ぎふ木遊館
ぎふ木遊館(ぎふもくゆうかん)は、岐阜県岐阜市にある岐阜県の木育に関する施設。
ぎふ木遊館 | |
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情報 | |
設計者 | 株式会社デザインボックス |
施工 | 内藤・八創特定建設工事共同企業体 |
構造形式 | 木造 |
敷地面積 | 4,754.7 m² |
建築面積 | 971.3 m² |
延床面積 | 836.0 m² |
階数 | 1階 |
開館開所 | 2020年(令和4年) |
所在地 |
〒502-0841 岐阜県岐阜市学園町2丁目33 |
概要 編集
- 岐阜県独自の木育「ぎふ木育」を推進するため、岐阜県の木を核とした「遊び」「学び」「交流・連携」「創造」「発信」の拠点である。名誉館長は竹下景子。
- 当初は2020年(令和2年)4月に開館予定であったが、新型コロナウィルス感染症による緊急事態宣言により開館を延期。同年7月17日に開館した。
- 建物は木造平屋建(延床面積836.0㎡)であり、カラマツ、ヒノキ、スギ、クリ、ナラなどの木材を使用している。使用木材のうち98%は岐阜県産である。
- 建物内の遊び場として木育ひろば、赤ちゃんひろばがある。木育ひろばには9種類の木製の大型遊具、岐阜県出身及び岐阜県立森林文化アカデミー卒業者などの作家が県産材で製作した100種類以上の木製おもちゃがあり、自由に遊ぶことが可能である。
- 2021年(令和3年)3月現在、新型コロナウィルス感染症拡大防止対策として、当面の間、入館者数や入館方法を制限している(ホームページからの事前予約が必要)。
- 当初は岐阜市宇佐の岐阜県美術館や岐阜県図書館を含めた文化エリアの整備構想の一環として、ぎふ森の恵みのおもちゃ美術館(仮称)(2018年に木のふれあい館(仮称)に変更)として、岐阜県図書館の隣の岐阜県福祉友愛プール跡地に整備され、2019年(平成31年)開館の予定であった。しかし県福祉友愛プール跡地の地下から大量の埋設物(産業廃棄物)が見つかったため、建設地を岐阜市学園町に変更している[1]。当初の予定地は岐阜県図書館地上駐車場として整備された[2]。
- 特定非営利活動法人キッズデザイン協議会により、2021年度(第15回)キッズデザイン賞(子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門)を受賞している [3]。
- サテライト施設を中津川市付知町の道の駅花街道付知内に、2024年春頃に開設予定である [4]。また、高山市の飛騨高山・森のエコハウスを改修し、2024年の12月に2番目のサテライト施設を開設予定である[5]。
施設 編集
- 木育ひろば
- 赤ちゃんひろば
- 木工室
- ひといき広場
- 木育ショップ
利用案内 編集
- 開館時間
- 木育ひろば :10:00~11:30 13:00~14:30 15:00~16:30
- 木育ショップ :10:00〜17:00
- 休館日 :毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
- 入館料 :大人300円。高校生以下無料。
所在地 編集
- 岐阜県岐阜市学園町2丁目33
交通機関 編集
ぎふ清流福祉エリア 編集
岐阜県は鷺山、早田地区周辺を「ぎふ清流福祉エリア」と名付け、福祉、医療、教育、文化芸術、スポーツ及び就労支援が一体となった県の障がい者支援の拠点として施設の整備を行った。以下の10施設が該当する[6]。
- 岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター
- 岐阜県立岐阜希望が丘特別支援学校
- 岐阜県障がい者総合相談センター
- 岐阜県福祉友愛アリーナ
- 岐阜県福祉友愛プール
- 中央子ども相談センター
- 岐阜県福祉事業団清流園
- ぎふ清流文化プラザ
- 岐阜県障がい者総合就労支援センター
- ぎふ木遊館
脚注 編集
- ^ 木のふれあい館岐阜市学園町に変更。予定地廃棄物で。開館20年度に(毎日新聞)2018年2月20日記事
- ^ 岐阜県図書館・美術館新駐車場のオープンについて(岐阜県図書館)2019年10月29日
- ^ “ぎふ木遊館(第15回キッズデザイン賞)”. 特定非営利活動法人キッズデザイン協議会. 2023年8月26日閲覧。
- ^ “「ぎふ木遊館」初のサテライト施設として中津川市の提案を事業決定” (PDF). 岐阜県. 2023年8月26日閲覧。
- ^ 「飛騨高山木遊館」来年12月開館目指す。高山市、飛騨産木材使い「木育ひろば」整備 (岐阜新聞)2023年8月26日記事
- ^ 障がい者の暮らしをさまざまな面から支える「ぎふ清流福祉エリア」