おぎぬまX(おぎぬまエックス)は、日本の漫画家小説家。男性。東京都町田市出身。血液型はAB型。和光大学表現学部卒。元お笑い芸人。好きなものはパン、雨。嫌いなものは豆、虫。特技は一発ギャグ、妄想。

おぎぬまX
生誕 (1988-01-26) 1988年1月26日(36歳)
日本の旗 日本東京都町田市
職業 漫画家
小説家
お笑い芸人
活動期間 2020年 -
ジャンル ギャグ漫画
4コマ漫画
推理漫画
小説
受賞
公式サイト おぎぬまXの4コマ道
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来歴 編集

中学生の時に読んだ漫画『キン肉マン』に感銘を受け、自らも漫画家になる夢を抱く。高校三年生の時に渾身の漫画作品を出版社へ持ち込むが酷評を受ける。その後も4年余り、幾たびも持ち込みを試みるが結果に繋がらなかった。大学在学中に友人からお笑いの道に誘われ、芸人活動を始める。芸人として有名になったのちに漫画家としてのデビューの道も拓けるかもしれないとの考えもあった[1]

2010年、芸人養成所スクールJCAへ19期生として入学(同期には演芸おんせんこじま観光じぐざぐタッカーノ類家大地などがいる)。卒業後、2011年5月からプロダクション人力舎所属のお笑い芸人として活動。当時から「おぎぬまX」という芸名であった[2]

しかし芸人としての芽が出ないことを悟り、2014年1月に人力舎を退社。改めてギャグ漫画家を目指し、2017年よりフリーの漫画家としての活動を開始。山本さほらと交流しつつ漫画家を目指した[3]

2019年12月、第91回赤塚賞入選(赤塚賞入選が出たのは29年ぶり[4]令和初)。受賞作品は「だるまさんがころんだ時空伝」[4]

2020年6月、YouTubeチャンネル「おぎぬまXの4コマ道」を開設。

2020年10月、本人初の書籍である、小説『地下芸人』(集英社文庫)が発売(ジャンプ小説新人賞2019 フリー部門銀賞受賞作[5][6]

2021年1月、『ジャンプSQ.』2月特大号より、自身初となる雑誌連載となる『謎尾解美の爆裂推理!!』を開始[7]

2021年6月19日、新宿ハイジアV−1にて『謎尾解美の爆裂推理!!』1巻の発売記念イベント(リアル謎解きサイン会おぎぬまX事件)を開催。

2022年、小説『爆ぜる怪人』が第21回『このミステリーがすごい!』大賞で最終候補作となる[8]

おぎぬまXの名前の由来 編集

芸人の養成所に入る際にコンビを組んだが、入学早々講師に「解散しろ!」と言われ、いきなりピン芸人になってしまう[9]。ネタ見せのときに、1人ひとりホワイトボードに芸名を書かねばならなかったが、その時芸名はなかった。そこでとっさに本名の名字に一字くわえた「おぎぬまX」と書いたという[要出典]

受賞歴 編集

書籍 編集

漫画 編集

小説 編集

小説アンソロジー 編集

  • 『衝撃の1行で始まる3分間ミステリー』(2024年4月、宝島社文庫)
  • 『驚愕の1行で終わる3分間ミステリー』(2024年4月、宝島社文庫)

掲載雑誌 編集

連載 編集

読み切りほか 編集

  • 2020年2月4日『ジャンプ SQ.3月号(2月4日発売)』読み切り「だるまさんがころんだ時空伝」[12]
  • 2020年2月17日『週刊少年ジャンプ2020年3月2日号』インタビュー(第91回赤塚賞入選!!特別企画おぎぬまX入選への道!)
  • 2020年2月22日『週刊少年ジャンプ2020年3月9日号』おぎぬまX4コマ漫画劇場(第91回赤塚賞入選!!特別企画おぎぬまX入選への道!)
  • 2020年3月23日『週刊少年ジャンプ2020年4月16日号』第99回手塚賞 第92回赤塚賞投稿作品大募集中!!!特別紹介漫画!
  • 2020年6月4日『ジャンプ SQ.7月号(6月4日発売)』ギャグびらき読切「謎尾解美の爆裂推理!!」[13]
  • 2020年7月20日『週プレ2020年8月10日号No.31・32』キン肉マン4コママンガ[14]
  • 2020年8月3日『週プレ2020年8月24日号No.33・34』キン肉マン4コママンガ[14]
  • 2020年8月4日『ジャンプ SQ.9月特大号(8月4日発売)』ギャグびらき「謎尾解美の爆裂推理!!」[15]
  • 2020年11月23日『週刊プレイボーイno.47(11月9日発売)』ナナランドの峰島こまきのイラスト掲載
  • 2021年6月28日『週刊プレイボーイno.28』キン肉マンコラム

掲載サイト 編集

  • 笑うクレイジーメディア『おぎぬまXの4コマ空間』
  • ジャンプルーキー『戦友』『夢のボインボール』
  • 2020年5月14日、15日、18日 シスコシステムズ合同会社 公式twitter【4コマ テレワーク ライフ】漫画連載企画
  • 2020年8月27日、9月1日、3日、18日 、24日、10月7日、15日、19日、22日、27日、11月17日シスコシステムズ合同会社 公式Twitter【4コマ セキュリティ事件簿】
  • ウォーカープラス『おぎぬまX物語』インタビュー
  • 2021年1月21日、28日Cisco Japan Blog

出演 編集

テレビ 編集

脚注 編集

  1. ^ 樹海で“4コマ漫画”の修業!「画力がひどい」と言われ続けた漫画家が成し遂げた“29年ぶりの快挙””. テレ朝POST (2020年3月7日). 2020年3月8日閲覧。
  2. ^ おぎぬまX
  3. ^ “マンガ家になれないまま5年間……愛されキャラおぎぬまXに待っていた予想外の結末”. 文春オンライン (文芸春秋社). (2019年12月12日). https://bunshun.jp/articles/-/17429 2021年6月4日閲覧。 
  4. ^ a b “赤塚賞で29年ぶりの入選作、うすた京介・つの丸・増田こうすけらも称賛”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年12月2日). https://natalie.mu/comic/news/357789 2021年6月4日閲覧。 
  5. ^ ジャンプ小説新人賞'2019 最終候補作発表”. JUMP j BOOKS. 集英社. 2021年4月7日閲覧。
  6. ^ “赤塚賞受賞漫画家が書く芸人小説! 『地下芸人』杉江松恋の新鋭作家ハンティング”. カドブン. (2020年11月25日). https://kadobun.jp/serialstory/sugitreasure/ebn6k7u3994c.html 2021年4月7日閲覧。 
  7. ^ a b “日丸屋秀和が総理大臣を題材に描く宰相コメディ「総理倶楽部」がSQ.で始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年1月4日). https://natalie.mu/comic/news/411244 2021年6月4日閲覧。 
  8. ^ 第21回『このミス』大賞 2次選考通過作品一覧”. 『このミステリーがすごい!』大賞. 宝島社. 2022年12月2日閲覧。
  9. ^ 大学生活最後の一年間で校内でライブをしたり学生芸人の大会などに出場した。卒業後、人力舎の芸人養成所スクールJCAに入学。まだ周りの同期が誰を相方にするか?と悩んでる中、コンビで入学したのをいいことに初日から講師の前でネタを披露するが、その場で「解散した方がいい」と切り捨てられた。”. おぎぬまX Twitter (2017年10月14日). 2022年7月28日閲覧。
  10. ^ “29年ぶりの赤塚賞入選作家・おぎぬまXが描くミステリーギャグ1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年6月4日). https://natalie.mu/comic/news/431098 2021年12月3日閲覧。 
  11. ^ 謎尾解美の爆裂推理!! 2/おぎぬまX”. 集英社の本 公式. 集英社. 2021年12月3日閲覧。
  12. ^ “「DEATH NOTE」新作読切がSQ.に、ジャンプ+ではネーム版を再掲載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年2月4日). https://natalie.mu/comic/news/365817 2021年6月4日閲覧。 
  13. ^ “ギャグ読切が集う祭典「ギャグびらき」がSQ.で開幕、今号にはおぎぬまXら参戦”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年6月4日). https://natalie.mu/comic/news/381912 2021年6月4日閲覧。 
  14. ^ a b “「キン肉マン」雑誌とWebでの同時連載に、8月開始の次シリーズから”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年7月13日). https://natalie.mu/comic/news/387349 2021年6月4日閲覧。 
  15. ^ “大石浩二、麻生周一がギャグ読切が集うSQ.の祭典で新作を発表”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年8月4日). https://natalie.mu/comic/news/390482 2021年6月4日閲覧。 

外部リンク 編集