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ですかは、高知県内の路面電車バス等で使用できるストアードフェアシステムカードの名称、および同カードの運営を行う会社(株式会社ですか)。

株式会社ですか
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
781-8010
高知県高知市桟橋通四丁目12番7号
設立 2008年7月16日
業種 サービス業
法人番号 1490001004157
事業内容 ICカードサービスによるサービス全般 ほか
代表者 代表取締役社長 片岡 万知雄
資本金 1000万円
純利益 68万7000円(2019年03月31日時点)[1]
純資産 2364万5000円(2019年03月31日時点)[1]
総資産 1億9641万2000円(2019年03月31日時点)[1]
主要株主 とさでん交通
外部リンク http://www.desuca.co.jp/
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概要編集

2009年1月25日からサービスを開始した。2008年9月23日に開催された、イベント「交通安全ひろば」(四国統一公共交通利用促進イベントと同時開催)の体験イベントで、市民に初めてお披露目された。カードの名前の由来は、電車の「」、バスの「」、カードの「」と言うことで、電車でもバスでも利用できるカード、と言うことを意味している。また、本カードの導入については、環境省の『省CO2型都市づくりのための面的対策推進事業』による採択事業の一環となっている。WEBやパンフレット等に出てくるキャラクターは公募で「ですかちゃん」と命名された。

なお、「ですか」発行に伴い紙の回数券は、導入前日の2009年1月24日をもって販売を終了した。ただし、発行済の紙回数券は無期限で使用できるが、土佐電気鉄道(当時)の電車・バス - 高知県交通バス(当時)との回数券による共通乗車制度については2009年12月31日をもって終了となった[2]。さらに土電の市内線で定期運転されていた外国の電車は全てですか非対応のため、ですか導入と同時に定期運用が消滅した。また、これに併せて土佐電気鉄道が高齢者向けに発行している「よさこいいきいきフリーパス」は利用者低迷により廃止された(ただし有効期限までの間は利用が可能)。

日本のICカード乗車券では珍しくインターネットでも購入が可能。

利用可能エリア編集

  • 高速バスについては、とさでん交通が共同運行する高速バスの乗車券を、一部窓口にてSF機能によるチャージ額から差し引きによる支払いで購入可能(高速バス車内での精算は不可)。また、電車・バス乗車時に1枚のカードで複数人の運賃の支払い、複数枚のカード残額を合算しての支払い、カード残額と現金を組み合わせての支払いはできない。

沿革編集

  • 2002年2月25日 - JR四国と私鉄3社で使用できる共通のICカードを2014年を目処に導入することで合意。
  • 2008年(平成20年)7月16日 - 土佐電気鉄道と高知県交通が株式会社ですかを設立。[4]
  • 2009年(平成21年)
    • 1月7日 - ですかの発売開始(開始時点では、はりまや橋サービスセンターのみの販売)。
    • 1月11日 - オープニング記念カードを限定1,800枚にて販売[5]
    • 1月25日 - 導入。
    • 8月7日 - マスコットキャラクター「ですかちゃん」命名記念カードを限定1,800枚発売。
    • 12月26日 - 記念カード第3弾として坂本龍馬の写真と龍馬が表書きで使用した「坂本龍」の文字が描かれ、めぐりんカード機能を付与した「龍馬カード」を発売。
  • 2011年(平成23年)
    • 10月1日 - 高知東部交通で利用開始。
  • 2016年(平成28年)
    • 5月10日 - 高知高陵交通、高知駅前観光、ジェイアール四国バス大栃線で利用開始。
    • 5月24日 - 高知西南交通(一部路線を除く)で利用開始。
    • 8月31日 - 流通枚数が10万枚を突破[6]
  • 2017年(平成29年)4月1日 - 高知西南交通のうち未対応だった大月町エリア・大井川エリア・中村まちバス、四万十交通で利用開始。

カード券種編集

「ですか」には、無記名式(大人用カードのみ)・記名式の2種類あり、記名式には定期券機能も付加できるようになっている。また、年齢別に3つのタイプがラインナップされている。

  • 大人用カード(大人障害者・介護用カードでは、発行日から1年が有効期間)
  • 小児用カード(発行できるのは小学生で、12歳の4月1日までが有効期間)
  • ナイスエイジ(65歳以上の人が利用可能)

※無記名式及び記名式(定期券機能付きを除く)「ですか」の発売額は2000円(うちデポジット500円)で、払い戻し時には200円の手数料が必要。当初残高が0円で返却すると他社のICカードではデポジットの500円が払い戻されるが、「ですか」はデポジットから200円を差し引いた300円が払い戻されたが、現在は残高0円で返却する場合の手数料が不要なった。

ですかポイント編集

「ですか」のSF機能による1ヶ月毎の利用額に応じて「ですかポイント」(1ポイント/1円相当として換算)が5%(ナイスエイジでは10%)を貯めることができ、翌月5日にはポイントが確定され、貯めたポイントが最低1,000ポイント単位で「ですか」へのチャージが可能となる(ただし有効期限は、月ごとのポイント蓄積の末日から2年間有効となり、それを過ぎると失効となる)。

割引サービス編集

  • ノーマイカーデイ(県民交通安全の日である毎月20日<土曜・日曜・祝祭日に当たる場合は翌平日>) - SFによる利用が、運賃10%割引で利用できる。
  • パスポートサービス(土曜・日曜・祝祭日・年末年始期間) - 例えば、小児用カード(こちらではパスポート機能が標準装備されている)では電車・バス全線利用で、小児運賃が更に半額で利用できる。
  • オート1dayサービス - バスの市内均一区間において、大人500円で一日乗り放題[7]となる。

共通利用の可能性編集

土佐電気鉄道とJR四国高松琴平電気鉄道伊予鉄道の4社は、2002年2月に2014年を目処に共通利用できるカード乗車券の導入で合意していた[8]。ですかのサービス開始により、JRを除く3社はICカード乗車券の導入を完了したが、JR四国は2010年時点でも投資効果などから当面ICカード乗車券の導入予定はないと自社ウェブサイトに記載していた[9]。2010年に就任したJR四国の泉雅文社長は、就任決定時の記者会見で将来的なICカード乗車券の導入を進める考えを示し、「4- 5年程度でセットしないといけない」と述べたが、共通カード構想については言及しなかった[10]。その後、2012年7月30日にJR四国はJR西日本とともに、2014年春以降、予讃線の一部と瀬戸大橋線へICOCAを導入する予定であると発表し[11]、2014年3月より香川県内で運用が開始された。また、独自のICカードは導入しない予定である[12]。JR四国のICOCA導入発表後に、四国の他のICカード乗車券との相互利用についての見解は後述のIruCaを除いて表明されていない。このため、共通利用が実現するかどうかは不透明な情勢となっている。なお、IruCa(およびICOCA)が日本鉄道サイバネティクス協議会策定の「サイバネ規格」を採用しているのに対し、ですかやICい〜カードは非サイバネ規格であるため、現在のカードでは短期的な共通化は困難との指摘がある[13]

国土交通省は2015年7月15日に公表した「交通系ICカードの普及・利便性拡大に向けた検討会 とりまとめ」の中で、ですかを含む(相互利用対象外となっている)「地域独自カード」について、全国相互利用可能となっている10カードの「片利用共通接続システム」を構築することで、相互利用可能10カードを独自カード導入交通機関で利用可能にすることを検討するとしている[14]。この方針に沿って、サイバネ規格のIruCaについては、2018年3月3日より「片乗り入れ」の形で、全国相互利用サービス対象のICカードが琴電の電車路線で利用可能となり[15]、1年後の2019年3月2日からはことでんバスでも同様の利用が可能となった[16]

脚注編集

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  1. ^ a b c 株式会社ですか 第11期決算公告
  2. ^ 高知県交通サイト内「お知らせ」より
  3. ^ 土佐電気鉄道・高知県交通・土佐電ドリームサービスの3社が2014年10月1日に事業統合して発足した会社
  4. ^ 高知新聞『来年1月稼動 土電、県交の共通カード「ですか」』[リンク切れ]
  5. ^ 高知大丸・ひろめ広場の2カ所にて(「ICカードですか」オープニング記念カード発売!! Archived 2009年2月28日, at the Wayback Machine. - ですか社サイトより)
  6. ^ 高知の交通ICカード「ですか」10万枚超 全国共通化は困難”. 高知新聞社 (2016年9月17日). 2016年9月20日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2016年9月19日閲覧。
  7. ^ 初回と2回目乗車時は190円(均一区間料金)、3回目120円となり4回目以降0円となる。乗り放題の500円に達した時と乗り放題となった状態の降車リーダーの音は通常と異なる。
  8. ^ 共通カード導入へ JR四国など3社”. 四国新聞社 (2002年2月26日). 2009年8月7日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2010年1月4日閲覧。
  9. ^ JR四国. “各種お問い合わせ(駅の設備について)”. 2011年10月18日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2010年12月20日閲覧。
  10. ^ JR四国社長に泉氏、ICカードや列車高速化、時速200キロめざす。日本経済新聞2010年5月26日(リンクは日経Shopbizへの転載)
  11. ^ JR四国香川県内13駅でのICカード乗車券「ICOCA」導入について Archived 2013年12月21日, at the Wayback Machine. 四国旅客鉄道プレスリリース 2012年7月30日
  12. ^ JR四国、「ICOCA」利用駅を13駅に拡大 ‐ 日本経済新聞、2012年7月30日
  13. ^ 高橋恵一・土井健司・豊嶋以長「地域ICカードの利用実態と市場動向-ガラパゴス化する四国のICカード (PDF, 440 KiB) 」 - 第39回土木計画学研究発表会資料(2009年6月)
  14. ^ 交通系ICカードの普及・利便性拡大に向けた検討会 とりまとめの公表について”. 国土交通省 (2015年7月15日). 2016年1月31日閲覧。
  15. ^ IruCaエリアにおける交通系ICカードのご利用開始日について - 高松琴平電気鉄道・西日本旅客鉄道プレスリリース(2018年1月22日)
  16. ^ 交通系ICカード乗車券の全国相互利用サービスエリア拡大について - ことでんグループ

外部リンク編集