お昼のテレビ小説

かつての日本のテレビドラマ放送枠

お昼のテレビ小説』(おひるのテレビしょうせつ)は、1977年4月4日から1980年3月28日までフジテレビ系列の平日12:30 - 13:00(JST)に放送された昼ドラの放送枠である。

概要 編集

フジテレビの平日正午枠は、1975年10月より12:00 - 12:15が『FNNニュース12:00』、12:15 - 13:00が帯バラエティ体制となってからは、低迷続きとなっていた。そこで1977年春、鹿内信隆会長の発案で『12:00』を11:50開始に繰り上げて『サンケイテレニュースFNN』の名に戻し、12:15 - 13:00で放送していた『やりくりクイズ30万に挑戦』を12:00 - 12:30に枠を縮小して移動、そして開いた12:30 - 13:00に昼ドラ枠を設ける改編を行った。

当番組の最大の特徴は放送時間が30分と、競合するNHK総合の『連続テレビ小説』の15分や、TBSの『ポーラテレビ小説』の20分に対して、一番長い放送枠だったことであった。作品の放送期間も『連続テレビ小説』と『ポーラテレビ小説』が年2作体制で1作あたり半年間だったのに対し(『連続テレビ小説』は1975年以降東京制作と大阪制作に分かれていた)、本枠は1作あたり約2〜3か月間であるのも特徴だった。これによりフジテレビおよびフルネットの系列局では、平日の昼に当番組から『ライオン奥様劇場』、『東海テレビ制作昼の帯ドラマ』まで、90分間に3本の昼ドラが続くことになった。

結局3年間で15作品を放送したところで終了。以後、1980年3月末からスタジオアルタ発信のバラエティー枠が34年間続くことになった(『日本全国ひる休み』→『笑ってる場合ですよ!』を経て、1982年10月以降は『森田一義アワー 笑っていいとも!』)。

放送作品一覧 編集

1977年 編集

1978年 編集

1979年 編集

1980年 編集

ネット局 編集

放送対象地域 放送局 系列 備考
関東広域圏 フジテレビ フジテレビ系列 大半の作品の制作局
北海道 北海道文化放送
宮城県 仙台放送
秋田県 秋田テレビ
山形県 山形テレビ
富山県 富山テレビ [1]
石川県 石川テレビ [1]
福井県 福井テレビ [1]
長野県 長野放送
静岡県 テレビ静岡
中京広域圏 東海テレビ 一部作品の制作局
近畿広域圏 関西テレビ
島根県鳥取県 山陰中央テレビ
広島県 テレビ新広島
岡山県・香川県 岡山放送 1979年4月2日からネット開始
愛媛県 テレビ愛媛
福岡県 テレビ西日本
佐賀県 サガテレビ
熊本県 テレビ熊本 フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
宮崎県 テレビ宮崎
鹿児島県 鹿児島テレビ
沖縄県 沖縄テレビ フジテレビ系列

脚注 編集

  1. ^ a b c 北國新聞』1979年7月16日付 - 7月20日付各朝刊、テレビ欄。

関連項目 編集

フジテレビ 平日12時台後半枠
前番組 番組名 次番組
やりくりクイズ30万に挑戦
※12:15 - 13:00
【15分繰り上げ、15分短縮し継続】
お昼のテレビ小説
日本全国ひる休み
※12:00 - 13:00