でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード

2021年の映画

でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード』(でっかくなっちゃったあかいこいぬ ぼくはクリフォード、: Clifford the Big Red Dog)は、2021年に公開されたアメリカ合衆国カナダ合作による冒険コメディ映画。監督はウォルト・ベッカー英語版ノーマン・ブリッドウェル英語版による児童書『おおきいあかい クリフォード』シリーズに基づいている。

でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード
Clifford the Big Red Dog
監督 ウォルト・ベッカー英語版
脚本 ジェイ・シェリック
デヴィッド・ロン
ブレイズ・ヘミングウェイ
原案 ジャスティン・マレン
エレン・ラポポート
原作 ノーマン・ブリッドウェル英語版
おおきいあかい クリフォード
製作 ジョーダン・カーナー英語版
イオル・ルッケーゼ
製作総指揮 ブライアン・オリヴァー
ブラッドリー・J・フィッシャー
ヴァレリー・アン
ブライアン・ベル
ケイトリン・フリードマン
デボラ・フォート
リサ・クルニッチ
出演者 ジャック・ホワイトホール
ダービー・キャンプ英語版
トニー・ヘイル
シエンナ・ギロリー
デヴィッド・アラン・グリア
ラッセル・ウォン
ジョン・クリーズ
音楽 ジョン・デブニー
撮影 ピーター・ライオンズ・コリスター英語版
編集 サブリナ・プリスコ
製作会社 パラマウント・ピクチャーズ
エンターテインメント・ワン
ニュー・リパブリック・ピクチャーズ
スコラスティック・エンターテインメント
ザ・カーナー・エンターテインメント・カンパニー
配給 アメリカ合衆国の旗 パラマウント・ピクチャーズ
カナダの旗イギリスの旗 エンターテインメント・ワン
日本の旗 東和ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国の旗 2021年11月10日
日本の旗 2022年1月22日
上映時間 97分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カナダの旗 カナダ
言語 英語
製作費 $64,000,000[1]
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $48,947,356[2]
世界の旗 $107,347,356[2]
日本の旗 2500万円[3]
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ストーリー 編集

家でも学校でもうまくいっていない中学生のエミリー・エリザベス。ある日彼女は魔法の動物の救助者から親友になる運命にある小さな赤い子、クリフォードを与えられるが、ある日クリフォードはニューヨーク市のアパートで巨大化してしまい動物を超大型化したい遺伝学会社から目をつけられる。エミリーとケイシーおじさんは、クリフォードを助ける為にニューヨーク中を走り回るがその途中、クリフォードは周囲の生活に影響を与え、エミリーとケイシーおじさんに愛の真の意味を教え、そして世界に大きなを教える。

登場人物 編集

クリフォード
巨大化するまでに最初はゴミの中で暮らしていた小さな赤い犬。
エミリー・エリザベス
演 - ダービー・キャンプ英語版、日本語吹替 - 花澤香菜[4]
本作の主人公。12歳。遺伝学会社からクリフォードを救わなければならなくなる。
ケイシー・ハワードおじさん
演 - ジャック・ホワイトホール、日本語吹替 - 金丸淳一[4]
エミリーの不器用でありながら性格の良い叔父であり、マギーの弟。
マギー・ハワード
演 - シエンナ・ギロリー、日本語吹替 - 日髙のり子[4]
エミリーの母。
オーウェン・ユー
演 - アイザック・ワン英語版、日本語吹替 - 三森すずこ[4]
エミリーの同級生。高級アパートで暮らしている裕福なアジア系の少年。
Mr.ブリッドウェル
演 - ジョン・クリーズ、日本語吹替 - 緒方賢一[4]
エミリーにクリフォードを与えた魔法の動物の救助者。彼は本作の原作の著者、ノーマン・ブリッドウェルにちなんで名付けらた。
ユーさん
演 - ラッセル・ウォン
オーウェンの父親。
サンチェス
演 - ポール・ロドリゲス英語版
ボデガ英語版の店主。
ラウル
演 - ホレイショ・サンズ英語版
サンチェスのボデガの店員。仕事中に片手を切断して義手に。
ティエラン
演 - トニー・ヘイル、日本語吹替 - 諏訪部順一[4]
突然巨大化したクリフォードに目をつけた遺伝学会社の社長。
獣医
演 - キーナン・トンプソン、日本語吹替 - 真木駿一[4]
ジャーヴィス夫人
演 - ベア・アレン・ブレイン、日本語吹替 - 東内マリ子[4]
遺伝学会社からクリフォードを救うのを助ける弁護士。
パッカード氏
演 - デヴィッド・アラン・グリア、日本語吹替 - 宝亀克寿[4]
エミリーたちが住んでいるアパートの管理人。
マリク
演 - ラッセル・ピーターズ英語版、日本語吹替 - 落合福嗣[4]
ルシール
演 - ロージー・ペレス、日本語吹替 - 犬山イヌコ[4]
動物病院の受付。
ペトラ
演 - シオバン・ファロン、日本語吹替 - 田村千恵[4]
コレット
演 - ジェシカ・キーナン・ウィン英語版、日本語吹替 - 和優希[4]
ティエランの弁護士。

公開 編集

2021年11月10日に劇場公開と同時にParamount+で配信される。本作は当初2021年9月のトロント国際映画祭で初公開され[5]パラマウント映画による9月17日の劇場のみでの公開が予定されていたが[6]、取りやめとなり更にパラマウントはCOVID-19のデルタ株の蔓延によりスケジュールから本作を削除した[7]。なお、本作は当初は2020年11月13日に公開される予定だった。

本作は、2021年8月26日にロサンゼルスで開催されたシネマコンで上映された[8]

作品の評価 編集

Rotten Tomatoesによれば、95件の評論のうち高評価は58%にあたる55件で、平均点は10点満点中5.4点、批評家の一致した見解は「幼い観客なら惹きつけられるかもしれないが、『でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード』は、その古典的な原作ほど魅力的なところにはどこにも近付いていない。」となっている[9]Metacriticによれば、22件の評論のうち、高評価は6件、賛否混在は16件、低評価はなく、平均点は100点満点中55点となっている[10]

出典 編集

  1. ^ Clifford the Big Red Dog” (英語). The Numbers. 2022年9月27日閲覧。
  2. ^ a b Clifford the Big Red Dog” (英語). Box Office Mojo. 2022年9月27日閲覧。
  3. ^ 『キネマ旬報』2023年3月下旬特別号 p.35
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m Dynamite級にでっかくなっちゃう特報解禁!!花澤香菜、三森すずこらワンダフルな日本語吹替版!2022年1月21日(金)日本公開決定!”. 公式ウェブサイト (2021年11月1日). 2021年11月1日閲覧。
  5. ^ Fleming, Mike Jr (2021年7月20日). “Toronto Festival Unveils 'Dear Evan Hansen' As Opening-Night Premiere, Zhang Yimou's 'One Second' As Closer; Check Out First Slated Films” (英語). Deadline. https://deadline.com/2021/07/2021-toronto-film-festival-slate-dear-evan-hansen-1234796440/ 2021年10月25日閲覧。 
  6. ^ D'Alessandro, Anthony (2021年5月28日). “Marvel Movies Move Around In 2023 As Disney Makes Release Date Changes” (英語). Deadline. https://deadline.com/2021/05/marvel-movie-release-date-changes-eyes-of-tammy-faye-disney-theatrical-1234766379/ 2021年10月25日閲覧。 
  7. ^ Pedersen, Erik; D'Alessandro, Anthony (2021年7月30日). “'Clifford The Big Red Dog' Pulled From Paramount Release Schedule Over Delta Concerns; TIFF Slot Vacated – Update” (英語). Deadline. https://deadline.com/2021/07/clifford-the-big-red-dog-release-delayed-paramount-1234807014/ 2021年10月25日閲覧。 
  8. ^ D'Alessandro, Anthony; Tartaglione (2021年8月26日). “‘Clifford The Big Red Dog’ Showing Up At Paramount CinemaCon Presentation” (英語). Deadline. https://deadline.com/2021/08/clifford-the-big-red-dog-cinemacon-screening-1234822581/ 2021年10月25日閲覧。 
  9. ^ "Clifford the Big Red Dog". Rotten Tomatoes (英語). 2022年9月27日閲覧
  10. ^ "Clifford the Big Red Dog" (英語). Metacritic. 2022年9月27日閲覧。

外部リンク 編集