ねえ、ぴよちゃん

ねえ、ぴよちゃん』は、青沼貴子の作品で、2017年平成29年)4月1日から連載開始されている4コマ漫画である[1]


ねえ、ぴよちゃん
ジャンル 4コマ漫画
漫画:ねえ、ぴよちゃん
作者 青沼貴子
出版社 竹書房
掲載誌

北海道新聞
河北新報
新潟日報
東京新聞
中日新聞
中国新聞
徳島新聞
愛媛新聞
西日本新聞

発表期間 2017年4月1日 -
テンプレート - ノート
ポータル 漫画

概要編集

掲載紙は、中日新聞東京新聞北陸中日新聞日刊県民福井北海道新聞西日本新聞ブロック紙3社連合に属する新聞及び河北新報新潟日報神戸新聞中国新聞徳島新聞愛媛新聞

小学3年生の「ぴよちゃん」と人間の言葉がわかる相棒の飼い猫「又吉」を中心に、家族や友人の日常生活を描くコメディー[2]。時代設定は現代としているが、「『サザエさん』のようにほっとできる昭和の4コマ漫画も必要」との思いから昭和的な作風で描くことを心がけている[2]。各地の地方紙で掲載されていることから季節の話題も避けている[2]

登場人物、及び動物編集

主人公編集

花乃 ひよこ(はなの ひよこ)
当漫画の主人公で、通称は「ぴよちゃん」。小学校3年生、名前の由来はひよこ草から[注 1]。何事もポジティブに考え、周囲の人を和ませる。好きな食べ物は餡子。飼い猫又吉をこよなく愛する。そのあまり、遠足に連れて行ったり[4]夏休みの宿題の作品も全て又吉に関するものばかり作成するほどである[5]。歯医者と注射が大の苦手。
モデルは青沼自身の子供たちとしており、その後描いているうちに「都会の子供にはないピュアさがある」「小さい時の自分自身なんじゃないか」との思いから自身の子供時代や母に買ってもらった「ポリアンナ」「赤毛のアン」の主人公のどんなときも楽しさを見つける性格も参考とするようになっている[2]
花乃 又吉(はなの またきち)
もう一人の主人公。花乃家の飼い猫雑種。性別は雄。灰トラ。ひよこが生まれた時から大の仲良し[注 2]。椰子彦の事を毛嫌いしている。理由は、ひよこに取って自分は兄という存在だと思い、本物の兄の椰子彦に対しての嫉妬心からである[6]。一方で、アプローチに失敗して電柱に頭をぶつけた椰子彦を心配そうに見つめるエピソードもある[7]。好きな食べ物は、煮干[8]、鳥のササミ[9]焼き鳥[注 3]刺身[11]。とても賢く、人間の言葉を理解でき、トランプの数字、絵柄も理解できる[12]。又吉の台詞は全て関西弁になっているが、人間には通じておらず、人間にとってはただの猫の鳴き声に聞こえる[13]。一人称は「わし」。他にも、二本足で歩く事も[注 4]、人間用の便器で用を足す事もできる[14]。運動神経も良く、2メートルの高さの塀にジャンプすることができる。しかし、自分の事を人間と思っている節はなく、味覚は完全に猫であり、人間用に濃く味付けされた物が自分の体に悪い事も理解している。基本的には大人しく家族の言う事は聞くが[注 5]、ひよこと同じく注射を苦手としており、動物病院での予防接種の時はダダをこねて、家族を困らせる事もあった[16]
モデルは青沼が約20年前にかつて飼っていたペルシャネコ「ジャック」で、家から出していなかったジャックを「もしジャックが外へ遊びに行ってたら」との思いで想像を膨らませて作画し、アシスタントに任せる色塗りについては縞模様のみ青沼自身が担当している[2]

花乃家の家族親戚編集

家族構成は青沼の函館の実家や東京での自身の家族構成と同じ父母と兄・妹の4人家族となっている[2]

花乃 草太(はなの そうた)
ひよこの父親。サラリーマン。趣味は競馬[17]
花乃 すみれ(はなの すみれ)
ひよこの母。ややぽっちゃりした体型で、食べることが好き。ダイエットをしては失敗している。時々パートをしている。虫が苦手[18][19]
花乃 椰子彦(はなの やしひこ)
ひよこの兄。中学2年生。眼鏡をかけていて、裸眼視力は0.3である[注 6]。反抗期ではあるが、ひよこ同様に又吉の事が好きでアプローチするがほとんど失敗に終わる。2次元アイドルが好きである事を家族にも内緒にしている。好きな食べ物はグラタン[21]。葉介からは「ヤッシー」と呼ばれている。成績は悪い。
花乃 セージ(はなの せーじ)
ひよこの父方の祖父で草太の父。髪型はモヒカン刈り農家で、いつも美味しい野菜を作ってくれる。餡子はこしあん派[22]
花乃 かもみ(はなの かもみ)
ひよこの父方の祖母で草太の母。眼鏡を着用。自分でハーブを育てている。世話焼きな性格で、夫でも頭が上がらない花乃家の偉い人。年齢は70歳。[23]

このまち小学校編集

蘭 ひみこ(らん ひみこ)
ひよこの同級生。一人っ子。髪型は縦ロール[注 7]でリボンをしている。二重まぶた。お金持ちでたくさんの習い事(ピアノバレエ[25]英語[26]をしている。ポールを飼っている[27]。ひよこに対してツンデレ的な態度を取る事も時折ある[28]。その一方、本気で怒ったり[29]呆れたりする事も時折ある[30]ハワイ別荘がある[31]
松崎 博士(まつざき ひろし)
勉強ができて、模試でも上位。ネット検索用のタブレットを手放さない。
竹内 元気(たけうち げんき)
やんちゃな性格。スポーツを得意としている。
梅田 まさる(うめだ まさる)
あだ名は「マーくん」で宮司の孫[32]。おっとりとした性格。柔道を得意としている。
博士・元気・まさるの三人(“松竹梅”トリオ)で校外などでひよことつるんで遊ぶこともある。
蓮田 リコ(はすだ りこ)
ひよこの同級生の女子児童。髪型はポニーテール。
桜川 よし子(さくらがわ よしこ)
ひよこの担任の先生。ジャージを着ている。年齢は30歳前後だが、小柄で子供に間違えられやすいのが悩み。そのため児童たちから「よしこちゃん」と呼ばれる[33]
校長先生
ひよこが通う小学校の校長先生。児童や教員をあたたかく見守っている。

その他の登場人物編集

葉介(ようすけ)
椰子彦の友達。たらこ唇でお世辞にもイケメンとは言えない顔である。視力は1.5である[34]
宮司
ハチが居候している神社の主。まさるの祖父[35][32]
一見、強面の容貌をしてハチを追い払う印象として、周囲に誤解されていたが、実はハチを可愛がっており餌を買い与えたり、冬場には防寒のために宮司の着古したダウンジャケットを贈るが、ハチから毛嫌いされている。
橘さん(たちばなさん)
椰子彦の同級生で女子生徒。椰子彦は好意を寄せているが片思い。又吉の大ファンで、自家製又吉グッズを作ったりしている。

その他の登場動物編集

すべての動物達は又吉と同じように二足歩行ができて、人間の言葉を理解することができる。漫画の演出上ふきだしで人間の言葉を話す。

ハチ(梅田 ハチ)[36]
黒の野良猫。性別は雄。年齢は3歳程度[37]額に×印の傷があるのが特徴。又吉の弟分[13]。ある神社に住み着くようになった[38]
上記の宮司の下に居候しているが、宮司の想いとは逆に毛を逆立てして懐いていない模様である。
ハチが宮司の想いに毛を逆立てるとき、その場に又吉がいれば又吉が宮司の想いを察してハチをたしなめることもしばしばある。
ポール(蘭 ポール)
ひみこの家で飼われているペルシャ猫。性別は雄[注 8]。年齢は1歳半[40]。灰色の毛と青い瞳が特徴的である。又吉と仲が良い。
ニャブー
野良猫のボスで、ある女性宅や桜川先生の家によく行く三毛猫[注 9]。又吉を一方的にライバル視している。べっぴんさんのことが好き。歌が下手で[注 10]、彼が作詞した歌の歌詞も悪評である[注 11]。ビニールハウスの中を住処とする[44]
アッシュ
左耳が半分ほど欠落しているのが特徴である[注 12]。カラスに襲われた時、偶然ニャブーに助けられたため、ニャブーの弟分となった[45]。初期ではニャブーに「耳切れ」と呼ばれていた[46]。一時的に又吉の弟分に寝返ったが、ニャブーがあまりにもショックを受けたため、もとに戻った。
べっぴんさん
牝猫。又吉に想いを寄せている。年齢は2歳位[47]
タマ
歌が上手な雄猫[48]方向音痴である[49]
ブル公(ぶるこう)
ブルドッグ。又吉と仲が良い。

単行本編集

本漫画単行本の出版社は竹書房である。第1巻のみ巻頭の32ページのみカラー印刷である。第2巻以降は全ページカラー印刷である。

インターネット上でも高い人気を得て蘭ひみこのいじらしさが「ツンデレ」等とTwitter上で共感を呼ぶなどし[2]、2020年1月にSNS上にて拡散され、全国の書店通信販売で品切れになる店舗が相次いだため、同年1月17日に緊急重版を行う事態となり[50]、2020年2月時点で3巻計11万部を売り上げた[2]

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ ひよこ草の別称はハコベである[3]
  2. ^ そのため、年齢は10歳程度と推測される。
  3. ^ 味付をしていないもの[10]
  4. ^ 本作に登場する全てのネコイヌは二足歩行している。
  5. ^ つまみ食いする事も滅多にない。もっとも自欲のためではなく、体の具合が悪くなったハチに食べさせるための行為であった[15]
  6. ^ 彼は葉介に視力検査の直前に視標の記載内容を教えてもらい視力検査に挑んだが、「どこを指してるのか見えない」とコメントしていた[20]
  7. ^ 本人曰く天然パーマである[24]
  8. ^ 一人称が「ボク」となっている事から[39]
  9. ^ その女性からは「ミケちゃん」と呼ばれ、桜川先生からは「ジュヌビエーブちゃん」と呼ばれて、又吉は「何軒でメシ貰うのか」と言う旨の発言を彼にしていた[41]
  10. ^ 彼の歌声は、又吉に「野生のイノシシ」と間違われていた[42]。また、アッシュは「ニャブーが音痴である」旨を又吉やハチに訴えて家出するに至った[43]
  11. ^ その歌についてアッシュが「ひどい歌詞」と又吉やハチに訴えて家出した[43]
  12. ^ 子猫の時にカラスに襲われ、そのカラスが彼の左耳を咥えて攫おうとしたため[45]

出典編集

  1. ^ 新4こま漫画「ねえ、ぴよちゃん」|愛媛新聞ONLINE”. 愛媛新聞社. 2020年1月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h 朝刊漫画 ねえ、ぴよちゃん 連載1000回超えました! 人と猫 愛されキャラのコメディー 朝にほっこり 共感広がる - 北海道新聞2020年2月25日朝刊
  3. ^ 第2話、第1巻6ページ
  4. ^ 第4話、第1巻12ページ
  5. ^ 第153話、第1巻84ページ
  6. ^ 第453話、第2巻116ページ
  7. ^ 第587話、第3巻64ページ
  8. ^ 第145話、第1巻73ページ
  9. ^ 第1巻95ページ
  10. ^ 第132話、第1巻64ページ
  11. ^ 第441話、第2巻110ページ
  12. ^ 第4巻98ページ
  13. ^ a b 第17話、第1巻10ページ
  14. ^ 第115話、第1巻63ページ
  15. ^ 第180話、第1巻103ページ
  16. ^ 第112話、第1巻51ページ
  17. ^ 第375話
  18. ^ 第163話
  19. ^ 第402話
  20. ^ 第574話、第3巻57ページ
  21. ^ 第36話、第1巻37ページ
  22. ^ 第160話
  23. ^ 第4巻98ページ
  24. ^ 第442話、第2巻111ページ
  25. ^ 第173話
  26. ^ 第1巻103ページ
  27. ^ 第115話
  28. ^ 第350話他
  29. ^ 第2巻123ページ他
  30. ^ 第3巻26ページ他
  31. ^ 第1巻82ページ
  32. ^ a b 第569話
  33. ^ 第1巻65ページ
  34. ^ 第574話、第3巻57ページ
  35. ^ 第568話
  36. ^ 第4巻48ページ
  37. ^ 第639話、第3巻91ページ
  38. ^ 第497話
  39. ^ 第1巻11ページ
  40. ^ 第753話、第4巻27ページ
  41. ^ 第996話
  42. ^ 第615話、第3巻79ページ
  43. ^ a b 第971話
  44. ^ 第973話
  45. ^ a b 第1028話
  46. ^ 第588話
  47. ^ 第753話、第4巻27ページ
  48. ^ 第615話、第3巻79ページ
  49. ^ 第2巻28ページ
  50. ^ 相棒猫やツンデレお嬢様にキュン 「ねえ、ぴよちゃん」ネットでバズって緊急重版”. 神戸新聞(2020年1月23日作成). 2020年1月23日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集