クイーンコーラル2は、照国郵船が運航していたフェリー。後に関西汽船でも運航された。

クイーンコーラル2
関西汽船「くいーんふらわあ2」(1986年)
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 照国郵船
来島どっく
来島興産
関西汽船
運用者 照国郵船
関西汽船
建造所 林兼造船長崎工場
母港  鹿児島
大阪
信号符字  JRHI
IMO番号 7401966
改名 クイーンコーラル2
くいーんふらわあ2
Saint Francis of Assisi
経歴
起工 1974年
進水 1974年12月
竣工 1975年
就航 1975年4月
要目
総トン数 6,815 トン
全長 140.1 m
18.5 m
深さ 7.0 m
機関方式 ディーゼル
主機関 三菱V6V 2基
推進器  可変ピッチプロペラ 2軸
最大出力 24,000馬力
定格出力 21,600馬力
航海速力 23.5ノット
旅客定員 1094名
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概要 編集

照国郵船のフェリー第二船として林兼造船長崎工場で建造され、1975年4月に就航した。

ニュークイーンコーラルの就航により引退、来島どっくに売却された。

1983年6月、関西汽船に傭船され、ゆふ丸の代船として別府航路に就航した。 1984年1月にくいーんふらわあ2に改名した。 1988年来島興産に移籍。 1990年11月、さんふらわあさんふらわあ2くるしま7フェリーくろしおとともに22億5千万円で来島興産から関西汽船に売却された。 1995年2月、別府航路の減便により引退した。

その後、海外売船され、フィリピンスーパーフェリー英語版Saint Francis of Assisiとして就航したが、1999年に廃船になった。

航路 編集

照国郵船

関西汽船

設計 編集

クイーンコーラル (初代)の拡大型であり、同様な豪華フェリーのコンセプトで建造された。クイーンコーラルと同様に冷蔵貨物倉を有していた他、こちらは当初より左舷側に大型サイドランプを有し、少数ながらトラックの積載が可能であったものの、やはり貨物輸送能力はごく限られており、航路事情にはそぐわない不経済船となった。クイーンコーラルと同様に、後に甲板上に12ftコンテナの積載能力を付与する改装を受けた。

脚注 編集