うみたかローマ字JDS Umitaka, PC-309ASU-86)は、海上自衛隊駆潜艇うみたか型駆潜艇の1番艇。艇名は海鷹に由来する。

うみたか
基本情報
建造所 川崎重工業神戸工場
運用者  海上自衛隊
艦種 駆潜艇
艦歴
計画 昭和32年度計画
発注 1957年
起工 1959年3月13日
進水 1959年7月25日
就役 1959年11月30日
1980年3月17日(特務艇に種別変更)
除籍 1984年3月10日
要目
排水量 基準 440トン
満載 500トン
全長 60.5m
最大幅 7.1m
深さ 4.4m
吃水 2.3m
機関 三井B&W 635VBU-45型ディーゼル × 2基
出力 4,000PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大速 20ノット
乗員 80名
兵装 Mk.1 40mm連装機銃 × 1基
Mk.10 ヘッジホッグ × 1基
54式爆雷投下軌条 × 1条
Mk.2 短魚雷落射機 × 2基
レーダー OPS-16 対水上
Mk.63 砲射撃指揮装置
ソナー SQS-11A
電子戦
対抗手段
OLR-4B
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艦歴 編集

「うみたか」は、昭和32年度計画甲型駆潜艇3009号艇として、川崎重工業神戸工場で1959年3月13日に起工され、1959年7月25日に進水、1959年11月30日に就役し、大湊地方隊に編入された。

1960年3月1日、大湊地方隊隷下に第3駆潜隊が新編され「かもめ」、「みさご」、「おおたか」とともに編入された。

1961年10月1日、第3駆潜隊が隊番号交換により第5駆潜隊に改称。

1978年9月20日午後4時10分頃、青森県東津軽郡三厩村竜飛岬の西方17キロの海上でいか釣り漁船「喜代丸」(9.62トン)と衝突し、「喜代丸」は沈没し、1名が死亡した[1]

1980年3月17日、特務艇に種別変更され船籍番号がASU-86となり、大湊地方隊直轄艇となる。

1984年3月10日、除籍。

脚注 編集

  1. ^ 「海上自衛隊ニュース」『世界の艦船』1978年12月号第262号、海人社、1978年12月、145頁。 

参考文献 編集

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第63集 自衛艦史を彩った12隻』(海人社、2003年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)

関連項目 編集