GOUNN」(ごうん)は、2013年11月6日に発売された、ももいろクローバーZの10枚目のシングル

GOUNN
ももいろクローバーZシングル
B面 いつか君が
ももいろ太鼓どどんが節
リリース
ジャンル J-POP + 宗教音楽
レーベル スターチャイルド
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間2位オリコン
  • デイリー1位(オリコン)
  • 2013年11月度月間6位(オリコン)[2]
  • 2013年年間79位(オリコン)[3]
  • 登場回数14回(オリコン)[4]
  • 2位Billboard JAPAN Hot 100[5]
  • 2位(Billboard JAPAN Hot Singles Sales)[6]
  • 6位(Billboard JAPAN Hot 100 Airplay)[7]
  • 7位(Billboard JAPAN Adult Contemporary Airplay)[8]
  • ももいろクローバーZ シングル 年表
    サラバ、愛しき悲しみたちよ
    (2012年)

    【限定販売】
    僕等のセンチュリー
    (2012年)
    GOUNN
    (2013年)
    泣いてもいいんだよ
    (2014年)

    【限定販売】
    泣いちゃいそう冬/鋼の意志
    (2013年)
    テンプレートを表示

    収録曲解説 編集

    映像外部リンク

      GOUNN - YouTube

    『MTV VIDEO MUSIC AWARDS JAPAN 2014』で最優秀グループビデオ賞を受賞した。監督は長添雅嗣(ミュージックビデオ解説)。

    仏教の五色(ごしき)をベースにしたアイテムと共にメンバーが登場する。

    • 赤(如来の血液の色)→注射器
    • 白(如来の仏歯の色)→歯ブラシ
    • 緑(如来の袈裟の色)→木に棚引く布
    • 紫(如来の毛髪の色)→クシ
    • 黄(如来の身体の色)→カレー(これだけ如来とは無関係)
    冒頭に5色の飴が出てくる。これは、本作の前にリリースされたアルバムのリード曲(「BIRTH Ø BIRTH」ミュージックビデオ)で最後に出てきた飴と同一のものであり、世界観がリンクしている(それぞれの映像監督は異なるため、珍しい演出)。

      GOUNN(ライブ映像) - YouTube

    『ももいろクローバーZ JAPAN TOUR 2013「GOUNN」』より

    GOUNN 編集

    作詞:只野菜摘 / 作曲:しほり / 編曲:木村篤史
    歌詞・動画 - 歌ネット

    人間の肉体と精神を構成する五つの要素である五蘊(ごうん)がタイトルの由来であり、ミュージックビデオ(PV)も含め仏教の世界観を取り入れた楽曲となっている。コンペで約300曲の中から選ばれた。

    テーマは「理想の自分に会いにいく」。メンバーの玉井詩織は「前回のアルバムの最後の曲(灰とダイヤモンド)に、輪廻って言葉が入っていて、そこから新曲(GOUNN)に繋がっている」「輪廻転生で、ももクロがまったく新しい旅をスタートする」という解釈を示した[9]

    実力に定評のあるアーティストが多数起用され(#参加ミュージシャン参照)、発売前にはオフヴォーカル(カラオケ)のトラックが歌入りのものに先立って公開されるという、異例のプロモーションが行われた。音楽評論家の堀埜浩二は以下のように評している。

    シタールタブラによる約20秒のイントロで、たちまちぷわ~んとお香が漂い始める。百田夏菜子の頭サビソロはのっけからエモーション全開。そこに雷神の如きピエール中野ドラムスが叩き込まれ、ハマ・オカモトチョッパーベースがサディスティックにムチを入れるというサウンドの建て付けは迫力満点 — 『ももクロを聴け!』p.223

    ツアーとして、ももいろクローバーZ JAPAN TOUR 2013「GOUNN」が行われ、楽曲の世界観が再現された。

    なお、当時発売されたアルバムに意図的に収録されず、シングル曲としては異例の扱いとなった。これは、2枚目のアルバム『5TH DIMENSION』が“次元を超えて旅をする”というテーマを描き、その後に発売された「GOUNN」で輪廻転生を表現し、3枚目のアルバム『AMARANTHUS』で人の一生を描く、という一連のストーリーとなっているためである。

    2021年には、「GOUNN -ZZ ver.-(ダブルゼータ バージョン)」を、有安杏果卒業後の4人バージョンとして制作。配信限定アルバム『ZZ’s II』に収録された。

    いつか君が 編集

    作詞:ももいろクローバーZ & miwa / 作曲:miwa / 編曲:Naoki-T
    歌詞・動画 - 歌ネット

    以前からmiwaクロとして、ライブやテレビ番組でコラボをしており、ももクロのファンを公言しているmiwaが楽曲提供を行った。作詞は、メンバー5人が考えたものをmiwaがアレンジする形で行われた。「この手離さないでね」という歌詞が出てくるが、これは百田夏菜子がライブでファンに大事なメッセージを伝える際に、しばしば使っていたフレーズである。

    2015年、miwaのシングル「夜空。feat.ハジ→/ストレスフリー」にセルフカバーが収録されている。

    ももいろ太鼓どどんが節 編集

    読み:ももいろだいこ どどんがぶし
    作詞:増子直純 / 作曲:上原子友康 / 編曲:怒髪天
    歌詞・動画 - 歌ネット

    ももクロが世間にあまり知られていなかった2011年頃から、その実力を高く評価し続けていた怒髪天が、満を持して楽曲提供を行った。演奏は怒髪天に加えて、「世界一の演奏技術を持つ太鼓奏者」に選ばれたことのあるヒダノ修一が参加し、和楽器ロックのテイストに仕上がっている(ヒダノはその後、グループの主催する夏のライブにも出演するようになった)。

    バンダイナムコゲームス太鼓の達人』タイアップソング。『太鼓の達人』Wii Uば~じょん!、アーケード版(モモイロVer.)、スマートフォン版(『太鼓の達人プラス』)で本曲がプレイ可能。メンバー5人もデフォルメされたキャラクターとしてゲーム内に登場する。

    参加ミュージシャン 編集

    GOUNN

    いつか君が

    ももいろ太鼓どどんが節

    • ギター:上原子友康(怒髪天
    • ベース:清水泰次(怒髪天)
    • ドラム:坂詰克彦(怒髪天)
    • 太鼓:ヒダノ修一

    トラックリスト 編集

    初回限定盤 編集

    1. GOUNN [5:46]
    2. いつか君が [4:37]
    3. GOUNN(off vocal ver.
    4. いつか君が(off vocal ver.)
    DVD:GOUNN(ミュージック・ビデオ)

    通常盤 編集

    1. GOUNN
    2. いつか君が
    3. ももいろ太鼓どどんが節 [4:04]
    4. GOUNN(off vocal ver.)
    5. いつか君が(off vocal ver.)
    6. ももいろ太鼓どどんが節(off vocal ver.)

    出典 編集

    外部リンク 編集