がん診療連携拠点病院

がん診療連携拠点病院(がんしんりょうれんけいきょてんびょういん)は、がん対策基本法に基づいて、質の高いがん医療の全国的な均てん化を図ることを目的に整備された病院である[1]

分類編集

がん診療連携拠点病院は、既存の病院の中から都道府県知事が推薦し、厚生労働省が認可する形で指定され、その指定要件別に以下の4種類に分けられる。

1. 独立行政法人国立がん研究センター中央病院及び東病院
特に、他のがん診療連携拠点病院への支援、並びに専門的医師等の育成等の役割を担うこととされている。
2. 地域がん診療連携拠点病院
診療体制、研修体制、情報提供体制の3項目について指定要件が盛り込まれている。各都道府県において、2次医療圏に1カ所程度を目安に整備するとされている。
2'. 特定機能病院としてのがん診療連携拠点病院
2の指定要件に加えて、腫瘍センター等の設置や他のがん診療連携拠点病院への医師の派遣に関する要件が追加されている。
3. 都道府県がん診療連携拠点病院
2の指定要件に加えて、がんを専門とする医療従事者への研修の実施や都道府県がん診療連携協議会の設置などに関する要件が追加されている。各都道府県に概ね1箇所整備するとされている。
4. 特定領域がん診療連携拠点病院
特定のがん種において、当該都道府県内で非常に多くの症例を担当しており、拠点病院的な役割を担っているとして都道府県が推薦し厚生労働省が指定した病院。

また、二次医療圏内にがん診療連携拠点病院が存在しないために、隣接する二次医療圏とグループを組んで地域のがん診療を担う病院として都道府県が推薦し厚生労働大臣が指定した地域がん診療病院がある。上記のがん診療連携拠点病院と併せて、「がん診療連携拠点病院等」として一括して扱われることが多い。

がん診療連携拠点病院指定病院一覧編集

がん診療連携拠点病院に指定された病院の一覧[2]

  • 太字は都道府県がん診療連携拠点病院。
  • 特定領域がん診療連携拠点病院(鹿児島県の1機関)を含む。

北海道編集

東北地方編集

青森県編集

岩手県編集

宮城県編集

秋田県編集

山形県編集

福島県編集

関東地方編集

茨城県編集

栃木県編集

群馬県編集

埼玉県編集

千葉県編集

東京都編集

神奈川県編集

中部地方編集

新潟県編集

富山県編集

石川県編集

福井県編集

山梨県編集

長野県編集

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三重県編集

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長崎県編集

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大分県編集

宮崎県編集

鹿児島県編集

沖縄県編集

地域がん診療病院指定病院一覧編集

地域がん診療病院に指定された病院の一覧[3]

北海道編集

東北地方編集

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秋田県編集

宮城県編集

関東地方編集

茨城県編集

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福岡県編集

鹿児島県編集

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関連項目編集

脚注編集

出典編集

  1. ^ がん診療連携拠点病院の整備について”. 厚生労働省健康局長 (2008年3月1日). 2018年3月14日閲覧。
  2. ^ がん診療連携拠点病院等の一覧表(令和4年4月1日現在) (PDF)
  3. ^ がん診療連携拠点病院等一覧表(令和2年4月1日現在)”. 厚生労働省. 2020年7月24日閲覧。

外部リンク編集