さるしばい』(Saru Shibai)は、1998年4月から9月まで、毎週金曜日深夜26:20から26:50にフジテレビで放送されていた深夜ドラマである。主演はジョビジョバ

さるしばい
ジャンル テレビドラマ
シチュエーションコメディ
脚本 松井洋介
福原フトシ
宮藤官九郎
黒川麻衣、他
監督 徳光芳文
伊藤征章
小池伊織
出演者 ジョビジョバ
オープニング THE THRILL
『ジョビジョバのテーマ』
言語 日本語
製作
プロデューサー 小須田和彦(フジテレビ)
製作 フジテレビ
放送
放送局フジテレビ
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1998年4月18日 - 9月26日
放送時間土曜(金曜深夜) 2:20 - 2:50
放送分30分
回数24
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概要 編集

ジョビジョバのメンバーが扮する、菅沼アクションクラブ所属に集うアクション俳優の卵5人と会社員1人によるシチュエーション・コメディ[1]。菅沼アクションクラブは終盤で閉鎖され、その後の彼らの動向までを描いている。

フジテレビで深夜にシチューエション・コメディが放送されるのは『子供、ほしいね』(1990年)以来であった。ジョビジョバは当番組がテレビ番組初レギュラーとなる[2]。番組オープニングでは番組タイトル表示のあと「Presented By JOVIJOVA」と記述されていたが、主導権はあくまでテレビ制作スタッフ側が握り、テレビにおけるジョビジョバを模索した番組だったと、後年マギーは振り返っている[2]

後番組は『ロクタロー』。

登場人物 編集

人物名は幕末から明治時代の政治家、文化人の苗字、名前を適当に変えている。ゲストが出演することもある。

山形弘二三(やまがた・ひろふみ)
演 - 石倉力
6人の中では、一番の演技派であり本格派。たまにつまらないジョークを話す。閉鎖後故郷に帰郷した。
名前の由来は山県有朋伊藤博文
大久保隆史(おおくぼ・たかし)
演 - 木下明水
菅沼アクションクラブ部外者であるはずの会社員。原とは高校生からの付き合いで、ほぼメンバーのように出入りをしている。最終回手前で会社を辞めてしまい、以後は本格的に入り浸る。彼女がいる。
名前の由来は大久保利通原敬
伊藤巴美(いとう・ともみ)
演 - 坂田聡
6人の中の盛り上げ役。かなりのバカ。メンバーからはトミーさん(トミー伊藤)と呼ばれており、「平常心」と書かれたTシャツを着ている。閉鎖後声優を目指す。
名前の由来は伊藤博文と岩倉具視
原有朋(はら・ありとも)
演 - 長谷川朝晴
6人の中で1番顔がよく主役もこなす一番の常識人。その後何も決まらず路頭に迷う。
名前の由来は原敬と山県有朋。
岩倉直也(いわくら・なおや)
演 - マギー
6人の中で最年長。通称「ガンソー」。脚本もこなす。閉鎖後もアクション俳優の夢を捨てきれずJAC(ジャパンあき竹城クラブ)に入所。
名前の由来は岩倉具視と志賀直哉
志賀俊道(しが・としみち)
演 - 六角慎司
6人の中で1番の年下で肩身が狭い。最終回では女役もこなす。立退きが要求された一ヶ月の間に東京ディズニーランドジャングルクルーズキャストに採用が決まる。
名前の由来は、志賀直哉と大久保利通。
カオル
演 - 小嶺麗奈
夏期講習で上京してきた巴美の妹。2話分にゲスト出演。

テーマ曲 編集

出版物 編集

ビデオ 編集

各巻とも、2014年7月16日にDVDとして再版された[3]

  • さるしばい 若草(ポニーキャニオン、2000年7月19日発売)
  • さるしばい 檸檬(ポニーキャニオン、2000年8月2日発売)
  • さるしばい 山吹(ポニーキャニオン、2000年9月6日発売)

スタッフ 編集

脚注 編集

  1. ^ さるしばい”. テレビドラマデータベース. 2021年6月21日閲覧。
  2. ^ a b マギーオフィシャルウェブサイト「独り猿雑記」”. www.magy-hitorisaru.com (2014年7月16日). 2022年8月2日閲覧。
  3. ^ Inc, Natasha (2014年4月26日). “ジョビジョバ再集結ライブ開幕!過去作ともにDVD化決定”. お笑いナタリー. 2022年8月2日閲覧。