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いしかり(ISHIKARI)は、太平洋フェリーが運航するフェリー。太平洋フェリーの同名の船としては3代目。2011年に就航し、現在も就航中である。

いしかり
Ishikari(3rd), JAPAN.jpg
内覧会のため大阪港に寄港したいしかり
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本 名古屋
所有者 太平洋フェリー
運用者 太平洋フェリー
建造所 三菱重工業下関造船所
母港 名古屋港
姉妹船 きそ
船級 JG近海(非国際)
信号符字 JD3167
IMO番号 9526655
MMSI番号 431000590
経歴
発注 2008年
進水 2010年8月26日
就航 2011年3月25日
要目
総トン数 15,762トン
載貨重量 6,792トン
全長 199.9m
全幅 27.0m
深さ 9.9m
機関方式 ディーゼル
主機関 JFE16PC2-6B(V型16気筒)×2
推進器 可変ピッチプロペラ2軸2舵
バウスラスタ×2
スタンスラスタ×1
出力 24,000kW(32,640馬力)
最大速力 26.5ノット
航海速力 23.0ノット
旅客定員 783名
車両搭載数 トラック189台、普通乗用車47台
その他 フィンスタビライザー装備
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概要編集

先代のいしかりの代船として建造された。全長は巨大船に該当しない限度一杯の199.9mとされている。 先に建造されたきその準同型船で、推進システムについては基本的に前船を踏襲しているが、主機がL型9気筒からV型16気筒へ変更され、振動、騒音がより軽減された。前船で採用された主機関の防振支持、後部船室の浮床構造も継承されており、基本設計段階での振動解析を受けた構造部材の配置により、快適性の向上が図られている。また、航路の特性上、昼間の時間帯も航行することから、可能な限り船室を海側に配置し、展望を確保している。

本船は2011年3月8日に引き渡しを受け、3月13日の苫小牧発の便から就航予定であったが、大阪港名古屋港に続いて実施された東京港での内覧会中に東北地方太平洋沖地震に遭遇、本船に被害はなかったものの、仙台フェリーターミナルが津波により被災したため就航が延期となり、その後、暫定運航が開始されたことで、2011年3月25日に就航した。

海事プレス社の雑誌『クルーズ』誌上で選出される「クルーズシップ・オブ・ザ・イヤー」のフェリー部門賞を2011年より連続受賞中(2代いしかり、2代きそに続き、同社所有船は開始以来この部門賞では他者には譲っていない)。

船内編集

太平洋フェリー所有の各船はデザインコンセプトが定められているが、本船は「エーゲ海の輝き」をデザインコンセプトとしており、船内は青と白を基調としたデザインとなっている。船室には、エーゲ海の島々の名前がつけられており、船内に配置された美術品もギリシアに関連するものとなっている。

先代と比較して個室が大幅に増やされ、B寝台の階段を互い違いに配置するなど、プライベートスペースの確保を重視した作りとなっている。 また、バリアフリー対応として、1等洋室、S寝台に車椅子対応の客室が設けられ、船内の廊下等も車椅子での利用を前提として設計されている。バリアフリー対応エレベーターの設置により、車両甲板から客室、公室、遊歩甲板までフラットに移動可能で、車椅子対応多目的トイレも設置されている。

客室編集

スイートルームの船客には、レストランの食事券がサービスされる。スイートルームおよび特等は、バス・シャワートイレ付き、1等はシャワー・トイレ付きとなる。個室、S寝台にはテレビが設置されている。

  • ロイヤルスイートルーム
  • スイートルーム
  • セミスイートルーム
  • 特等(洋室)
  • 特等(和室)
  • 1等(和洋室)
  • 1等(洋室) - インサイド(窓なし)
  • 1等(和室) - 一部バリアフリー対応
  • S寝台 - 1段ベット、一部バリアフリー対応
  • B寝台 - 上下完全セパレート型2段ベッド
  • 2等(和室)
  • ドライバールーム(洋室)

公室編集

  • エントランス - 三層吹き抜け構造、日本国内のフェリーでは初となる展望エレベーターを設置
  • レストラン「サントリーニ」 - 289席 - バイキング形式で朝食、昼食、夕食を提供
  • スタンド「ヨットクラブ」 - 軽食を提供
  • シアターラウンジ「ミコノス」
  • 展望浴室
  • 展望通路「プロムナード」
  • ショップコーナー
  • カラオケルーム
  • ゲームコーナー
  • マッサージ機コーナー

ギャラリー編集


関連項目編集

脚注編集

  1. ^ 林洋一郎、恩塚政憲「国内最大クラス クルーズフェリー 新“いしかり”の紹介」『日本マリンエンジニアリング学会誌』第47巻第2号、日本マリンエンジニアリング学会、2012年、 219-222頁、2015年7月16日閲覧。

外部リンク編集