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あんべ 光俊(あんべ みつとし、1953年9月16日 - )は、日本シンガーソングライター音楽プロデューサーレコードレーベルオーナー・エッセイスト・脚本家ラジオ・パーソナリティである。岩手県釜石市出身。早稲田大学在学中に「飛行船」として音楽界にデビュー。

あんべ 光俊
あんべ みつとし
出生名 安部 光俊
生誕 (1953-09-16) 1953年9月16日(65歳)
出身地 日本の旗 日本岩手県釜石市
学歴 早稲田大学社会科学部卒業
ジャンル J-POP映画音楽劇伴
職業 シンガーソングライター
音楽プロデューサー
担当楽器 ボーカル
ギター
活動期間 1978年- (歌手作曲家
レーベル 東芝EMI
NEWS
ポリドール
ソニー・ミュージック
ひょうたん
FFA
日本クラウン
徳間ジャパン
イーハトーブウィンズ・コミュニケーションズ
事務所 イーハトーブウィンズ
共同作業者 武藤敏史・小田和正鈴木康博
清水仁大間ジロー松尾一彦
公式サイト イーハトーブ・ウインズ
宮沢賢治

以来、「遠野物語」「星の旅」「イーハトーブの風」「君が好き」などの代表曲や、最新アルバム『碧き風のコンチェルト』までDVD作品を含めて17枚のオリジナルアルバムをリリース。

傍らプロデューサーとしては宮沢賢治の世界をイメージしたインストゥルメンタルアルバム『イーハトーブウインズ』など5枚のアルバムを制作。

併せて岩手県立大学学生歌「風のモント」をはじめとする学校歌や坂本九、オフコース、時任三郎などへの作品提供がある。

またライフワークとして市民が紡ぐ短歌に作曲しコンサートを行う「ふるさとをうたう短歌コンサート」を行なっている。

他に音楽によるバリアフリーをめざし仙台で2001年に開始以来、全国20箇所に開催の輪を広げる「とっておきの音楽祭」など、チャリティ・ボランティア活動にも熱心に取り組む。

2011年の東日本大震災後は被災した浜の町を音楽で結ぶ「LIVEハマウタ」や箭内道彦氏、佐藤竹善氏、奈良美智氏ら東北ゆかりのアーティストらとチャリティCD『とうほくLOVE』を制作。またその後に結成した「とうほくLOVE委員会」では2016年の熊本地震に際して、東日本大震災時での熊本からの支援に報いようと箭内氏らと八代亜紀氏をフィーチャリングしたチャリティソング「予定~くまもとに帰ったら~」や熊本への誘客促進キャンペーンソング「くまもとで愛ましょう」を制作した。2017年には東日本大震災被災三県市民から募集した短歌に、東北ゆかりのアーティストが作曲し歌う震災応援のための「ふるさとをうたう短歌コンサート」活動を主宰し、大きな感動を呼んだ。  

那覇市(沖縄県)、岩手県、遠野市、釡石市、花巻市、熊本県の民間大使。

17年目を迎えた岩手放送、ラジオ福島の番組「あんべ光俊人の森を旅する道」パーソナリティ。

目次

来歴編集

幼少時代編集

1953(昭和28)年

9月16日岩手県の中央部、遠野市から太平洋側の街、釜石市に向かう途中の鉱山の町、大橋(現・同市甲子町)に、釜石鉱山で働く父・俊雄、母・京の4男1女の末っ子として生まれる。釜石市大橋は、世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産となっている高炉跡がある「橋野鉱山」よりも一年早い1857(安政4)年に日本で初めて洋式高炉出銑に成功。現在は鉱山から鉄鉱石に代わって産出されるミネラルウォーター「仙人秘水」が人気となっている。

父親の話によれば、幼少時は相撲を取ったりする活発な子で、読み書きは誰が教えるわけでもないのに大言海を熟読するなど神童と近所の評判に上るほどだったが、5歳のある日、高熱に倒れて普通の子供になったとのことである。墓参りなどで遠野市出身の両親に連れられてよく訪れた夏の緑滴る遠野の風景は、光俊にとって印象深いものであった。

音楽との最初の出会いは父の弾く三味線と民謡であった。自らが果たせなかった民謡歌手になる夢をわが子に託しての父の特訓だったが、声が子供ながらハスキーなためにレッスンは中止。以来、プレッシャーから解き放たれて山に行って砦を作ったり、橇遊びで泥まみれになるなど存分に羽を伸ばした反面、期待に応えられない胸中は、父から烙印を押されたようで少々複雑でもあった。

1959年

4月、鉱山が経営する私立釜石鉱山学園小学校に入学する。鉱山学園は、宮沢賢治の描く「風の又三郎」の学校のモデルともされ、教育面では森信三の実践主義を取り入れ、環境面ではスチーム暖房や完全給食など岩手県内において先駆的存在の学校であった。

1964年

小学校高学年には山遊びを卒業して野球に夢中であった。ある日、ガットギターと出会う。それは映画「禁じられた遊び」のサウンドトラックをきっかけに起こった1960年代クラシックギターブームで、姉の悦子が自ら習おうとして買ってきたものだった。

1965年

4月、私立釜石鉱山学園中学校に入学する。2年時に学園が釜石市立大橋中学校に、3年時に釜石市立西中学校に移管され、卒業する。

1968年

4月、岩手県立釜石南高等学校(現・岩手県立釜石高等学校)に入学する。

青年時代・バンド「飛行船」デビュー編集

1971年

4月、早稲田大学社会科学部に入学する。

1974(昭和49)年

大学在学中に同じゼミの萩原誠(はぎわらまこと)E.Bas)、久保裕治(E.G.&Dru)と「飛行船」を結成。

大学3年時終了時にアルバイトで貯めた金を放出してシングルレコード「しょうよう歌/白夜」を自主制作。

レコーディングは高田馬場のBIG BOXに当時あったVICTORショールーム内のレコーディングスタジオで行った。

その後、久保が脱退して、新たにあんべの高校の後輩で駒澤大学生だった小野寺進(おのでらすすむ)キーボード)と

渋谷のヤマハ掲示板でメンバー募集の呼びかけを見た小島光浩(おじまみつひろ)ドラム)が参加して、

新たに四人組のグループ「飛行船」を再結成した。

自主制作版「しょうよう歌」が音楽関係者で評判を呼び、翌年、フィリップスよりデビューする。

1977(昭和52)年

5月、1st.アルバム『風の時刻表』をリリースする。7月、安部光俊&飛行船名義でシングル「青春の踏切で / 花嫁泥棒」をリリースするが、ほどなくバンド・飛行船が解散する。

アマチュアに戻っても諦めることなく作曲し、谷村新司DJを務めていたニッポン放送「ライオン・フォーク・ビレッジ」に自作を録音したカセットテープを応募。記念すべき第100回の「フォーク・ビレッジ・オリジナル曲」に、応募作150曲の中から選ばれている。

ソロ・デビュー編集

1978(昭和53)年

5月、東芝EMIより安部光俊として、「風は知っている」でソロ・デビューする。9月、坂本九に「夜のしずく」を提供する。12月、デビューアルバム『碧空と海のすき間から』にバンド時代に発表した「遠野物語」のソロ・バージョンを収録する。以降、ディレクター・武藤敏史とオフコースの組み合わせでアルバム制作を行う[1]

1979(昭和54)年

デビューアルバムよりリカットしたシングル「星の旅」をリリースする。

1980(昭和55)年

11月、オフコースに「一億の夜を越えて」を作詞提供する。

1992(平成4)年

9月、ソニー・ミュージック・エンタテイメントよりあんべ光俊として、シングル「イーハトーヴの風」をリリース。10月、6年ぶりのアルバム『夢の扉』をリリースする。

1994(平成6)年

7月、時任三郎に「LONG RUN」(映画『男ともだち』主題歌。)を提供する。

2001年

とっておきの音楽祭-障害のある人とともにある音楽祭-』を仙台市で開始し、以降全国18か所へ展開する。

2011年

東日本大震災を契機に、箭内道彦佐藤竹善東北地方ゆかりのアーティストとともにチャリティアルバム『とうほくLOVE』を制作し、支援ライブを展開。

2017年

熊本地震後は、チャリティソング「予定〜熊本に帰ったら〜」「くまもとで愛ましょう」を制作し、支援ライブ『くまもとLOVE』を仙台で行っている。岩手県の「銀河系いわて大使」(現・「希望王国いわて文化大使[2]」)に任命される。 岩手県花巻市の「花巻イーハトーブ大使」、遠野市の「民話のふるさと遠野大使[3]」、釜石市の「釜石応援大使」、沖縄県那覇市の「那覇市観光大使」でもある。

ディスコグラフィ編集

アルバム編集

01.風の時刻表 / 飛行船 (1977.05. 東芝EMI/レコード)編集

青春の踏切で/花嫁泥棒/悲しみのイエスタデイ/五月になれば/遠野物語

サンライズ・サンセット/東北本線/三年目の決心/ロンリーボーイ/やさしさは欲しいけれど

(全10曲)

02.碧空と海のすき間から (1978.12. 東芝EMI/レコード)編集

星の旅/甘い夜/霧の晴れ間に/君を夢みて/雪の日のひとりごと/真夜中の電話

12月の狼/風は知っている/遠野物語/25歳の冬に

(全10曲)

03.オリンポスの果実 / あんべ光俊 (1980.04. 東芝EMI/レコード)編集

オリンポスの果実/一粒の雨/愚かなる冬の自画像/ダウンタウンの片隅で/一億の星と小さな僕の声

夜夢故郷を持たぬ風くじけた船乗りたちへ/頭でっかちのラブソング/発熱/教室/ラストショウ/夜のしずく

(全11曲)

04.Born to be Wild / あんべ光俊 (1981.06. 東芝EMI/レコード)編集

さよならMyBoy/Single Girl/ふり向いてもう一度/そして誰もいなくなった/Born to be Wild

ねえ君/365日/君が好き/大きな河のほとりで

(全10曲)

05.HEARTS / AMBE (1983.08. ニューズ/レコード)編集

Heart/50-50-/ささやいて/tomorrow~すべては時の中に/約束

やりきれない/アゲイン/Help誰かがこの街で/風を感じて

(全10曲)

CD BOX I 上記#01〜#05アルバム(1977~1983)を収録 編集

Album Collection Box I / AMBE MITSUTOSHI (2007.04. イーハトーブウインズ)編集

01.風の時刻表 / 飛行船 02.碧空と海のすき間から 03.オリンポスの果実 04.Born to be Wild 05.HEARTS編集

アルバム編集

06.リアルファンタジー / AMBE (1984.06. ニューズ/レコード)編集

COLLECTOR/冷たい夜に抱きしめて/BAD GIRL/エナジーエナジー/明日へのオルゴール

Newsはきかない/禁じられたデイト/夏がゆくよ/ONE WAY/楽園-Long Stay

07.STEEL TOWN / 安部光俊 (1985.10. ポリドール/レコード&CD)編集

Steel Town/一寸先は闇/Workin' For The Weekend/真夜中を突っ走れ/通りにとび出して

静かな夏のマリー/Still/ハートに火を付けて/OK/夜をはじめよう

(全10曲)

08.ファイティングロード / 安部光俊 (1986.05. ポリドール/レコード&CD)編集

ファイティングロード/Born in the night/哀しみはしない/ジョージガール/セーラ

BLUE RIVER/Jack the knife/Hey B. J./リメンバー'69/君が決める道

(全10曲)

09.夢の扉 / あんべ光俊 (1992.10. SONY RECORDS/CD)編集

イーハトーヴの風序章/少年の樹/人の森を旅する道/父母の夏/今日の私/イーハトーヴの風/天使の口笛/

世界の窓へクリスマス/誰かの願いはどこかでかなっている/歌のある星に生まれて/夢の扉

(全11曲)

10.遠き風の声 / あんべ光俊 (1995.11. ひょうたん。/CD)編集

プロローグ/ギフト/とうきょうセレナーデ/一億の夜を越えて/雪の帰り道

僕は君が好きだよ/Taste of Love/ロングラン/遠き風の声

(全9曲)

CD BOXⅡ 上記#06〜#10アルバム(1994~1995)を収録 編集

Album Collection BoxⅡ / AMBE MITSUTOSHI (2008.03. イーハトーブウインズ)編集

01.リアルファンタジー 02.スティールタウン 03.ファイティングロード 04.遠き風の声 05.夢の扉編集

アルバム編集

11.JALANの風 / あんべ光俊 (2000.09. FFA/CD)編集

プロローグ/JALANの風/ギフト/365日/夜のしずく/星の旅/今あるすべて/やさしさは欲しいけれど

遠野物語/ヨルノシズク/ロングラン/風のモント/歌のある星に生まれて/イーハトーヴの風

しょうよう歌/HOSHIの旅/

(全16曲)

12.そこに咲く花のように / あんべ光俊 (2005.09. 日本クラウン/CD)編集

やさしいタカラもの/南風吹けば/ツァイチェン/君に逢いたい/風花/青空のパレード

オハイエ/ウレイラの森/自然の中で/天空アテルイ/青空と君と僕と

(全11曲)

13.イーハトーブタイム / あんべ光俊(2007.08. 徳間ジャパンコミュニケーションズ/CD)編集

やさしいタカラもの/君が好き/イーハトーヴの風/しょうよう歌/少年の樹/ウレイラの森/

遠野物語/今日の私/世界の窓へクリスマス/JALANの風/夢の途上

(全11曲)

14.きみといた時間 / あんべ光俊 (2010.04. イーハトーブウインズ/CD)編集

夢の途上/ウエンズデイ/発熱/Help誰かがこの街で/禁じられたデート/人の森を旅する道/

ファイティングロード/遠野物語 第二章~手紙~/風を感じて/若葉が萌える頃/一寸先は闇/ロングラン

(全12曲)

15.トビウオ / TOBIWOW / あんべ光俊 (2014.11. イーハトーブウインズ/CD)編集

力は無限大/トビウオ/ハッピーアニバーサリー/恋/あかり/悲しみの向こう/いちゃりばちょうでぇーおばあの唄ー/

青い大地に夢は始まる/朝の月/kizuna伝心/遠野物語(Chikuzen Ver.)/ありがとうさよならまた会う日まで

(全12曲)

16.碧き風のコンチェルト(LIVE) / あんべ光俊 (2018.12. イーハトーブウインズ/CD)編集

Overture/遠き風の声/少年の樹/恋/Taste of Love/君に逢いたい/父母の夏/風を感じて/教室/

やさしさは欲しいけれど/風花/一億の夜を越えて/君が好き/風のモント/セーラ/遠野物語/Hey BJ

(全17曲)

DVD編集

01.ライブ・イーハトーヴタイム / あんべ光俊 (2007.08. 徳間ジャパンコミュニケーションズ)編集

01.ライブ・イーハトーヴタイム~at Xmas Concert in 2006~/あんべ光俊

Overture-White Xmas-/星の旅/風花/君に逢いたい/ウレイラの森/きよしこの夜/歌のある星に生まれて/

一億の夜を越えて/南風吹けば/JALANの風/遠野物語/夢の途上/イーハトーヴの風(全14曲)

シングル編集

  1. しょうよう歌 / 白夜  (飛行船/1974.自主制作)
  2. しょうよう歌 / 大和めぐり( 飛行船/1975.フィリップス)
  3. 遠野物語 / ブラックコーヒー (1976.8.東芝EMI)
  4. ロンリー・ボーイ(1976.11.東芝EMI)
  5. 悲しみのイエスタデイ(1977.3.東芝EMI)
  6. 青春の踏切で(1977.7.東芝EMI)
あんべ光俊 *印は安部光俊の名義
  1. 風は知っている*(1978年5月、東芝EMI)
  2. 俺(1979年4月、東芝EMI)
  3. 甘い夜(1978年10月、東芝EMI)
あんべ光俊
  1. イーハトーブの風(1992年9月、ソニー・ミュージック・エンタテイメント)
  2. 風のモント(1998年7月、ひょうたん)

天空アルテイ(2002年11月、コロンビアミュージックエンタテイメント)

ほか。

校歌編集

岩手県立大学学生歌「風のモント」作詞作曲編集

岩手県一関市立萩荘小学校校歌「空飛ぶ教室」作詞作曲編集

岩手県軽米町立晴山小学校校歌 / 作曲編集

岩手県釜石市立釜石中学校校歌「心に翼」作詞作曲編集

ラジオ編集

現在の担当番組編集

あんべ光俊 人の森を旅する道 (IBCラジオ 毎週日曜8:40~9:00 rfcラジオ福島 毎週日曜19:00~19:20)[4]編集

制作 / エフエムたいはく編集

過去の担当番組
  • あんべ光俊ギルドハウス (RABラジオ ABSラジオ IBCラジオ  TBCラジオ)  制作 / IBCラジオ
  • あんべ光俊365日のラブソング(Date fm)制作 / Date fm GIP
  • あんべ光俊スターライトエクスプレス(Date fm)制作 / Date fm GIP

ボランティア活動編集

とっておきの音楽祭編集

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2001年みやぎ国体と同時開催の第1回全国障害者スポーツ大会みやぎ大会に合わせて文化面のバリアフリーイベント「とっておきの音楽祭-障害のある人とともにある音楽祭-』」を仙台で開催することになり、前年に仙台移住したあんべもプロデューサーの一人として参加、テーマソング「オハイエ」や第1回から3回までのフィナーレをプロデュースした。音楽祭は熊本市盛岡市町田市など全国18箇所以上に広がり、2016年の仙台での音楽祭動員数は27万人に達している。その後相談役として、また出演者としての関わりのほか、広報宣伝役として全国各地への音楽祭普及に務めている。

東日本大震災復興支援活動編集

民間大使活動編集

  1. 希望王国いわて文化大使(岩手県
  2. 那覇市観光大使(沖縄県那覇市
  3. 民話の里ふるさと遠野大使(岩手県遠野市
  4. 釜石応援大使(岩手県釜石市
  5. 花巻イーハトーブ大使(岩手県花巻市
  6. くまもと大好き大使 (熊本県熊本市)

脚注編集

外部リンク編集