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くさび)とは、堅い木材や金属で作られたV字形または三角形道具

一端を厚く、もう一端に向かってだんだん薄くなるように作られている。隙間に打ち込むための形状である。その用途として、

  1. 隙間を広げて物を割る
  2. 物と物とが離れないように周囲から圧迫する

というまったく逆のような目的がある。 また、奄美大島などで使われている チヂンという太鼓には外周に多数のくさびを配してあり、くさびを叩くことで皮に結ばれた紐が引かれて締まり、皮を強く張り、音が高くなるようになっている。

修辞技法としては、割る意味で用いられることが多く、例えば、仲の良い両者の関係を悪くするような場合に「二人の間にくさびを打ち込む」などと使われる。しかし、くさびを打つことには接合を強固にするという目的もあり、この意味で用いられている場合は正反対のことになる。

歴史編集

くさびは9000年以上前から利用されており、その起源はわかっていない。古代エジプトの石切場では、建築用の岩の塊を割るために青銅のくさびが用いられた。濡れると膨張するのくさびも同様に用いられた。アメリカ州の先住民族の中には、のくさびで木を割り、カヌーや家などさまざまなものを作るのに用いる部族もいた。

くさび形編集

三角形の形状の表現として、くさび形・ウェッジシェイプとして用いられる。靴底の一種としてウェッジソール(ウェッジヒール)などがある。

関連項目編集