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かぐや姫 (フォークグループ)

日本のフォークグループ

かぐや姫(かぐやひめ)は、1970年代に活躍したフォークグループ。

かぐや姫
KAGUYAHIME
出身地 日本の旗 日本
ジャンル フォークソング
J-POP
活動期間 1970年 - 1975年
1978年
1980年
1985年
1999年 - 2001年
2005年
2006年
レーベル 日本クラウン / PANAM
事務所 ユイ音楽工房
共同作業者 シュリークス

吉田拓郎
イルカ
石川鷹彦
木田高介
瀬尾一三
メンバー 南こうせつボーカルギター
伊勢正三(ボーカル・ギター)
山田パンダ(ボーカル・ベース
旧メンバー 森進一郎
大島三平

神田川」や「赤ちょうちん」、「」などのヒット曲に加え、「なごり雪」や「22才の別れ」といった作品も生み出した。メンバーは、リーダーの南こうせつ(ギター)、山田パンダ(ベース)、伊勢正三(ギター)の3人で、それぞれが作詞・作曲およびリードボーカルを担当する。

略歴編集

第1期かぐや姫時代編集

1970年 - 南こうせつ森進一郎大島三平の3人で『南高節とかぐや姫』(第1期かぐや姫)としてデビュー。代表作は「酔いどれかぐや姫」など。よみうりテレビ全日本歌謡選手権』にも出場し4週勝ち抜いたが次の週の挑戦を辞退。

シングル3枚とアルバム1枚を残し、1年間の活動ののち解散。「変調田原坂」からグループ名が『南こうせつとかぐや姫』に変更された。理由は南高節が「なんこうぶし」と読まれたためという説が有力である。「酔いどれかぐや姫」「変調田原坂」はオリコン100位以内に食い込む。なお「酔いどれかぐや姫」は準レギュラーとして出演していた『桂三枝さかさまショー』(よみうりテレビ)の番組中またはエンディングで3人が十二単(じゅうにひとえ)姿で演奏していたものである。

第2期かぐや姫時代編集

1971年 - 高校の後輩だった伊勢とカレッジフォークグループ「シュリークス」を脱退したばかりの山田と共に『南こうせつとかぐや姫』(第2期かぐや姫)を結成。

1971年9月25日 - シングル「青春」で再デビュー。

1972年3月 - テレビアニメ「海のトリトン」(朝日放送TBS系)の主題歌として、シングル「海のトリトン」を『須藤リカ/南こうせつとかぐや姫』名義で発売。番組のオープニング(最初の6回まで)またはエンディング(7回以降)で、須藤リカとかぐや姫がこの曲を歌う実写映像が使われた。

1972年4月20日 - アルバム『はじめまして』発売。吉田拓郎らの協力を得て制作され、5万枚を売り上げる。

1973年9月 - シングル「神田川」を発売。深夜放送のリスナーから支持を得て、シングルカットされたこの曲は、最終的に160万枚を売り上げる自己最大のヒット曲となる。この年NHK紅白歌合戦に出場の話が来るが歌詞の中の『クレパス』が商標なので『クレヨン』に変更してくれといわれて拒否。このため出場を辞退した。「神田川」は後に東宝において映画化されるが、主役のイメージが歌と大きく違いすぎたと南こうせつは話している。

その次のシングルとして南こうせつが考えていたのは「22才の別れ」か「なごり雪」であったが、すでに映画化が決まっていたためレコード会社側が一方的に決めた「赤ちょうちん」をリリース(この曲からグループ名を「かぐや姫」に変更)。その後も映画化の話が絡み「」がシングルになるなど、アーティストの意思が無視されることが続き、それが原因で解散が早まったという[1]

1975年4月12日 - 東京神田共立講堂で行われた解散コンサートを最後に解散。南こうせつと山田パンダはソロ、伊勢正三はとして、音楽活動を継続する。最後の2枚組アルバム『かぐや姫フォーエバー』は、オリコンLPチャートのトップ100に186週ランクインを記録した。

かぐや姫の解散後編集

90年代まで編集

1975年8月2日3日 - 再結成。吉田拓郎山本コウタローらとともに、静岡県掛川市で12時間のオールナイトコンサート「つま恋コンサート」を行い、5万人(警察発表では6万人)の観客を集める。南こうせつと山田パンダはソロ、伊勢正三は風としても出演。

1978年4月 - アルバム『かぐや姫・今日』を発売し、期間限定の再結成。

1978年5月 - 再結成コンサートを全国で行う。パンダの誕生日(5月13日)には横浜スタジアムで行われた。この時の模様は1985年に『the KAGUYAHIME "Live "forever』としてLP化され、95年にCD化されている。

1980年6月29日 - 「木田高介・阿部晴彦追悼コンサート」(日比谷野外音楽堂)で再結成。

1985年7月27日~28日 - 「吉田拓郎 ONE LAST NIGHT in つま恋」にて一夜限りの再結成。「人生は流行りステップ」・「僕の胸でおやすみ」・「なごり雪」を披露。

1999年8月8日 - 「南こうせつ サマーピクニック ドリーム」で再結成。これ以降、各自がソロ活動をしながらしばしば再結成することとなる。

1999年12月31日 - 同年のNHK紅白歌合戦に出演。「神田川」を披露。

2000年以降編集

2000年2001年 - 再結成コンサートツアー「ベスト・ドリーミン」を全国で行う。

2000年10月 - 新曲マキシシングル「青春の傷み」を発売。

2005年8月6日 - 戦後60年を記念して広島市で再結成コンサート「ヒロシマ60」を行う。

2006年8月 - 各メンバーの故郷である福岡県飯塚市(山田)と大分市(南・伊勢)で「ふるさとライブ」を行う。

2006年9月23日 - 吉田拓郎の呼びかけで再結成、静岡県掛川市で「吉田拓郎 & かぐや姫 Concert in つま恋 2006」を行う。9時間半のコンサートに、日本各地から35,000人のファンが集まった。

2013年 - 山田を除いた南と伊勢の二人で「ひめ風」としてコンサートを行う。

ディスコグラフィー編集

第1期編集

シングル編集

発売日 タイトル 収録曲 作詞 作曲 編曲 規格 規格品番 オリコン
最高位
日本クラウン / PANAM
南高節とかぐや姫 名義
1st 1970年10月25日 酔いどれかぐや姫 A 酔いどれかぐや姫 阿久悠 南高節 大柿隆 EP PW-519 79位
B あわれジャクソン 南高節 小杉仁三
日本クラウン / PANAM
南こうせつとかぐや姫 名義
2nd 1971年2月5日 変調田原坂 A 変調田原坂 中山大三 熊本県民謡 高橋五郎 EP PW-520 100位
B マキシーのために 南こうせつ 高橋五郎
3rd 1971年6月25日 ひとり寝のかぐや姫 A ひとり寝のかぐや姫 阿久悠 南こうせつ 大柿隆 EP PW-522
B 旅情

スタジオ・アルバム編集

発売日 アルバム 規格 規格品番 備考 オリコン
最高位
日本クラウン / PANAM
南こうせつとかぐや姫 名義
1st 1971年6月25日 レッツ・ゴー! かぐや姫 LP GW-4003

その他編集

レコード化はされていないが、出身地大分県のテレビ局OBS大分放送で放送される天気予報のジングルがある。スポンサーは地元酒造会社の八鹿酒造で、現在でも放送されており、大分県民には馴染み深い曲となっている。

第2期編集

シングル編集

発売日 タイトル 収録曲 作詞 作曲 編曲 規格 規格品番 オリコン
最高位
日本クラウン / PANAM
南こうせつとかぐや姫 名義
1st 1971年9月25日 青春 A 青春 伊勢正三 南こうせつ 大柿隆 EP PW-525
B 山椒哀歌 喜多条忠
2nd 1972年2月25日 田中君じゃないか A 田中君じゃないか 伊勢正三 南こうせつ 小山恭弘 EP PW-526
B 離婚歴三回 青木望
3rd 1972年6月20日 僕は何をやってもだめな男です A 僕は何をやってもだめな男です 伊勢正三 よしだたくろう EP PW-526
B ひとりきり 南こうせつ 小山恭弘
4th 1973年7月1日 僕の胸でおやすみ A 僕の胸でおやすみ 山田つぐと 石川鷹彦 EP PW-539 72位
B アビーロードの街 伊勢正三 南こうせつ
5th 1973年9月20日 神田川 A 神田川 喜多条忠 南こうせつ 木田高介 EP PW-541 1位
B もういいじゃないか けむ秋尾 すぎやまこういち
日本クラウン / PANAM
かぐや姫 名義
6th 1974年1月10日 赤ちょうちん A 赤ちょうちん 喜多条忠 南こうせつ 石川鷹彦 EP ZP-1 4位
B この季節が変われば 喜多条忠 山田つぐと 瀬尾一三
7th 1974年5月20日 A 喜多条忠 南こうせつ 瀬尾一三 EP ZP-2 16位
B 夏この頃 伊勢正三 山田つぐと
8th 1981年 雪が降る日に A 雪が降る日に 伊勢正三 南こうせつ EP CWP-17
B 加茂の流れに 南こうせつ 瀬尾一三
9th 1984年3月20日 22才の別れ A 22才の別れ 伊勢正三 瀬尾一三 EP CWP-45 58位
B 湘南 夏
10th 2000年10月25日 青春の傷み 1 青春の傷み 南こうせつ&伊勢正三 かぐや姫
ストリングスアレンジ:石川鷹彦
Maxi ZP-6 63位
2 街並 山田嗣人 石川鷹彦
3 愛をつかもう 南こうせつ&伊勢正三 かぐや姫

再発シングル編集

発売日 タイトル トラック 収録曲 作詞 作曲 編曲 規格 規格品番 オリコン
最高位
日本クラウン / PANAM
かぐや姫 名義
1988年5月21日 神田川/僕の胸でおやすみ 1 神田川 喜多条忠 南こうせつ 木田高介 8cmCD ZLS-5
2 僕の胸でおやすみ 山田つぐと 石川鷹彦
赤ちょうちん/妹 1 赤ちょうちん 喜多条忠 南こうせつ 石川鷹彦 8cmCD ZP-1
2 瀬尾一三
1990年6月21日 神田川/僕の胸でおやすみ 1 神田川 喜多条忠 南こうせつ 木田高介 8cmCD CRDP-15002
2 僕の胸でおやすみ 山田つぐと 石川鷹彦
妹/赤ちょうちん 1 喜多条忠 南こうせつ 瀬尾一三 8cmCD CRDP-15003
2 赤ちょうちん 石川鷹彦
1992年5月21日 神田川/赤ちょうちん 1 神田川 喜多条忠 南こうせつ 木田高介 8cmCD CRDP-5001
2 赤ちょうちん 石川鷹彦
妹/なごり雪 1 喜多条忠 南こうせつ 瀬尾一三 8cmCD CRDP-5002
2 なごり雪 伊勢正三
2003年7月24日 青春 1 青春 伊勢正三 南こうせつ 小山恭弘 Maxi CRCP-522
2 アビーロードの街 石川鷹彦
3 けれど生きてる 山田つぐと 木田高介
4 おもかげ色の空 伊勢正三 石川鷹彦

スタジオ・アルバム編集

発売日 アルバム 規格 規格品番 備考 オリコン
最高位
日本クラウン / PANAM
南こうせつとかぐや姫 名義
1st 1972年4月20日 はじめまして -かぐや姫フォークセッション- LP GW-4004 45位
1990年11月21日 CD CRCP-28030
1993年9月6日 CRCP-30034
1994年11月5日 CRCP-101 CD選書
2007年4月4日 CRCP-20393
2013年5月8日 Ble-spec CD2 CRCP-20483 2013年デジタルリマスター盤
紙ジャケット仕様
2nd 1972年4月20日 かぐや姫さあど LP GW-4007 1位
1990年11月21日 CD CRCP-28031
1993年9月6日 CRCP-30036
1994年11月5日 CRCP-103 CD選書
2007年4月4日 CRCP-20395
2013年5月8日 Ble-spec CD2 CRCP-20485 2013年デジタルリマスター盤
紙ジャケット仕様
日本クラウン / PANAM
かぐや姫 名義
3rd 1974年3月5日 三階建の詩 LP GW-4008 1位
1990年11月21日 CD CRCP-28032
1993年9月6日 CRCP-30037
1994年11月5日 CRCP-104 CD選書
2007年4月4日 CRCP-20396
2013年5月8日 Ble-spec CD2 CRCP-20486 2013年デジタルリマスター盤
紙ジャケット仕様
4th 1978年4月25日 かぐや姫・今日 LP GWS-4001 1位
1990年11月21日 CD CRCP-28034
1993年9月6日 CRCP-30039
1994年11月5日 CRCP-106 CD選書
2007年4月4日 CRCP-20398
2013年5月8日 Ble-spec CD2 CRCP-20488 2013年デジタルリマスター盤
紙ジャケット仕様

ライブ・アルバム編集

発売日 アルバム 規格 規格品番 備考 オリコン
最高位
日本クラウン / PANAM
南こうせつとかぐや姫 名義
1st 1972年12月20日 かぐや姫おんすてーじ -こうせつ・パンダ・正やん- LP GW-4006
1992年4月23日 CD CRCP-28049
1994年11月5日 CRCP-102 CD選書
2007年5月4日 CRCP-20394
2013年5月8日 Ble-spec CD2 CRCP-20484 2013年デジタルリマスター盤
紙ジャケット仕様
日本クラウン / PANAM
かぐや姫 名義
2nd 1974年9月15日 かぐや姫LIVE LP GW-4009 1位
1993年9月6日 CD CRCP-30038
1994年11月5日 CRCP-105 CD選書
2007年5月9日 CRCP-20397
2013年5月8日 Ble-spec CD2 CRCP-20487 2013年デジタルリマスター盤
紙ジャケット仕様
3rd 1985年 the KAGUYAHIME “LIVE”forever LP+EP GWX-175/6
1985年4月21日 CD ZL-3
1991年2月21日 CRCP-28039
1995年12月6日 CRCP-154/5 CD選書
4th 1996年9月11日 かぐや姫“LIVE”大全集 〜あの楽しかった日々を思い出して下さい〜 CD CRCP-50009/12
5th 2000年11月22日 ベスト・ドリーミン コンサート CD CRCP-28133

ベスト・アルバム編集

発売日 アルバム 規格 規格品番 備考 オリコン
最高位
日本クラウン / PANAM
かぐや姫 名義
1st 1975年3月5日 かぐや姫フォーエバー LP GWX-37/8 1位
1990年8月21日 CD CRCP-28019/20
1993年3月21日 CRCP-38001/2
1995年12月6日 CRCP-152/3 CD選書
2010年8月4日 CRCP-20454/5
1989年10月4日 the KAGUYAHIME forever Vol.1 ZL-5001
the KAGUYAHIME forever Vol.2 ZL-5002
2nd 1986年9月25日 ALL SONGS 2 CD ZL-2019/20
3rd 1987年12月16日 17SONGS CD ZL-94
4th 1988年10月21日 かぐや姫全曲集 CD ZL-114
1994年11月21日 CD CRCP-28092
1995年10月21日 CD CRTP-28098
5th 1998年3月4日 スーパーセレクト かぐや姫 ベスト35 CD CRCP-28112/3
6th 1998年9月23日 ベスト・ヒット16 〜神田川・妹〜 CD CRCP-28124
7th 2000年1月1日 Best Dreamin' CD CRCP-28128/9 49位
2010年12月8日 Blu-spec CD CRCP-20457/8 2010年デジタルリマスター盤
8th 2003年5月1日 かぐや姫 ベスト12 CD CRCP-20316
11th 2008年1月16日 かぐや姫ベスト CD CRCP-20420
12th 2017年12月6日 かぐや姫 シングル・コレクション UHQCD CRCP-20550 274位

タイアップ曲編集

楽曲 タイアップ 収録作品 時期
22才の別れ 日本テレビ系ドラマ『昨日、悲別で』主題歌[2] シングル「22才の別れ 1984年
神田川 TaKaRa「純 レジェンド」CMソング[3] シングル「神田川 1994年
テレビ東京系アニメ『銀魂'』第219話・第220話挿入歌 2011年
青春の傷み テレビ朝日系ドラマ『熱血!周作がゆく』主題歌[4] シングル「青春の傷み 2000年
青春 キリンビバレッジ氷らせ生茶』CMソング シングル「青春 2003年

かぐや姫解散コンサートで録音された声編集

 
かぐや姫解散コンサートが行われた東京神田共立講堂

前日談 南こうせつが司会を務めていたラジオ番組に、難病にかかったファンの女の子からの葉書がきて、「コンサートに行く前に自分は死んでいるだろう」という内容のもので南こうせつは涙ながらに励ましたという。後日その子の友達という人から葉書が来て、死が告げられたという。

1975年4月12日東京神田共立講堂で行われた解散コンサートを録音した音源に「わたしにもきかせて」という声が入ったということが、別のラジオ番組での放送でコンサートの音源を流したことで噂された。また、その声を逆回転して再生すると「わたしもそこにいきたかった」と聞こえることで、難病にかかったファンの女の子と照らし合わされ話題になった。しかし『奇跡体験!アンビリバボー』で、前日談での女の子の話は嘘情報ということを取り上げられた。そしてその声は、ラジオでの葉書をモチーフにした悪戯とみなされている[要出典]。現在はコラムニスト竹内義和がマスターを所有。

稲川淳二の怪談ライブDVD『生き人形』で、南こうせつがこのテープを聴いた時の様子が語られている。

脚注編集

  1. ^ 南こうせつ インタビュー
  2. ^ 昨日、悲別で”. テレビドラマデータベース. 2019年9月24日閲覧。
  3. ^ 神田川”. ORICON NEWS. oricon ME. 2019年9月24日閲覧。
  4. ^ 熱血!周作がゆく”. テレビドラマデータベース. 2019年9月24日閲覧。

外部リンク編集