おちょやん

2020年秋より放送予定の日本のテレビドラマ番組、NHK「連続テレビ小説」の作品

おちょやん』は、2020年度後期放送のNHK連続テレビ小説」第103作として、同年秋から放送予定の日本テレビドラマ上方女優の浪花千栄子をモデルに、戦前から戦後の大阪を舞台に貧しい家に生まれた少女が女優の道を目指す生涯をフィクションとして描く。八津弘幸作。杉咲花主演[1][2]

おちょやん
ジャンル テレビドラマ
八津弘幸
演出 梛川善郎
盆子原誠
出演者 杉咲花
音楽 サキタハヂメ
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
時代設定 大正 - 昭和
制作統括 櫻井壮一
熊野律時
プロデューサー 村山峻平
製作 NHK大阪放送局
放送
放送チャンネル NHK総合
映像形式 文字多重放送
音声形式 解説放送
放送国・地域 日本の旗 日本
放送期間 2020年秋 -
放送時間 月曜 - 金曜 8:00 - 8:15
放送枠 連続テレビ小説
放送分 15分
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企画・制作編集

戦前から戦後にかけて松竹新喜劇の看板女優として活躍した上方女優の代名詞のような存在で、「大阪のお母さん」として親しまれた浪花千栄子の人生をモデルに、フィクションとして制作される[3][4]。あるNHK職員が、NHKアーカイブスに残る浪花千栄子が出演したNHK大阪放送局制作のラジオドラマを聴いて、その下町の人情物語に感動したことが、本作の企画のきっかけとなった[1][5]

作品名の「おちょやん」は、茶屋や料亭などで働く「小さい女中さん」を指す「おちょぼさん」がなまった大阪ことば。モデルとなった浪花には女中奉公に出された経験があり、ヒロインの原点に女中奉公していた8年の年月があることに加えて、言葉の響きが持つ親しみやすさとかわいらしさ、さらに意地と誇りなどの象徴として、作品名として採用された[4][1][5]

脚本は、「硬軟自在に、硬いものでも軟らかいものでも書ける」「僕らが思っているのとは違う構成力、面白さを持ってる」との評から、『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』などの硬派作品から『家政夫のミタゾノ』などのコメディまで幅広い作品を手掛けた八津弘幸が起用された。王道の朝ドラに遊び心も加えて、「これまでとは違う、良い意味で進化する朝ドラをみなさんにお届けできたら」と語っている[6][7]

ヒロインには、「大大阪」と称された大正から昭和の活気ある道頓堀を舞台に物語を描くにあたり「チャーミングさ」「力強さ」を併せ持つことが、また「この年代(20代前半)で一番、実力のある方にやっていただきたかった」として「突出した演技力」が評価を受けて、オファーにより杉咲花が起用された[1][5][8]。杉咲は2016年度上半期に放送された『とと姉ちゃん』以来の連続テレビ小説出演で、『まんぷく』から5作連続でオーディションなしで主演がキャスティングされた[3][9]

ヒロイン以外の出演者は2020年2月28日に発表された[10][11]

収録は2020年4月2日にクランクインしたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い改正・新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が発出された4月7日以降の収録を見合わせ[12][13]、6月24日に大阪府内でのロケでヒロインの幼少時代のシーンから収録を再開[14][15]。ヒロインの杉咲花は7月14日にNHK大阪放送局のスタジオでクランクインした[16]。NHKが定めた「新型コロナウイルス感染を防止するためのドラマ制作マニュアル」[17]に従い出演者やスタッフの健康と安全を最優先に収録が行われ[14]、収録の大幅遅延に伴う台本変更や放送期間短縮などについては収録再開時点では検討していないとしている[15]

放送中の『エール』も同様の被害を受けたことで、6月29日から放送を休止して再開は未定となっており、本作品の放送開始日も未定[独自研究?][14][出典無効]

あらすじ 編集

明治の末、大阪・南河内の貧しい家に生まれたヒロイン・千代は小学校にも満足に通えず、9歳の時に、道頓堀の芝居茶屋に奉公に出されるが、そこで目にした華やかな芝居の世界に憧れ、女優を志し、芝居の世界に飛び込んでいく。

そして、大阪で新しく生まれた「鶴亀家庭劇」に参加。喜劇界のプリンス・天海一平(成田凌)と結婚し、喜劇女優として成長していく。

しかしその後、戦争が始まり、一平との結婚生活も破綻。芝居の世界から一時引退したが、あるラジオドラマをきっかけに奇跡の復活を遂げる。

登場人物編集

主人公編集

竹井千代(たけい ちよ)
演 - 杉咲花(幼少期:毎田暖乃[16]
大阪南河内の貧しい家に生まれる。口が達者で機転がきく少女。9歳のとき、女中奉公に出された道頓堀で、芝居の世界に出会い、その魅力にとりつかれる。そして奉公先を飛び出し京都へ向かい、俳優の道へ飛び込んでいく。
俳優の浪花千栄子がモデル。

竹井家の人々編集

竹井テルヲ(たけい テルヲ)
演 - トータス松本[18]
千代の父。養鶏で生計を立てる。
竹井栗子(たけい くりこ)
演 - 宮澤エマ
千代の新しい母。

道頓堀の人々編集

岡田シズ(おかだ シズ)
演 - 篠原涼子
芝居茶屋「岡安」の女将。
岡田宗助(おかだ そうすけ)
演 - 名倉潤
芝居茶屋「岡安」の主人。シズの夫。
富川菊(とみかわ きく)
演 - いしのようこ
老舗芝居茶屋「福富」の女将。

喜劇界の人々編集

天海一平(あまみ いっぺい)
演 - 成田凌
喜劇一座の座長・天海天海の息子。役者。後に千代の夫[19][20]
須賀廼家千之助(すがのや せんのすけ)
演 - 星田英利
喜劇界のアドリブ王。天海天海とともに喜劇一座を率いた。

上方演劇界の人々編集

大山鶴蔵(おおやま つるぞう)
演 - 中村鴈治郎
鶴亀株式会社社長。道頓堀の芝居小屋を牛耳る上方演劇界のドン。
高城百合子(たかしろ ゆりこ)
演 - 井川遥
女優。
山村千鳥(やまむら ちどり)
演 - 若村麻由美
京都の「山村千鳥一座」の女座長。千代の最初の師匠。

スタッフ編集

放送日程編集

当初2020年9月28日から2021年3月までの放送が予定されていたが[10]、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う中断で収録に大幅な遅れが生じたことにより、放送開始日は未定となった。新たな放送開始日は収録状況を考慮しつつ判断される[14][15]

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d 2020年度後期 連続テレビ小説「おちょやん」ヒロインは杉咲花さん!”. NHKドラマ. ドラマトピックス. 日本放送協会 (2019年10月30日). 2020年2月28日閲覧。
  2. ^ “来秋朝ドラ「おちょやん」 ヒロインは杉咲花さん”. 日本経済新聞. (2019年10月30日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51585980Q9A031C1000000/ 
  3. ^ a b “《2020年度後期》連続テレビ小説 制作決定! ヒロイン・杉咲 花/作・八津弘幸”. NHK_PR (日本放送協会). (2019年10月30日). https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=20910 
  4. ^ a b 海江田宗 (2019年11月5日). “杉咲花主演の朝ドラ「おちょやん」モデル浪花千栄子とは?”. シネマトゥデイ. https://www.cinematoday.jp/news/N0112130 2020年4月12日閲覧。 
  5. ^ a b c “朝ドラ「おちょやん」杉咲花の抜擢とタイトルの理由”. 日刊スポーツ. (2019年10月30日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201910300000249.html 2020年2月28日閲覧。 
  6. ^ “『半沢直樹』『陸王』の脚本家・八津弘幸氏、朝ドラ初登板「王道中の王道で遊ぶ」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年10月30日). https://www.oricon.co.jp/news/2147644/full/ 2020年2月28日閲覧。 
  7. ^ “来秋の朝ドラは半沢やミタゾノの脚本家”. Lmaga.jp (京阪神エルマガジン社). (2019年10月31日). https://www.lmaga.jp/news/2019/10/80044/ 2020年2月28日閲覧。 
  8. ^ “朝ドラ:「おちょやん」ヒロインは杉咲花 「突出した演技力」と「チャーミングさ」決め手 主演は5作連続でキャスティング”. MANTANWEB (MANTAN). (2019年10月30日). https://mantan-web.jp/article/20191030dog00m200041000c.html 2020年2月28日閲覧。 
  9. ^ “杉咲花ヒロイン抜てき 5作連続オーディションなし”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2019年10月31日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201910310000142.html 2019年11月1日閲覧。 
  10. ^ a b 2020年度後期 連続テレビ小説「おちょやん」新たな出演者発表!”. NHKドラマ. ドラマトピックス. 日本放送協会 (2020年2月28日). 2020年2月28日閲覧。
  11. ^ “杉咲花主演の朝ドラ「おちょやん」にトータス松本、宮澤エマ、成田凌ら10人出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2020年2月28日). https://natalie.mu/eiga/news/369114 2020年4月12日閲覧。 
  12. ^ “大河ドラマと連続テレビ小説 収録休止期間を延長 新型コロナ”. NHKニュース (日本放送協会). (2020年4月7日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200407/k10012372551000.html 2020年4月7日閲覧。 
  13. ^ “杉咲花のNHK次期朝ドラ収録休止「麒麟ー」も延長”. 日刊スポーツ. (2020年4月7日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202004070000340.html 2020年4月7日閲覧。 
  14. ^ a b c d “NHK:杉咲花主演の次期朝ドラ「おちょやん」 6月24日にロケで収録再開 放送開始日は未定”. MANTANWEB (MANTAN). (2020年7月2日). https://mantan-web.jp/article/20200702dog00m200048000c.html 2020年7月16日閲覧。 
  15. ^ a b c “NHK 次期朝ドラ「おちょやん」 例年通り放送開始かは「未定」”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2020年7月2日). https://www.daily.co.jp/gossip/2020/07/02/0013474810.shtml 2020年7月2日閲覧。 
  16. ^ a b 連続テレビ小説「おちょやん」杉咲花さんクランクイン!”. NHKドラマ. ドラマトピックス. 日本放送協会 (2020年7月16日). 2020年7月16日閲覧。
  17. ^ NHK広報局 (2020年5月27日). “新型コロナウイルス感染を防止するための ドラマ制作マニュアルについて (PDF)”. 日本放送協会. 「新型コロナウイルス」視聴者のみなさまへ 〜いま、お伝えしたいこと〜. 2020年7月16日閲覧。
  18. ^ “杉咲花主演の朝ドラ「おちょやん」にトータス松本、宮澤エマ、成田凌ら10人出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2020年2月28日). https://natalie.mu/eiga/news/369114 2020年2月28日閲覧。 
  19. ^ “杉咲花の夫役に成田凌! 新朝ドラ『おちょやん』篠原涼子ら出演キャスト発表”. クランクイン! (ハリウッドチャンネル). (2020年2月28日). https://www.crank-in.net/news/74366/1 2020年2月28日閲覧。 
  20. ^ 中山雄一朗 (2020年2月28日). “朝ドラ「おちょやん」ヒロイン夫に成田凌!新キャストが発表”. シネマトゥデイ. https://www.cinematoday.jp/news/N0114404 2020年2月28日閲覧。 

外部リンク編集

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