さいたまトリエンナーレ

さいたまトリエンナーレは、埼玉県さいたま市で開催されるトリエンナーレ形式のアートイベント。同市・埼玉県・関係機関で組織する実行委員会により主催される。通称は「さいトリ」。2016年に第一回が開催された。開催本部は浦和区。文化芸術都市としてのさいたま市を創造する中核的な取り組みの一環となっている[1]

概要 編集

埼玉県、さいたま市及び関係機関・団体等で組織する「さいたまトリエンナーレ実行委員会」(会長:さいたま市長、顧問:埼玉県知事)によって開催される。 「さいたま文化」の創造配信、人材の育成、「まち」の活性化を目的としている[2]。市内3か所を中心に、世界各地で行われているビエンナーレトリエンナーレといった国際芸術祭同様、アートプロジェクトを数十件開催している。 市内には浦和市時代から文教都市浦和画家など文化芸術にゆかりの深い地区があり、埼玉県立近代美術館うらわ美術館彩の国さいたま芸術劇場が立地するなど、文化芸術への関心も高かったことが開催の背景になっている。

次回は2020年3月に「さいたま国際芸術祭」として、旧さいたま市立大宮図書館館舎など大宮駅周辺を中心会場として開催される予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となった。

開催場所 編集

市内3地区(浦和・与野と大宮・岩槻)で開催されている。また2015年からは各種プレイベントが開催される。

沿革 編集

  • 2014年(平成26年)3月 - (仮称)さいたまトリエンナーレ基本構想の策定。
  • 2014年(平成26年)6月2日 - さいたまトリエンナーレ準備委員会の設立。
  • 2014年(平成26年)7月1日 - トリエンナーレの事業企画を監督する「ディレクター」に、芹沢高志が選任。
  • 2015年(平成27年)3月35日 - 東京都新宿区国際交流基金JFICホールにて清水勇人市長が開催計画発表会を行う。
  • 2015年(平成27年)7月20日 - トリエンナーレをはじめとする文化芸術に係る情報発信拠点「さいたまアートステーション」を浦和区に設置。
  • 2015年(平成27年)8月11日~8月30日 - プレイベントとして「種は船プロジェクトinさいたま」が開催。
  • 2016年(平成28年)8月10日 - 公式イメージキャラクターとして「さいたマムアン」を制作。
  • 2016年(平成28年)9月24日~12月11日 - 開催。
  • 2017年(平成29年)6月14日~ - 出展作品の一部を「レガシー作品」として市内で再展示。

吉田一郎による反対活動 編集

さいたま市議会議員吉田一郎は2016年11月4日の市議会討論でさいたまトリエンナーレを「バカ殿まつり」と批判し[3]、実際に莫大な予算を縮小させた。

外部リンク 編集

脚注 編集