さくら(SAKURA)は、日本たばこ産業(JT)から製造・販売されていた日本のたばこの銘柄の一つ。

概要 編集

販売開始は2005年2月1日で、マイルドセブン・スーパーライト・エコスタイルセブンスター・レボ・ライト・メンソール ボックスフロンティア・ネオ・ボックスルーシア・シトラスフレッシュ・メンソール・ワンとの6銘柄同時発売の一つであり、鹿児島県宮崎県限定販売であった。

この旧さくらは2006年1月以降販売中止となった。

その後、2006年10月2日(JT銘柄同時5銘柄地域限定販売開始)より、「D-spec版さくら」が神奈川県限定で販売開始となった。

コンセプトは、チェリーに着想を得て、日本的要素を昇華させた本格シガレットというものである。 旧さくらは、当時の社長である本田勝彦が開発に関わっていた。[1]新さくらは、旧さくらからタール値を下げ、D-specを導入するなど、より現代的な商品にしたが、パッケージデザインや基本要素はそのまま引き継がれている。

この新さくらは2011年1月をもって販売中止となった。

なお、第二次世界大戦期に『チェリー』の名称が敵性語にあたるとして漢字表記の『櫻』に改称して発売されていた時期がある。その後、1944年に資材不足のため廃止され[1]、これを以って初代『チェリー』が廃止されたものと認識されている。

製品一覧 編集

販売終了製品 編集

製品名 価格 本数 発売年月日 廃止年月 タール ニコチン 販売地域 備考
さくら 300円 20本 2005年2月1日 2006年1月 10mg 0.8mg 宮崎県・鹿児島県 ノンチャコールフィルター
さくら 470円 20本 2006年10月2日 2011年1月 7mg 0.6mg 神奈川県 D-spec製品

脚注 編集

  1. ^ 手巻き用「のぞみ」両切り「朝日」発売(昭和19年10月9日 朝日新聞『昭和ニュース辞典第8巻 昭和17年/昭和20年』p577 毎日コミュニケーションズ刊 1994年

外部リンク 編集