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すじこん

すじこん(鉄板焼)
ぼっかけうどん

すじこんとは、牛スジ肉コンニャクを甘辛く煮込んだもの。

神戸市長田区周辺では、『すじ』『すじこん』と呼ばれ、単に『すじ』と呼ぶことが多い。

対外的には、ぼっかけの名称がメジャーになっているが、元々「うどんやそばなど『汁物』に牛すじが載った場合のみ『ぼっかけ』と呼ぶ店が多かった」。ぼっかけは「牛すじを“ぶっかける”という意味がなまったもの」[1]である。

ぼっかけの名称がメジャーになった経緯は、阪神・淡路大震災で大きな被害があった長田区で盛り上げようと、2002年にぼっかけをテーマに食のイベントが開かれ、当時B級グルメブームが到来していたことに着目。『すじ』『すじこん』ではなく、インパクトの強い『ぼっかけ』という言葉を使い、まちの目玉商品に据えようと企画した。地元食品会社とレトルトぼっかけを共同製作、ぼっかけメニューを提供する店を記した地図を作成したりして、まち起こしに乗り出し、メディアが取り上げた[2]結果、ぼっかけが一般化したと考えられる。

概要編集

牛肉を常食する近畿地方において、安価なすじ肉とこんにゃくを利用した庶民的な惣菜として明治時代から食べられてきた。神戸では屠場が長田区にでき、廃棄することも多かったすじ肉をおいしく食べる方法として考案[3]された。牛すじとこんにゃくを煮込んだ料理には『どて焼き』もあるが、味噌煮であるどて焼きに対し、すじこんはうすくち醤油を味付けの主体としている。そのまま食べることは少なく、具やトッピングに利用されるため、店舗・家庭ともに濃い味付けをすることは少ない。数日程度は、冷蔵庫で日持ちする。

製法は、柔らかくなるまで下茹でした牛スジ肉とこんにゃくを一口大に切り揃え、醤油や砂糖みりんなどで味が染みるまで煮る。下茹で時間を短縮するため圧力鍋を使用する場合もある。長田区では、お好み焼きそば焼き・そばめし、うどんの具が主な利用法で、刻んだ青ネギを添えておかず酒肴とすることもある。

なお、「すじこん」及び「すじコン」は、兵庫県西宮市にある鉄板焼き屋の経営者が商標登録している[4]が、料理そのものの由来や起源とは無関係である。

関連項目編集

脚注編集

  1. ^ 神戸新聞NEXT|神戸|長田名物・ぼっかけ、ルーツはどこに? 地元では別名も” (日本語). www.kobe-np.co.jp. 2018年11月13日閲覧。
  2. ^ 神戸新聞NEXT|神戸|長田名物・ぼっかけ、ルーツはどこに? 地元では別名も” (日本語). www.kobe-np.co.jp. 2018年11月13日閲覧。
  3. ^ 神戸新聞NEXT|神戸|長田名物・ぼっかけ、ルーツはどこに? 地元では別名も” (日本語). www.kobe-np.co.jp. 2018年11月13日閲覧。
  4. ^ 商標出願・登録情報 (2016年12月5日閲覧)