ある映画監督の生涯 溝口健二の記録
『ある映画監督の生涯 溝口健二の記録』(あるえいがかんとくのしょうがい みぞぐちけんじのきろく)は、1975年(昭和50年)5月24日公開の日本のドキュメンタリー映画である。近代映画協会製作、ATG配給。監督は新藤兼人。カラー、スタンダード、132分。
ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 | |
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Kenji Mizoguchi: The Life of a Film Director | |
監督 | 新藤兼人 |
脚本 | 新藤兼人 |
製作総指揮 | 新藤兼人 |
撮影 | 三宅義行 |
編集 |
近藤光雄 藤田敬子 |
製作会社 | 近代映画協会 |
配給 | ATG |
公開 |
1975年5月24日 1981年8月14日 |
上映時間 |
150分 132分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
新藤兼人が、師と仰ぐ亡き映画監督・溝口健二の生涯を取材した作品で、溝口の関係者39人に新藤自らインタビューを行い、ゆかりの場所も訪ね、取材を纏め上げた。また、溝口の監督作や、彼に影響を与えた作品が多数引用されている(引用された作品は、一部をのぞいて残されたスチル写真や映画脚本を資料としている)。第49回キネマ旬報ベスト・テン第1位。
クライテリオン・コレクションと日本のパイオニアLDC(現在のジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン)からDVDが発売された。
スタッフ
編集取材協力者
編集取材順
受賞歴
編集- 1976年:第49回キネマ旬報ベスト・テン 第1位、監督賞
- 1976年:第30回毎日映画コンクール[1]監督賞
資料作品
編集溝口監督作品
- 『愛に甦る日』(1923年)
- 『813』(1923年)
- 『血と霊』(1923年)
- 『敗残の唄は悲し』(1923年)
- 『塵境』(1924年)
- 『大地は微笑む』(1925年)
- 『ふるさとの歌』(1925年)
- 『人間』(1925年)
- 『街上のスケッチ』(1925年)
- 『赫い夕陽に照らされて』(1925年)
- 『紙人形春の囁き』(1926年)
- 『狂恋の女師匠』(1926年)
- 『日本橋』(1929年)
- 『東京行進曲』(1929年)
- 『ふるさと』(1930年)
- 『唐人お吉』(1930年)
- 『都会交響楽』(1929年)
- 『しかも彼等は行く』(1931年)
- 『時の氏神』(1932年)
- 『満蒙建国の黎明』(1932年)
- 『滝の白糸』(1933年)
- 『祇園祭』(1933年)
- 『神風連』(1934年)
- 『愛憎峠』(1934年)
- 『折鶴お千』(1935年)
- 『マリヤのお雪』(1935年)
- 『虞美人草』(1935年)
- 『浪華悲歌』(1936年)
- 『祇園の姉妹』(1936年)
- 『愛怨峡』(1937年)
- 『あゝ故郷』(1938年)
- 『露営の歌』(1938年)
- 『残菊物語』(1939年)
- 『浪花女』(1940年)
- 『芸道一代男』(1941年)
- 『元禄忠臣蔵 前篇』(1941年)
- 『元禄忠臣蔵 後篇』(1942年)
- 『団十郎三代』(1944年)
- 『宮本武蔵』(1944年)
- 『名刀美女丸』(1945年)
- 『女性の勝利』(1946年)
- 『歌麿をめぐる五人の女』(1946年)
- 『女優須磨子の恋』(1947年)
- 『夜の女たち』(1948年)
- 『わが恋は燃えぬ』(1949年)
- 『雪夫人絵図』(1950年)
- 『お遊さま』(1951年)
- 『武蔵野夫人』(1951年)
- 『西鶴一代女』(1952年)
- 『雨月物語』(1953年)
- 『祇園囃子』(1953年)
- 『山椒大夫』(1954年)
- 『噂の女』(1954年)
- 『近松物語』(1954年)
- 『楊貴妃』(1955年)
- 『新・平家物語』(1955年)
- 『赤線地帯』(1956年)
その他監督作品
資料提供
編集ビブリオグラフィ
編集脚注
編集- ^ awards, Aru eiga-kantoku no shogai, Internet Movie Database , 2009年12月10日閲覧。