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しなのサンライズ・しなのサンセット

しなのサンライズおよびしなのサンセットは、しなの鉄道および東日本旅客鉄道(JR東日本)がしなの鉄道線信越本線で通勤時間帯に運行している快速列車。

しなのサンライズ
しなのサンセット
しなの鉄道115系電車.jpg
しなのサンライズ・サンセット号に使用される115系電車
概要
種類 快速列車
現況 運行中[1]
地域 長野県
運行開始 1998年12月8日
運営者 しなの鉄道
東日本旅客鉄道(JR東日本)
路線
起点 小諸駅
終点 長野駅
営業距離 52.4 km (32.6 mi) (小諸 - 長野間)
使用路線 しなの鉄道:しなの鉄道線
JR東日本:信越本線
車内サービス
クラス 普通車
技術
車両 115系電車(しなの鉄道所属)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 直流1,500V
運行速度 最高100 km/h (62 mph)
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2015年(平成27年)3月13日までは全車自由席(着席保証なし)のホームライナー形式の列車であった[2]が、ダイヤ改正に合わせ通常の快速列車となった。

概要編集

しなのサンライズは小諸駅 - 長野駅間の片道で毎朝1本、しなのサンセットは長野駅 - 上田駅間の片道で平日は夜に2本、土休日は夜に1本が運行されている快速電車である。

しなの鉄道転換以前の1989年3月からL特急あさま用の189系・489系電車及び快速みすず用の165系・169系電車を使用し、朝の下りは軽井沢駅から長野駅間において、夜の上りは長野駅から小諸駅間において運行されていた「モーニングライナー・ホームライナー」を引き継ぐ形で、ダイヤはそのままに車両を全て169系に変更し運行を開始した。JR東日本・信越本線区間(篠ノ井駅 - 長野駅間)も含めすべての区間でしなの鉄道の乗務員が担当している。

その後幾度も運行区間の延長や短縮、使用車両の変更が行われたが、2015年(平成27年)3月14日のダイヤ改正をもって従来のホームライナー形式での運行を終了し、追加料金不要の快速扱いになった。

停車駅編集

両列車とも上田駅 - 長野駅間はノンストップ、しなのサンライズの小諸駅 - 上田駅間は各駅に停車する。 篠ノ井線で運転されている快速列車(おはようライナーを引き継いだ快速8523M[3])と同じく、特急しなのの停車駅である篠ノ井駅を通過する[4]

乗車整理券編集

2015年3月13日までは上田駅 - 長野駅間で乗車する場合は乗車券・回数券または定期券の他に乗車整理券(200円)が必要であった。しかし、2015年3月14日よりこの乗車整理券は廃止となり、乗車券・定期券のみで乗車可能となった[5]。同時に、平日有効の1箇月平日定期券も廃止となった。 乗車整理券は、しなのサンライズでは小諸駅 - 上田駅の各駅の改札と車内で、しなのサンセットでは長野駅発車後に車内で販売されていた。

使用車両編集

現在の使用車両編集

かつての使用車両編集

 
かつて使用されていた189系電車
  • 189系電車
    • しなのサンライズとしなのサンセットの両列車で一時期使用されていた。使用された車両はJR東日本長野総合車両センター所属の6両編成(N101~103編成)。信越本線の篠ノ井駅 - 長野駅間での新しい保安設備の使用開始に伴い、その装置に対応するEB装置の設置を断念し乗り入れが不可能となった169系の代わりとして運用を開始したが、しなのサンセットでは2011年7月から8月にかけての僅かな時期のみの使用であった。しなのサンライズではその後も運用が続けられたが、信越本線長野駅以北の運営移管の前日である2015年3月13日をもって運用を終了した。
  • 169系電車
    • 平日のしなのサンライズのみ9両編成(3両編成×3)で、土休日の同列車及び毎日のしなのサンセットは通常3~6両編成で運行されていたが、2011年7月1日より信越本線篠ノ井駅 - 長野駅間への同車両の入線が新しい保安設備の使用開始に伴う対応装置(EB装置)の搭載を断念し不可能になったため、2011年6月30日限りで当列車での運用を終了した。

沿革編集

  • 1998年(平成10年)12月8日:ダイヤ改正で軽井沢駅発長野駅行きの快速「しなのサンライナー」運行開始。軽井沢駅 - 上田駅間は各駅に停車、上田駅 - 長野駅間はノンストップで運行。車両については平日は169系9両編成、土休日は169系6両編成で運行。
  • 2002年(平成14年)
    • 3月29日大屋駅 – 上田駅間に信濃国分寺駅が開業するが、当列車は通過する。
    • 12月1日 :ダイヤ改正で次のように変更。
      1. 「しなのサンライナー」を「しなのサンライズ」に改称。始発駅が軽井沢駅から小諸駅に変更になり、軽井沢駅 - 小諸駅間での運行がなくなる。小諸駅 - 上田駅間は信濃国分寺駅を除く各駅に停車、上田駅から長野駅まではノンストップで運行。
      2. 夕方に長野発軽井沢行きの快速「しなのサンセット」が運行開始。長野駅から小諸駅までの間の停車駅は上田駅のみで、小諸駅から先は終点・軽井沢駅まで各駅に停車。
  • 2004年(平成16年)3月13日:ダイヤ改正で「しなのサンライズ」が信濃国分寺駅に停車を開始。信濃国分寺駅はホーム有効長が6両分しかないため、平日の9両編成での運行時は小諸駅 – 信濃国分寺駅間で後寄り3両のドアが締切扱いとなる。
  • 2005年(平成17年)12月10日:ダイヤ改正で「しなのサンセット」が平日のみ19時台に1本増発。長野駅発18時台が2号、同駅発19時台が4号となる。また2号と4号ともに終点が上田駅となり、上田駅 - 軽井沢駅間の運行はなくなったが、上田駅でそれぞれ各駅停車(普通列車)の軽井沢行きと小諸行きに接続。
  • 2011年(平成23年)
    • 7月1日:169系がJR区間(篠ノ井駅 - 長野駅間)での新しい保安設備に対応する装置(EB装置)の搭載を見送り、同区間に乗り入れできなくなったことにより「しなのサンライズ」「しなのサンセット」の使用車両がJR東日本の189系に変更される。
    • 8月1日:「しなのサンセット」の使用車両が115系に変更される。
  • 2015年(平成27年)3月14日:「しなのサンライズ」の使用車両が115系に変更される。また「しなのサンセット」とともに乗車整理券・1箇月平日定期券が廃止となり、乗車券・定期券のみで乗車出来るようになる[5]

今後の計画編集

2018年(平成30年)3月28日にしなの鉄道取締役会で了承された「第四次中期経営計画」では、老朽化が進む115系について国や県・沿線市町からの補助金・借入金[注釈 1]により、2019年度から2027年3月期にかけ順次、ほぼ全車を更新するとした[6][7]

この新型車両の一部編成は、平日のライナー列車や休日の観光列車への充当を念頭とした設計とする構想としており[8][6]、2020年をめどに新型車両による有料ライナー列車の運転を再開するとしている[7]

注釈編集

  1. ^ しなの鉄道と国が3分の1ずつ、県と沿線市町が6分の1ずつ。

脚注編集

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  1. ^ JR時刻表交通新聞社2016年4月号
  2. ^ 大塚良治『「通勤ライナー」はなぜ乗客にも鉄道会社にも得なのか』東京堂出版、2013年12月、34-35頁。
  3. ^ JR東日本長野支社 ポケットJR時刻表 2019春号 3月16日ダイヤ改正列車掲載 第69項
  4. ^ JR東日本長野支社 ポケットJR時刻表 2019春号 3月16日ダイヤ改正列車掲載 第45項
  5. ^ a b 「しなのサンライズ」・「しなのサンセット」快速乗車整理券(200円)廃止のご案内 (PDF) - しなの鉄道株式会社(2015年3月9日閲覧)
  6. ^ a b “しなの鉄道、5年で設備投資103億円 車両更新など”. 日本経済新聞電子版. (2018年3月28日). オリジナルの2018年3月30日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180330112654/https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2869870028032018L31000/ 2018年3月30日閲覧。 
  7. ^ a b “しな鉄が中期経営計画 運輸以外の収益増へ”. 信毎web (信濃毎日新聞社). (2018年3月29日). オリジナルの2018年3月30日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180330114405/http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20180329/KT180328ATI090009000.php 2018年3月30日閲覧。 
  8. ^ “しなの鉄道、初の新型車両 旧国鉄115系を19年秋にも置き換え”. Sankei Biz. 共同通信社 (産経新聞社). (2018年1月23日). オリジナルの2018年1月23日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180123102514/https://www.sankeibiz.jp/business/news/180123/bsd1801230500005-n1.htm 

関連項目編集

外部リンク編集