2000年のアメリカ合衆国の青春映画。キャメロン・クロウの監督・製作・脚本。
あの頃ペニー・レインと | |
---|---|
Almost Famous | |
監督 | キャメロン・クロウ |
脚本 | キャメロン・クロウ |
製作 |
キャメロン・クロウ イアン・ブライス |
出演者 |
パトリック・フュジット ビリー・クラダップ ケイト・ハドソン |
音楽 | ナンシー・ウィルソン |
撮影 | ジョン・トール |
編集 |
サー・クライン ジョー・ハッシング |
製作会社 |
コロンビア映画 ドリームワークス Vinyl Films |
配給 |
![]() ![]() |
公開 |
![]() ![]() |
上映時間 |
122分(劇場公開版) 161分(特別編集版) |
製作国 |
![]() |
言語 | 英語 |
製作費 | $60,000,000[1] |
興行収入 |
![]() ![]() ![]() |
監督のキャメロン・クロウは実際に15歳で『ローリング・ストーン』誌の記者になり、レッド・ツェッペリン、ニール・ヤングなど、数多くの伝説的なミュージシャンへのインタビューに成功した。その体験が基になっており、彼はこの作品で第58回ゴールデングローブ賞作品賞(ミュージカル・コメディ部門)と第73回アカデミー賞脚本賞を受賞した。青春映画として、また音楽映画として非常に評価が高い。
あらすじ編集
サンディエゴに住む15歳のウィリアムは「ローリング・ストーン」誌の記者に抜擢され、ロック・ジャーナリストとして、人気急上昇中のバンド・スティルウォーターのツアーに密着取材することになった。彼はそこでモロッコに行くのが夢だというグルーピーのペニー・レインと出会い、恋心を抱くようになるが、彼女はバンドのギタリスト、ラッセルと付き合い始める。2人はツアーで訪れたニューヨークにラッセルの本命の恋人が現れたことで破局を迎える。ペニーは睡眠薬を過剰摂取するが、そこへウィリアムが駆けつけて医者を呼ぶ。医者を待つ間、彼は朦朧としている彼女に愛を伝えるのだった。一命を取り留めた彼女は、1人サンディエゴへと帰っていった。取材を終えたウィリアムは「ローリング・ストーン」誌に原稿を見せるが、ファクトチェックにおいてバンド側に内容を否定され、掲載が見送られてしまう。
ツアーを終えたラッセルがペニーに電話をかけ、直接会って謝罪したいと伝えると、彼女から住所を教えられる。教えられた住所へ向かうと、そこはウィリアムの家であった。ラッセルはウィリアムに「ローリング・ストーン」誌に原稿の内容が事実であると話したことを伝える。「ローリング・ストーン」誌にウィリアムの記事が掲載され、回復したペニーがモロッコへと旅立ち、スティルウォーターは新たなツアーを続ける。
キャスト編集
※括弧内は日本語吹き替え。特別編集版では劇場公開版で存在しなかったシーンの吹き替えを同じキャストで追加収録している。
- ウィリアム・ミラー - パトリック・フュジット[2](白鳥哲)
- 少年時代のウィリアム - マイケル・アンガラノ(高山みなみ※二役)
- ペニー・レイン - ケイト・ハドソン(高山みなみ)
- ラッセル・ハモンド(ロックスター) - ビリー・クラダップ(石川禅)
- エレイン・ミラー(ウィリアムの母) - フランシス・マクドーマンド(駒塚由衣)
- ジェフ・ベイブ - ジェイソン・リー(宮本充)
- ポレキシア・アフロディシア - アンナ・パキン(小島幸子)
- サファイア - フェアルザ・バルク(高乃麗)
- ディック・ロスウェル - ノア・テイラー(桐本琢也)
- アニタ(ウィリアムの姉) - ズーイー・デシャネル(小島幸子)
- レスター・バングス - フィリップ・シーモア・ホフマン(山路和弘)
- ベン・フォン・トーレス - テリー・チェン(松本保典)
こぼればなし編集
主人公とツアーを共にするバンドのギタリスト、ラッセル(ビリー・クラダップ)の台詞「俺は輝ける神だ!!(I Am A Golden God!!)」は、レッド・ツェッペリンのヴォーカリストロバート・プラントが、ロサンゼルスのハイアット・ホテル(通称「ライオット・ハウス」)のテラスから実際に叫んだものだという。当時ロック・ライターだったキャメロン・クロウが耳にし、後に映画で使用した。
出典編集
- ^ a b c “Almost Famous (2000)”. Box Office Mojo. 2010年8月29日閲覧。
- ^ 2013-2014年 海ドラ新作情報、到着!<ABC・ドラマ編> - ライブドアニュース