おおぐま座SV星
概要 編集
SRD型の半規則型変光星で[1][2]、76日の周期で9.1等と10.6等の間を半規則的に変光する[1][2]。おおぐま座SV星が属するSRD型は半規則型変光星といっても赤色巨星からなるSRA型やSRB型、赤色超巨星からなるSRC型とは異なるタイプの変光星であり[3][4]、スペクトル型がF型からK型の黄色巨星ないし黄色超巨星である[3][4]。おおぐま座SV星も変光に伴いスペクトル型がG1Ibe-K3Iapの間を変化する黄色超巨星である[1][2]。変光星総合カタログではこの星はヘルクレス座SX星とともにSRD型の代表星とされている[5]。
名称 編集
学名はSV Ursae Majoris（略称：SV UMa）、ボン掃天星表での番号はBD+55°4100[1][2]、ヘンリー・ドレイパーカタログでの番号はHD 237929[1][2]或いはHDE 237929[6]。
脚注・出典 編集
- ^ a b c d e GCVS Query = SV UMa - 変光星総合カタログ内のページ。
- ^ a b c d e VSX : Detail for SV UMa - アメリカ変光星観測者協会公式サイト内のページ。
- ^ a b 清田誠一郎「変光星ガイド・4月」、『天文ガイド』1986年4月号、誠文堂新光社、134頁。
- ^ a b 渡辺努「OBSERVER'S GUIDE 変光星」、『月刊天文』2002年11月号、地人書館、98頁。
- ^ GCVS Variability Types and Distribution Statistics of Designated Variable Stars According to their Types of Variability
- ^ この星系のHD番号はHD 237929ともHDE 237929ともいう。これは、当該星がヘンリー・ドレイパーカタログの本表ではなくその補遺編“Henry Draper Catalogue Extension”に収録されているためである。
