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ののちゃん』は、いしいひさいち4コマ漫画サトウサンペイの『フジ三太郎』に代わる『朝日新聞朝刊の4コマ漫画作品として、1991年10月10日から『となりのやまだ君』の題で連載が開始された。同作者の『おじゃまんが山田くん』を意識して付けた名前だったが、主人公であるのぼるくんよりも妹のののちゃんの人気が高かったため、1997年に題と主人公が変更された。

ののちゃん
ジャンル 家庭漫画
漫画:となりのやまだ君
作者 いしいひさいち
出版社 朝日新聞社
掲載誌 朝日新聞朝刊
レーベル あさひコミックス
発表号 1991年10月1日 - 1997年3月31日
巻数 全6巻
漫画:ののちゃん
作者 いしいひさいち
出版社 朝日新聞社
掲載誌 朝日新聞朝刊
発表号 1997年4月1日 -
アニメ:ののちゃん
原作 いしいひさいち
シリーズディレクター 西沢信孝、佐々木憲世
シリーズ構成 山田隆司
キャラクターデザイン おがわひろし
音楽 en avant
アニメーション制作 東映アニメーション
製作 テレビ朝日電通、東映アニメーション
放送局 テレビ朝日・青森朝日放送秋田朝日放送
放送期間 2001年7月7日 - 2002年9月28日
話数 全61回
テンプレート - ノート

いしいの病気療養にともない、2009年11月22日から2010年2月28日まで休載していた。

2011年8月13日に連載5000回を達成した。マンガの内容にはそれに関する話題はなかったが、同日夕刊の「素粒子」欄にその旨が掲載されていた。2017年3月には連載7000回に達した。『となりのやまだ君』を通算すると四半世紀を超え、朝日新聞史上で最長のマンガ連載となっている。

目次

概要編集

いしいにとって初めての(毎日掲載を前提とした)全国新聞連載作品である[注釈 1]。しかし、それまでの雑誌などでの作風を大きく変えることなく作品を執筆しているため、全国紙の新聞連載4コママンガとしては珍しい特徴が見られる(特に『となりの山田くん』初期)。その一つとして、主要キャラクターに関西弁を話す人物を複数設定したことが挙げられる(後年は脇役に岡山弁が増えていった)。新聞連載4コママンガとしては、オチが難解なエピソードも散見されるが、それが独特の味を生んでいる。また、有名人に対するあからさまな揶揄や、隠語に近い言葉を登場人物にしゃべらせるといった点もある(例として、以下のようなものがあった)。

  • 内閣総理大臣退任からまもない時期の海部俊樹を「英語をしゃべらない宮沢さん」とあからさまな形で揶揄した[1]
  • 角川春樹が麻薬取締法違反の容疑で逮捕された時、「クスリなしでもラリっとった」というセリフを登場人物(しげ)に言わせた[2]
  • 渡邉恒雄をモデルとするワンマンマンを登場させた。このエピソードの発表時は、読売新聞側が「特定個人(渡邉)を中傷するような漫画の掲載」を非難する事態になった[注釈 2]

登場人物の言動も、従来の朝日新聞的良識を大きく逸脱していた[注釈 3]。日常漫画でありながら、SFやファンタジー的な要素も折り込まれており、山田家には何人かの妖怪が住み着いていて、ごくたまに当たり前のような顔をして出てくる。

兵庫県南部地震発生直後には、被災地の住民の安否を気遣う山田一家の様子が描かれた。その後も約5日間にわたり同地震関連の作品を立て続けに掲載している。一つの時事ネタをこれほど連続して描いたのは後にも先にもこの時のみであった。『ののちゃん』となってからは、有名人の揶揄も含め、時事ネタは減少している。東日本大震災発生時には、一転してこれに直接触れることを避け、架空の海難事故(下記)を背景設定に加えることで遺族心情などを描いている。

初期は振り仮名はついていなかったが、現在はカタカナで振り仮名がついている。

2010年の連載再開後は、のの子のクラスの学級新聞に載った4コマ漫画という体裁で別の漫画が描かれるケースが出ている。内容としては、初期のような実在人物を揶揄したもの[3]や、いしいの他の作品(「忍者無芸帖」[4]「嗚呼!栄冠は君には輝かない」[5]B型平次捕物帳[6]「仁も義もなき戦い」[7])と同一もしくは類似したものがある。この試みは月1~2回ペースで約1年続き、評論家の村上知彦は「ののちゃんのドーナツブックス(双葉社のいしいひさいち個人選集)化」と指摘したが、この指摘があった時点で試みは既に半年以上の中断(中断はその後さらに3年以上)に入っていた。

2011年5月11日掲載の第4908回では、10年前に紫雲出山丸が沈没し、犠牲者が出たことを思わせる内容の作品が掲載された。全集第8巻の人物紹介では一部登場人物の家族が海難事故で死亡したことが書かれている[注釈 4]。この設定、これに絡んだ女子野球部員島田、学級会新聞(他にのの子作の「地底人」もある)、ワンマンマン、ロカ、異次元美少女の富田月子など尖った試みはしばしば長く中断したり、また忘れたころに再登場したりしているケースが多く、3小ネタも減って徹底的に山田家ネタが続く時期もある。編集部との間での攻防については特に語られていないが、いしい自身はボツや修正の要求には応じているとしている。ロカ登場の(いったん)最終回となった5217回についてはHPで「朝日新聞のコアな読者にはたいへん評判がわるかった・・・」と終了告知がなされており、軋轢をうかがわせるものとなっている。

「となりのやまだ君」と「ののちゃん」の相違点編集

改題の際、設定と登場人物の大部分、世界観は同じであるが、配役が一部変更された。

  • 「となりのやまだ君」では、のの子の小学校の校長先生だったキャラクター(野村克也がモデル)が、「ののちゃん」では市民病院の院長として登場した。
  • 「となりのやまだ君」では、まつ子の甥っ子で売れない推理小説家だった田淵コースケが、「ののちゃん」では第三小学校の体育の先生の田淵先生として登場する。
  • 「となりのやまだ君」では、小さな工場の社長だったキャラクターが、「ののちゃん」では小学校の校長先生になっている。
  • たかしの兄(義男、のの子の伯父)は「となりのやまだ君」では近所でアパート経営をしていたが、「ののちゃん」では故郷で農業をしている。その後、同居していた母の死にともない、山田家の近くでパン屋を営む娘(田村ユリ子)夫婦と同居。気軽に行き来する、やまだ君時代に近い設定となった。
  • のぼるの学年の生徒数が500人(となりのやまだ君)から、200人、180人(ののちゃん)と減っている。
  • 「となりのやまだ君」では、キクチくんに2人の姉(後述)がいる設定だったが、「ののちゃん」では一人っ子になっている。

このほか、連載中にしばしば設定が変更されることがある。

登場人物編集

登場人物は年を取らない形式となっている。

山田家の人々編集

山田のの子
主人公。小学3年生。たまのの市立第3小学校の3年3組に在籍している。いつも多くの友人達と遊ぶ活発な一面がある一方で、母親譲りの怠け癖で、「やるべきこと」(勉強や部屋の掃除など)をやるのは大の苦手。
そのため成績はクラスでビリ争いで、テストで3回に1回は0点を取るほど。特に算数が、超の付く苦手。
それでいて、生来のグータラとお気楽な性格ゆえに「努力する」どころか「努力しようという意志」すら実質皆無[注釈 5]。ただしこのような態度は周辺のクラスメイトにもそのまま当てはまることであり、作中でとりわけ劣等生として描写されているわけではない。
食い意地が張っており、その小さな身体からは信じられないほどの大食い。しかもおいしいものばかり食べたがるので、まつ子によく止められてしまう。兄のぼるの夜食などを勝手に盗み食いすることも多い。
家族で大型スーパーに行った際に、大騒ぎでいたため、のの子を置いて帰ってしまったことがある。その際、のの子は店の中にあるベンチで寝ていた。
極度の朝寝坊で、学校には遅刻しないことのほうが少ない(クラスメイトも、のの子は遅刻するのが当たり前だと思っている)。夏休みには、1日16時間眠るほど。加えてイタズラ好きな一面もある。
現実の子供たちにとっては、「こんな子供になってはいけませんよ」という、反面教師そのものである。死神タイガースでショート。
キャラクター造形についていしいは、玖保キリコの『シニカル・ヒステリー・アワー』に登場する「ののちゃん」の「パクリのつもり」と述べている[8]
山田まつ子
母親。年齢は40歳(アニメ版)嫁には行っているが、実母と同居している。太っており、パーマがかかった髪をしている。常にご飯のおかずのネタに困っている(結論は大体カレー)グータラ&ズボラ主婦。それゆえ夏の昼食は毎日そうめん(ズボラすぎて「流しそうめん」と言って「流し台」でそうめんを食べたことがある)、冬は毎日鍋もの、のぼるの弁当は1日おきにソーセージとタマゴ焼きといった調子。
グータラ揃いの山田家でも一番の怠け者で、「やらねばならないことがあること」そのもの、「やらねばならないことが増えること」そのものが、重度の精神的苦痛らしい。逆に、「やらねばならなかったはずのことをやらずに済む」と大喜びする。
のの子同様「努力する」どころか「努力しようという意志」すら実質皆無。たまに主婦・母親らしい気遣いをすることもあるが、大抵間が悪く無意味なものになってしまう。
ただし見栄っ張りではなく、金銭に関してはだらしなくないので、家計が苦しくなることは無い。夫が風邪を引いた際には「たまには休みなはれ。会社が何してくれるわけじゃなし」と休むことに後ろめたさを感じる夫を優しく諭したり、近所の暴走族を注意しに行った夫を心配し、母親と共に鍋やおたまを持って踊って気を引くなど身を呈している。普段は怒鳴っているが子供たちが心配をかけると怒るのではなく、泣いてしまう。
専業主婦だったが、パートをはじめた。理由は単純に暇つぶし。潰れそうな工場の事務で、お菓子を食べたり、借金取り立てと長電話している。暇つぶしなため、給料の支払いが滞ってもほとんど気にかけていない。
趣味は模様替え(時には庭の模様替えまでする)と、のの子が所有するテレビゲーム。関西出身で、母・しげ同様関西弁が抜けない。名前の漢字表記は“松子”。
山田たかし
父親。年齢は40歳(アニメ版)。平凡なサラリーマン。妻や娘よりは、さすがにずっと勤勉。むしろ真面目で頑固な部分がある。ポンコツ車でのドライブとゴルフ、パチンコが趣味。日曜大工も趣味だが、何を作ってもすぐ壊れる上、修理をすればもっと壊してしまうほど腕が悪いので、家族にとっては有難迷惑(「こわし屋たかし」の異名を持っている)。やや短気な性格で家族の買い物で待たされたりパチンコに大負けすると機嫌を悪くする。自動車の運転席が書斎代わり。誕生日は10月31日。柔道3級(または初段)の腕前。口グセは「この家はオレが建てた」だが、これは予算不足で家の建設時ずいぶん手伝ったからである。土地は義母名義で家はたかし名義なためややこしい生活をしている。忘れっぽい性格では毎回のように忘れ、シュウマイを頼めばカボチャを買ってくるほどである。まつ子と2人で食事に行き「早く決めろ」と急かした割に「同じのを2つ」と決めていないなど理不尽な部分もある。酔っ払って帰宅して「何か食べるものはないか?」とまつ子に尋ねると、バナナとどら焼きしかなく、抗議はしたものの、結局ふてくされながらバナナを食べていた。夏は後頭部がメッシュになった野球帽ポロシャツ、冬はコートに手袋の格好が多い。マニュアルトランスミッション車の免許を持っている。よくパソコンに挑戦しては諦めていたが現在は使いこなしている。家族を守るために近所にいた暴走族に注意をしに行った事がある。恐怖で注意するのを躊躇ったが立ち向かい、途中で身を案じたまつ子、しげが登場し、2人に助けられたことを情けなく思い(2人は情けないとは感じておらず、むしろ無事だったことに安心していた)「月光仮面になれたらな」という妄想をする。会社では雑務3課長。2017年現在では部下は嘱託含めて男女各2名の模様。『新ノンキャリウーマン』では課長としての様子が伺える。勤務先や職務については、「造船所でタンカーの調達を担当」という設定が語られている[9]
山田のぼる
となりのやまだ君時代の主人公で、のの子の兄。平凡な中学2年生(部活の後輩が登場するまでは1年生。『となりのやまだ君』時代は2年B組で、修学旅行にも行っている)。母親と妹のグータラと大食いのせいで、年中迷惑をこうむっている。
反抗期の年頃だが、特に反抗する様子はない。むしろ、おばあさんや両親(特に父)の言うことをきちんと聞き、妹とも仲がよい。家族の中で父と同じく常識人。一度、父と喧嘩したことがあるが、内容は「ねこまんまは味噌汁をかけるか、ご飯を入れるか」であり、怒鳴り合いではなく「お言葉ですが父上」と冷静口調だった(のぼるがねこまんまをしたため、まつ子が下品だと注意したが、父は食べ方が違うと注意したのが発端)。
人気者というわけではないが、友達は多い。女の子の友達もいる。口調は柔らかで、人の事は「お前」とは妹にですら呼んだりしない。好きな子がいるのか、自宅に電話がかかってきてデレデレしていた。キクチ食堂の娘は腐れ縁。
得意教科は社会だけで特に数学が苦手。妹と違って「努力しようという意志」はあるのだが、なかなか行動に結びつかず、当然ながら成果もあがらない。テストの成績はいつも平均点か平均以下であり(学年200人中165番、500人中250番など)、テストが終わると後悔して勉強するタイプ。また、『やまだ君』時代は概ね低成績ながらも好不調の差が激しい(成績推移が「マグニチュード7.5」と言われたり、年に一度社会科で最高点を取るなど)という設定もあった。落ちこぼれでもなく、不良でもなく、優等生でもないため、教師や親も褒めるべきか叱るべきか頭を抱えている。
中学生らしく、寝るのが好き。春は特に寝起きが悪い。部屋の模様替えをした翌日に寝ぼけてドアと間違い、窓から出ようとして落ちかけた。
ビデオカメラを撮るのが好き。あらゆるカメラマンのモノマネをしながら父のゴルフフォームを撮影していた。
友人の山下・田中と同じく野球部所属。非常に弱く、サッカー部とコート争いをし、野球で対決して負けたほど。ポジションは外野手(ライト)で三振かホームランというタイプ。家族が試合の応援に来るのを嫌がる。
将棋は相当な腕前であり、町の将棋道場の席亭にも一目置かれている。
山野しげ
祖母(まつ子の母)。70歳(アニメ版では68歳)。活動的だがひねくれもののハードボイルド婆さん。さすがに娘や孫娘よりは勤勉だが、陰湿な一面も。怖いもの知らずで墓石の上に腰掛けたり、金属バットとスパナを持って暴走族を注意しに行くなどの行動をとる。「この桜もあと何年見られるやろな…あと30年くらいやろか」と言っていたことから、100歳までは生きるつもりである。のぼるにテキトーな発言をしてあきれられている。相撲は貴乃花、野球は巨人ファンで、シーズンにはアンチ巨人のたかしと言い争う。FIFAワールドカップ フランス大会ではイタリア代表を応援していた。山田家の土地(埋立地)の所有者。『となりのやまだ君』初期は現在より少し意地悪に描かれている。気紛れにビーフストロガノフの調理を試みることがあるが、これまで成功したためしはない(それ以前にこの単語をろくに言えない)。関西出身で関西弁を話す。いしいによると、キャラクターのモデルは、石炭ブローカーを営んだ母方の祖父[10]
ポチ
山田家で飼われている犬(ポチ本人は自分を山田家の隣人と思っている)。好物ははんぺん煮干。シッポは振らない、散歩は嫌い、呼んでも聞こえないフリをするなど非常に無愛想で飼い犬らしからぬ性格。「フン」という、人を見下した表情をするがこの性格はしげに似たといわれている。犬小屋には常に頭から入っていて、冬は勝手に家の中に入ってきてコタツの中にもぐりこむ。たかしがお手をしたら、隠していた骨を渡した。近所のノラ猫・ドスコイにエサを食われたり小屋を乗っ取られ、吠えることもない(見知らぬ人には普段どおり無愛想か挨拶をしだす)が、たまにのぼるに噛み付く。クーラーの外気孔で暑くなっても文句を言わなかったが、機嫌は悪かった。頻繁に放浪し、近所でもかわいがられているが、飼い主との散歩は嫌がる。餌は山田家より両隣の家からもらうことが多く、食事を与えているまつ子と、ほぼ同じものを食べさせられているたかしを怒らせる。『となりのやまだ君』では子犬の頃に捨てられていたのを当時小学生ののぼるに拾われたという設定だったが、後に子犬の頃に山田家にもらわれた設定に変更された(『フン!』徳間書店)。なお、となりのやまだ君時代に一時的に名前が「光秀」になったことがある。
モデルは作者自身が飼っていた「チョビ」という雑種犬および黒猫の「クロ」の合成である[11]。チョビは19歳、クロは17歳といずれも長寿であった。

小学校の先生編集

藤原瞳先生
のの子の担任で27歳。授業をするのが嫌いで何かというと自習にしてしまうズボラな性格。座右の銘は「適当」。教育方針は「勉強は登山と一緒」(無理して登る必要は無い、の意味)。生徒への愛情はそこそこあるようだが、教育については真面目に考えようともしないやる気無し教師。
酒好きで二日酔いで学校へ来ることも多く、その自堕落ぶりは、生徒たちから「馬鹿にされる」のを通り越して、「逆に心配されてしまう」ほどだが、本人は気にする様子も無い。『となりのやまだ君』では久保くんに男関係の乱れを指摘されることが多かった。
推理小説の執筆や読書が趣味。山田家の近所に住む。結婚はおろか恋人もいないため、よく母からお見合いを勧められている。『女(わたし)には向かない職業』では「7年後」の小説家に転身した姿や高校時代が書かれている(ただし、この種の漫画の常として『ののちゃん』の中では毎年のの子たちは3年生になり、毎年藤原先生が担任になるのを10年以上繰り返している)。
父親が鉱山技師だったので中学3年までアルゼンチンに住んでいた。高校時代はソフトボール部に所属。下着をつけずに登校したり、部活動日誌に推理小説を書くなど突拍子もない行動が多かったが、反省文を名文にしたりするなど文才は突出しており、成績もとても優秀であった。停学を経験したことがある。
基本的に生徒には敬語で話すが、「いーじゃん別に」などタメ口の場合もある。
同級生には、学生のころから「藤原先生」というあだ名で呼ばれていた。
自宅は何度か変わっていて、今は岸壁直上にあるアパートに住んでいる[12]
ルックスは歴代の女性担当者数人の合成とのこと[13]
校長先生
仕事は雨漏り修理、庭木の剪定など、用務員と変わらない。生徒思いで威張ったところがない。ただし話が長く朝礼は生徒達にとって苦痛の時間。『となりのやまだ君』ではOKKの社長として活躍していた。苗字は藤岡(『ののちゃんのとなり』)だが、モデルはいしいの単行本の出版や編集を多く手がけるチャンネル・ゼロの冨岡雄一社長[14]。絵は『がんばれ!!タブチくん!!』のツツミオーナーこと堤義明にも似ている。
ツチノコ教頭
道徳の授業を担当。それだけに真面目で紳士的だが、クマちゃんの縫いぐるみを携帯するなど変わったところがある。口ひげが特徴。モデルは作者の小学校の先輩である哲学者の土屋賢二(土屋賢二の著書の挿絵より)。
タブチ先生
体育の先生。2組の担任。体が大きい。重度の花粉症。安田先生とは高校の同級生で腐れ縁。ユニークかつ力押しの体育の授業は人気がある。『がんばれ!!タブチくん!!』のタブチくんこと田淵幸一を流用。「わたしの1年は運動会の大玉転がしを中心に回っています」と言い放つほどの情熱を毎年の大玉に注いでいる。
ヤスダ先生
図工の先生。1組の担任。授業はいつも脱線している。図工の時間は課外授業が多くユニークな教え方をする。妻と離婚し現在は一人暮らし。徐々に出番が減り、2002年度には担任を外れた。その後2004年に近所のスーパーの店長を経たのち(同一人物ではないがキャラクターは同じ)、2006年に図工の先生として再登場した。『がんばれ!!タブチくん!!』のヤスダくんこと安田猛を流用。
佐藤先生
1組の担任。しっかり者のベテラン教諭。よく気が回り頼りない他の先生(含む校長)を手助けしている。ごく初期は教頭先生として登場していた。2003年度に担任を外れたが教諭として活躍している。タブチ先生も元教え子の一人で、かつてのように叱られたり授業(の教え方)を受けさせられたりしたこともある。
高田先生
1組の新任教諭。慌て者でよく走り廻っており、パワーも持て余し気味の元気者。岡山弁らしき方言を使う。おばけ屋敷と呼ばれるアパートに引っ越した。2003年度から登場。
近藤ハルコ先生
保健の先生。藤原先生とは高校時代のクラスメートで2人共ソフトボール部に入部していた。2003年度に一度保健の先生を外れたが(その間も藤原先生の友人として登場していた)、2007年度から再び保健の先生として登場している。『女(わたし)には向かない職業』では少女漫画家に転身した姿が見られる。『となりの山田くん』と同時期の発表作品では何度か菊池家の長女として登場している。
吉田妙玖子(よしだ みくこ)先生
保健の先生。長身。苗字は違うが富田月子さんの母で不思議な力を持っている。近藤先生に代わり2003年度から一時期登場。
大友先生
図工の先生。5233回(2012年3月~4月)から登場。アートにこだわりを持ち、安田先生同様ユニークな教え方をする。
猫久保さん
図書室司書。5233回(2012年3月~4月)から登場。広岡先生の助手と同一人物で、広岡医院が暇な時はいる模様。

のの子のクラスメート編集

ななちゃん(倉田)
のの子の友人。おとなしいが、怒ることもある。忘れ物が多く、「忘れん坊将軍」と言われているが成績は優秀(設定のみで作中に描写は無い)。死神タイガースでセカンド。
みみちゃん(三宅)
のの子の友人。しっかりものだが言葉遣いは悪い。タメゴローという名の犬を飼っている。死神タイガースでレフト。両親、兄、姉(第3中学野球部のマネージャー)、居候(雑務課の三宅さん)を含む大家族。
3バカトリオ
菊池、久保、鈴木の悪ガキグループ。山本、パクが所属する2組の3バカとは対立関係にある。
キクチくん(菊池久彦)
3バカトリオ。キクチ食堂の頼りない一人息子。他の2人と比べて少し気が弱い。死神タイガースでキャッチャー。学級新聞に4コマ漫画を寄稿したことがある[4]。他にも落書き好きであったり、凝り性であったり、いしい自画像としての用いられることの多い「菊池くん(バイトくん)」の少年時代らしいが、バイトくんよりは随分まともである。
クボくん(久保元政)
3バカトリオ。家は建具店。仕切り屋だが役に立たない。幼い2人の弟がいる。死神タイガースでピッチャー。
スズキくん(鈴木喜三郎)
3バカトリオ。500年前から山の上に住んでいる一族の末裔。先祖は山賊。家は兼業農家である。母はまつ子と仲がいい。学級新聞に4コマ漫画を寄稿したことがある[5]
キムラくん
秀才でお金持ち。テストは秘密兵器「百点エンピツ」で解く。他にも「百点消しゴム」や「百点輪ゴム」「百点傘」などがある。
ミヤベくん
3年1組。学校で事件が起こると少年探偵気取りで推理を始める。しかし何でも大げさに言いたがるため、必ずと言っていいほど逆に問題を大きくしてしまう。兄(小5)、姉(小4)、弟(小学生)がいる。モデルは作家の宮部みゆき

中学校の人々編集

山下キヨシ、田中
のぼるのクラスメートであり悪友。のぼると共に野球部所属(山下はサッカー部と掛け持ち)。山下のキャラクターは同作者の初期作品『アップくん』のアップの流用。
田辺先生
のぼるのクラスの担任。社会科担当であだ名は熊。美術部顧問を務める傍ら野球部の顧問も兼任している。キャラクターは『バイトくん』の田辺留年の流用。
崇禅寺(そうぜんじ)キャプテン
ポジションはキャッチャー。神徳山梵苦楽寺の住職の子。広島弁風の言葉をしゃべる。後輩には優しいが大雑把。
柴島(クニジマ)センパイ
のぼるの野球部の先輩。ポジションはショート。本来は2年生であるが、留年したためのぼるのクラスメートとなる(2008年の設定変更以降は、のぼる達と共に2年生として描かれる)。平気で盗みをしたり、煙草を吸うなど素行は悪いが、のぼるやのぼるの友人にはわりと慕われているようである。柴島工業社長の孫息子で跡取り。時折会社の手伝いをさせられている描写が見られる。キャラクターは元木大介を流用。野球部メンバーの多くの名前は作者が大学生活を送った阪急千里線、京都線の駅名から採られており、この特殊な読み方はそのためである。
オカダ
野球部の後輩。家業はオカダ青果だが父親はフライパンを叩いて応援するところや、親子そろって顔つきなどタブチくん時代の岡田正泰がそのまま登場する。
島田
野球部の後輩。1年の女子を多数引き連れて途中入部した。当初マネージャー扱いだったがすぐ正選手になる。語尾に「〜ッス」と付けるのが癖で、かつてはシマダッスと仇名されていたらしい。足が速く小学生時代は鬼ごっこで捕まったことがない。5572回(2013年3月)に少年野球チームに「移籍」し、野球部を退部する。
野球部員
全員で10人しかいない弱小野球部。上記の他に3年のセンターに中島(イチローを流用)、名称不明の2人の2年(一方は松井秀喜、もう一方は広沢克己を流用)、2年エースの淡路が所属。のぼるはライト、田中はレフトを守る。
2008年度より設定が一部変更され、崇禅寺、柴島、山下、田中、のぼるがそれぞれ一学年上がり、活動停止処分を受けた柴島の代わりに一年の島田が正選手に抜擢された。ただしオカダは依然1年生として描かれており、名実ともにのぼるの後輩となった。この他のメンバーの所在は今のところ不明(2003年頃からすでに姿は消している)。
なお、初期(1999年から2000年)は全部で6人の弱小チームで、メンバーも現在とは全く違った。
野球部マネージャー
2006年中期まではのぼるのクラスの女子学級委員、同年末からは三宅(第三小の三宅と顔は同じだが別人)が務める。2008年に島田が多数の女子を引き連れて途中入部したことにより、現在は部員とほぼ同数のマネージャーが在籍する計算である。
富田月子(とだ つきこ)
のぼるのクラスに現れた転校生。手を長く伸ばして本棚の最上段の本をつかんだり、瞬間移動でのぼるの傘に入るなどの行動をしていた妖怪的キャラ。のぼるとは相思相愛の様子だが、出番が極端に少なく(初登場した2003年の内に姿を消し、再登場は2004年に4回、2009年に3回のみ)実情は不明。作中世界でも久々の登校という設定での再登場以降、のぼる以外のクラスメートには姿が見えなくなった。同作者により母の吉田先生との生活を描いた3ページほどの短編も発表されている。『COMICAL MYSTERY TOUR 4 長~いお別れ』に収録された『GOTH』(乙一著)のパロディ漫画に登場するキャラクターから発展した人物と言われている[要出典]。名前は尼子氏の本拠だった月山富田城から[15]

近所の人々編集

キクチババ
キクチくんの祖母。一見ぼけているようだが実は元気でしっかり者。口癖は「お昼ご飯はまだかいの」。打ち水の振りをして登校中の小学生に水をかけるなど子供っぽいところもある。しげとは仲が良く「しげちゃん」と呼ぶ。町内最高齢。駅前の路上で歌っていた吉川ロカの才能を認め、キクチ食堂を手伝うかわりに定休日に店でライブを開くことを許可した人物。
キクチさん
キクチくんの父。商店街に面した山田家向かって左側の隣でキクチ食堂を家族で経営している。頑固だが少し頼りなさげな性格。よくポチに食堂の残り物を与えている。『となりのやまだ君』と『ののちゃん』では家族構成が異なる(詳しくは「となりのやまだ君」との相違点を参照)。同作者の『大問題論』などで夫人と共に一般市民として登場することも多い。
中山さん
山田家向かって右側の隣人。温和で人柄が良い。よく板塀越しにやって来るポチに餌をやる。奥さんは病気がち。『となりのやまだ君』では厚い唇が特徴的なカラオケ好きで無神経なおじさんとして登場していた。
広岡先生
広岡医院の院長。ヤブ医者だと評判で常連の高齢層を除くと普段訪れる患者は少ない。風邪をひくと本人も他の病院で診察してもらうほどである。すぐ近所に繁盛している別の病院がある。弱小少年野球チーム「死神タイガース」を指導。医院の建物には趣があり、前の居住者は小説家だった。『がんばれ!!タブチくん』のヒロオカ監督こと広岡達朗を流用。
広岡先生の助手
待合室の案内や医院前の掃除を担当している。『文豪春秋』のお手伝いさんとは同一人物。
町内会長(ナベツネツネオ)
他の作品の渡邉恒雄のキャラクターを流用。町工場とディスカウント店の経営者。とても短気でよく腹を立てている。何にでも首をつっこまずにはおられず、道楽でワンマンマン(後述)などもやっている。空き地の横にある大きな家に住んでいて鯉と犬を飼っている。離れを改築したアパートには「鬼の一家」が住む。少年野球チーム「投売ジャイアンツ」を指導。人差し指を立ててグルグル回す動きをしながら(アニメではビュンビュン体操と言われる)「バカヤロー、バカヤロー」と連呼するのが特徴。餅つきの際も「バカヤロー、バカヤロー」と連呼しながら杵を振り下ろす。
年寄り連中(シルバー会)
しげの仲間。町内の掃除、見回りなどの奉仕活動、山登りなどのレクリエーション活動に励んでいる。なおシルバー会山野組といえば、武闘派で有名とのこと。

その他の登場人物編集

山田義男
たかしの兄。よくヒマを持て余しては孫のさっちゃんを連れて山田家に遊びにくる。母の生前は本家で農業をしていたが現在は娘夫婦の家で暮らしている。将棋は下手だがたかしとはいい勝負。パチンコも苦手。『となりのやまだ君』では定年退職したばかりの中高年でアパートを経営していた。『おじゃまんが山田くん』の山田よしおを流用。くす玉づくりの名人。これについては「船の進水式用に作っていた」とまつ子が説明した回がある[注釈 6]
吉川ロカ
ファド(ポルトガルの民俗歌謡)歌手を目指している女子高校生。キクチ食堂でアルバイトをしながら、定休日には店で友人や近所の住人を集めてライブを開いていた。高校の友達である柴島美乃とよく行動を共にしている。歌い手としての実力は高いが、シャイであるため音楽業界の人々と渡り合うのは苦手であり、美乃にいろいろと手伝ってもらっている。2012年3月24日掲載の第5217回では、デビューCDを宣伝する大きなポスターとして登場し、プロの歌手としてデビューしたことが明らかになった[注釈 7]。ただし、いしいは公式ウェブサイト「いしい商店」の中で、朝日新聞紙上でのロカの登場はこの回が最後であると表明した[1](なお、5700回(2013年7月~8月)にカメオ出演している)。いしいによるとロカのキャラクターは、全体としてはポルトガルのファド歌手であるマリーザ(en)、声質などのイメージはGARNET CROW中村由利がモデルである[16]
柴島美乃
吉川ロカの友人で、のぼるの野球部の先輩である柴島センパイの姉。ロカの歌手活動を応援するため、マネージャーのような活動をしている。誰に対しても物怖じしない強気な性格。高校を二年ダブっている。名前の「美乃」は乃美宗勝からの「こじつけ」、容貌は畑中純の『まんだら屋の良太』のヒロイン・秋川月子の「パクリの失敗」とのこと[17]
さっちゃん(さちこ)
義男の孫娘で、いつもしかめっ面をしている幼女(2017年から、笑顔を見せるようになった)。ポチの尻尾を引っ張って遊ぶのが大好きで(ポチの尻尾を引っ張れなくて、泣いてしまった回がある)、当然ポチからは極度に嫌われている。周囲の者からはたびたび注意されているものの、一向にやめる気配は無い。ポチから直接噛まれることは無いが、たまに間接的な報復を受けている。
両親は仕事(どんぐりパン)で家を空けるため、昼は同居している祖父(義雄)が面倒を見ている。『となりのやまだ君』ほか多くの作品では田淵コースケの娘として登場。
ワンマンマン
町内会長のもう一つの顔。マントを翻して空を飛ぶが、行動パターンは町内会長の時とほとんど変わらず、あまり助けにならない。「バカヤロ!」が決めゼリフ。
もったいないオバケ
食事を残したりこぼしたり、ビールをティッシュで拭くと「もったいないもったいない」のセリフと共に現れる。「も」の字の地紋の着物を着ている。主に山田家に出現。
ゴキブリ
フリッツヘルメットを着用したドイツ軍人風ゴキブリ。山田家の食材を狙っているが中々成功しない。大抵は3匹で行動し、名前が分かっているのは「ハンス」「フランツ」「フェリックス」「隊長」。害虫に敏感なしげとまつ子に比べ、たかしからは無視されることが多い。初期は『となりのやまだ君』と同じく普通のゴキブリとして登場していた。
死神(不安くん)
まつ子の胸中に何か不安がよぎるとコマの片隅で踊り出す。そしてたいていまつ子のボケによってひっくりこける。
貧乏神
山田家に憑く貧乏神。傍に居られると暗い気持ちになるので嫌がられている。せこくて気弱。貧乏にする神というよりは貧乏くさい神様といったところである。
座敷童子
和服姿で一つ目の妖怪少年。傍にいると文字通り「いいこと」が「おこる」。
地底人
のの子が好きな架空のアニメキャラクター。地底から地上への侵略を狙うも毎回失敗してしまう、といった設定。のの子の自作小説(作文)として活躍が描かれている。グッズ展開もされている。元々は同作者の『地底人の逆襲』のキャラクター。TVアニメではセミレギュラーとして登場し、前半は主に山田一家に対するツッコミを担当し、後半は地上征服を目論んだ。
三宅さん(三宅やす子)
たかしが勤務する雑務課のOL。みみちゃんの従姉。『ノンキャリウーマン』『新ノンキャリウーマン』の三宅さんを流用。当初はたかしの唯一の部下で、比較的しっかりしていたが、次第に上記作品の要素が加わり、お茶ぶっかけを連発する破天荒キャラクターへ変わった。しっかり者の部分は、大西さんという先輩OLが加わって引き継がれている。
モリタ
たかしの後輩。よく一緒にゴルフに出かける。雑務課所属。
本家のおばあさん
たかしの母。迫真の怪談でのの子を恐怖に陥れるのが趣味だったが連載中に死去し、葬儀が営まれた[注釈 8]。夏には化けて出たり心霊現象を起こす。
おじいさん
しげの夫でまつ子の父親。連載開始時から故人。好物はおはぎ。応召経験あり。
ゴースト選手
ののちゃんが憧れている、身長190cmのサッカー選手。本名はニル・エジェン。どこかの国の代表DFをつとめており、いつの間にか背後にいることから「ゴースト」の異名を持つ。

となりのやまだ君時代の人々編集

キクチひろ子
キクチ家の長女。ペンネーム「近藤ひろ子」で少女漫画を連載していた。本編には登場しないが『となりのやまだ君』と同時期の番外作品『となりのキクチくん』『山田くんのとなり』に登場。『ののちゃん』には保健の先生、近藤ハルコとして登場。
キクチかん子
キクチ家の次女。のぼるの同級生だった。接客態度はいいが、普段は柄が悪い。なお、『ののちゃん』初期には一度だけキクチ君に姉の存在が示された。
田淵コースケ
山田家の親戚(しげの甥)で売れない小説家。妻(『ののちゃん』では田村夫人)と子供(『ののちゃん』ではさっちゃん)と団地暮らし。『文豪春秋』にも登場。
不動産屋
田淵一家に変な物件を売りつけようとしていた。『がんばれ!!タブチくん!!』のヤスダくんこと安田猛を流用。
社長
まつ子のパート先、OKK(製作所)の社長。いつも借金の算段に苦労している。発明好き。『ののちゃん』には校長先生として登場。
借金取り
OKKの借金を取り立てに来る柄の悪い男。凄みはあるが社長やまつ子には慣れっこになってしまっている。

商店街・施設・物件・地名等編集

たまのの市
山田一家が住んでいる都市。当初「どこにでもある地方都市」として考えられた舞台であるが、その後、なんとなく岡山県玉野市(いしいの出身地)がモデルとなってしまった(朝日新聞2009年5月5日付掲載「ののちゃん案内」)[注釈 9]。KKKK(株式会社艦船建造)/KKK(国土開発工業)の企業城下町である。市長のモデルは横山昭二
やまだ家の家族の頭文字「た」かし、「ま」つこ、「の」ぼる、「の」のこ、「し」げ、を繋げると「たまののし」になる。
市立第3中学校
のぼるの通っている中学校。
市立第3小学校
のの子の通っている小学校。城山の裏側にあり、壊れたフェンスから城山に出入りできる。教室の黒板上には「馬鹿は死ななきゃ治らない」「臭いものには蓋」など、およそ教育の場にはふさわしくない慣用句が書かれた額がかかっている。
本町商店街
山田家のすぐそばにある商店街。人通りが少なくほとんどシャッター通りだが、閉店した店の前に産地直送の露店が開くのでなんでもそろうと評判。アーケードをつけるかつけないかが問題に上がっている。政界などの著名人をモデルにした人物が店を経営している。例としては下の商店の他、金正日の電器屋や橋本龍太郎の床屋、鳩山由紀夫の時計屋などである。ほとんどが政治ネタ一切抜きで単に商店街のオッサンとして登場している。
大森商店
本町商店街にある衣料雑貨品店。山田家の親戚筋。入院中の夫を見舞うおばさんに代わり、まつ子がパートで働くことも多い。客は少ないが近所の知り合いのたまり場になることも多い。
小山堂
本町商店街にある和菓子屋。山田家では来客用の茶菓子は主にここで買う。店主のおじさんはポーカーフェイスだが優しい性格。『となりのやまだ君』では大森商店の呆け気味の主人として登場。
コンビニ(旧やおすず)
鈴木くんの叔父が八百屋を辞めて始めたコンビニ。よくのぼるやのの子が学校帰りに立ち寄っている。叔父はパチンコ好きで服の趣味が悪い。モデルはホーホケキョとなりの山田くんのプロデューサー鈴木敏夫。そのため「ホーホケキョ となりの山田くん」公開時には店内にポスターが貼られていた。出っ歯のアルバイトは同作者の『バイトくん』の菊池くんと同一人物らしい。
ミヤザワ不動産
持病で腰が悪いお爺さんが経営。宮沢元首相を流用。
中曽根精肉店
店主のモデルは中曽根元首相。
オカダ青果店
店主のモデルはタブチくん時代の岡田正泰を流用。のぼるの野球部のオカダの実家。
土井薬局
店主のモデルは土井たか子
ヒロオカ医院(旧ヒロオカ醫院)
広岡先生の住む病院。なかなか患者が来ない。常連の患者は診察が終わってもなかなか帰らず待合室に居座り世間話をはじめる。広岡先生以外にも当番医がいるが作中には登場しない。借家だが趣のある建物で、お手伝いさんは元から建物に付いていた。以前の住人は順に将棋の棋士、医者、小説家。裏には空き地、すぐ近くには流行っている別の病院がある。
キクチ食堂
キクチ一家が経営する食堂。山田家の左隣にある。しっかり者の娘が店の手伝いをしている。弟がいる。口は悪いがお客さんの前では愛想がよく、弟に怒鳴っており、父が見に来たら周りにちゃんとお客さんがいない時に怒鳴っていた。長女は漫画家。変なメニューを出していたりする。
どんぐり屋(手作りパン)
義男(たかしの兄)の娘の夫、田村が脱サラして始めたパン屋。「こだわりのパン」がふれこみで繁盛している。
たまのの駅
市街地の東側にある行止電鉄の駅。自動改札はまだ導入されていない。この路線には特急、快速、ライナー、急行があるが、各駅停車しか止まらない[注釈 10]。たかしと顔馴染じみの若い駅員がいる。この駅は終点で、次の駅の名前は「ののたま」駅。
まのたた駅・たのののま駅(?)・のたまた駅
鉄道駅。この順で隣り合っている。この路線を経由して、東京へ向かうことができる(2011年3月19日付)
山向駅
学園前駅
藤原先生が降りる駅。
川向駅
本町駅
山田荘
大家はのの子の叔父(『となりのやまだ君』のみ)
子供パーク
よくのの子が家族や友人と出かける遊園地。
天狗山
ごく普通の山。シルバー会が花見や山登りをしたり、第三小学校が遠足をしに訪れる。かなり奥深い山で、「本天狗」「別天狗」「裏天狗」さらにその先の「股天狗」などがある。
麦飯山
天狗山の隣の山で大きい張り出した岩があり、そこから見る天狗山の桜は絶景である。
天神山
城山/ウラ山
競輪場の北にある山。/第3小学校の裏山。よくのの子達や3バカの秘密基地を作って遊んでいる。山田家や近所の年寄りが墓参りに出かける霊園がある。たかしが会社のことで悩んだ時に車で出かける場所の1つ。名前通り昔、城があったらしい。
日の出海岸/石投海岸
たかしが会社のことで悩むたび、まつ子を付き合わせて車で出かける海岸。あまり人がおらず石を投げるのに最適。
でたとこ岬
石投海岸から東へ続く岬。
東平山大学
北公園
見山公園
たかしたちがドライブでピクニックに向かった公園(2011年6月5日付)。
市民病院
城山の南にある市立病院。しげや年寄り連中がよく通院している。長いこと入院している患者が多い。
城山公園
喫茶ズライダー
スーパー
ストア
OKK
まつ子のパート先の小さな町工場(『となりのやまだ君』のみ)。発明好きの工場長と二人の工場員が働く。経営状態は思わしくないが、職員に危機意識は薄い。連日のように押しかけてくるガラの悪い借金取りとは既に顔見知りになってしまっている。たかしが勤める会社の取引先でもある。
久保建具
のの子の同級生、3バカの久保くんの実家。店主は昔気質の職人で息子に店を継がせたがっている。
柴島工業
柴島姉弟の祖父が経営している。
空港
天狗山山頂にある地方空港。一日三便しか発着しない。滑走路は2500メートル(『ののちゃんのとなり』)。
信用金庫
市営グランド
県立南高等学校
第3中学校の西側にある高等学校。毎年一人は東大合格者を出しているが、競争率は0.96倍と低迷している(『ののちゃんのとなり』)。
ドライブイン
第3中学校の南側の幹線道路にあるドライブイン。休日になると行列が発生する(『ののちゃんのとなり』)。
ホームセンター
たかしが日曜大工の材料を買いに出かける。
心臓破ガ丘霊園
山田家の霊園で、かなりの階段を登らなければたどり着けない。
八幡神社
山田家の近くの神社。
競輪場
ほったらかしの森
こどもランド
市内西部・往生ヶ岳の近くにある遊園地(朝日新聞2009年5月5日付掲載「ののちゃん案内」)。休日には一部の大型遊具に待ち行列ができる。地方遊園地としてはかなり充実しているが、時折手抜きな施設をオープンする。こどもランドのとなりには、大人用娯楽施設「こどもおらんド」があるようだが、一度しか登場したことはなく、実態は不明。
握飯島
市電
たまのの駅で行止電鉄と接続する路線。モデルは玉野市営電気鉄道で、漫画でも路面電車ではなく普通の電車として描かれている。「西甲羅」という駅が登場するが、玉野市電には「西小浦」駅があった[18]。のの子は乗ることが好きなようだが、まつ子からは「よぉ止まるで。しかもいきなりところかまわず」と言われている[19]
フェリー
たまののと箍松(たがまつ)を結ぶフェリー。モデルは宇高フェリー。ロカたちが船上ライブをしたことがある[20]

単行本編集

  • となりのやまだ君(コミックス) - 朝日新聞社刊。全6巻「となりのやまだ君」初の単行本。
  • となりの山田くん(文庫本) - 東京創元社刊。全11巻。朝日新聞に掲載された「となりのやまだ君」全作品を半年分ごとに1冊にまとめたもの。各作品のページ下には掲載年月日を付記。巻末は4コマ漫画『ワイはアサシオや』など同作者の過去作品のトレース版を約10ページ程度収録。
  • となりの山田くん全集 - 徳間書店刊。全3巻。巻末には「となりの山田くん」関連作品(『となりのキクチくん』他)を収録。映画公開に合わせて発刊された。
  • ののちゃん(コミックス) - 双葉社(元はチャンネルゼロ)刊。全10巻完結。「ののちゃん」初の単行本。1997年4月から2001年3月まで朝日新聞に掲載された作品を中心に収録。一部書き下ろし作品が見られるが収録漏れになった作品も存在する。
  • ののちゃん(文庫本) - 東京創元社刊。全12巻(以下続刊)。朝日新聞に掲載された「ののちゃん」全作品を半年分ごとに1冊にまとめたもの。各作品のページ下には掲載年月日を付記。巻末には4コマ漫画『シャーロック・ホームズの事件簿』を約10ページ程度収録。
  • ののちゃん全集 - 徳間書店刊。既刊10巻(以下続刊)。朝日新聞に掲載された「ののちゃん」全作品を約22か月(7巻のみ休載の都合で20か月弱、8巻以降は24か月)ごとに一冊にまとめた作品集。巻末には1ページから24ページの漫画(『ののちゃん番外地』『ゲームセット』『34の瞳・女には向かない職業』他)を収録。それまでチャンネル・ゼロ、双葉社や東京創元社から刊行されていた収録分も吸収した完全収録シリーズである。いしいはこの連載まで、連載を完全収録で単行本化することをほとんど行っておらず、同一キャラクターや世界観で単行本をまとめることも基本的に好んでいなかった。
  • となりのののちゃん - 東京創元社刊。おがわひろし(アニメ版キャラクターデザイン担当)と共著。単行本初収録作品や映画化記者会見で配った小冊子の掲載作品などを収録。『ののちゃん』の世界観について紹介する意味合いが強い。テレビアニメ版『ののちゃん』の設定資料やフィルムコミックも掲載。
  • ののちゃんのとなり - 東京創元社刊。『となりのののちゃん』を加筆・修正し文庫化したもの。テレビアニメ関連のページや『ののちゃん』と無関係の作品は割愛されている。
  • フン! - 徳間書店刊。スタジオジブリ発行「熱風」に連載されたポチが主人公の短編漫画(約2ページ)『フン!』55本とイラストエッセイ『日々のポチ』(構成・文:峯正澄)4本を収録。
  • ひさいち文庫 山田家の人びと - 双葉社刊。全3巻。『おじゃまんが山田くん』を中心に家庭について扱った作品を収録した文庫。2巻では『おじゃまんが山田くん』から徐々に『となりのやまだ君』に変化していく様子が伺える。3巻には他誌で発表された設定の若干異なる『となりの山田くん』を収録。
  • ドーナツブックス - チャンネルゼロ刊。全39巻(以下続刊)。『ののちゃん』の新聞未掲載作品や『となりのやまだ君』連載前に書かれた作品が掲載されている。表紙に『ののちゃん』(『となりのやまだ君』)のキャラクターが描かれている物もある。

テレビアニメ「ののちゃん」編集

テレビ朝日2001年7月7日から2002年9月28日まで放送された。東映アニメーション共同製作。全61回。35話までは1話につきA、Bパートで2本放送されたが、36話よりCパートが追加され3本放送となった[注釈 11]。当番組終了後、同年11月から『釣りバカ日誌』がアニメ番組としての後番組になる(なお、『釣りバカ日誌』は全国放送である)。青森朝日放送秋田朝日放送(23話と49話から59話までは未放送)でも放送。山形テレビメ〜テレでも、穴埋め的に数回放送された。放送時間は、テレビ朝日は土曜9時55分から10時25分、青森朝日放送でははじめ土曜6時、のち水曜16時、秋田朝日放送では火曜16時に放送。DVD化はされていない。

声の出演編集

スタッフ(テレビアニメ)編集

  • プロデューサー:太田賢司 → 岩本太郎、清水祐美(テレビ朝日)、櫻田博之(東映アニメーション)
  • 原作 - いしいひさいち(朝日新聞朝刊掲載)
  • 製作担当 - 樋口宗久、野田由紀夫
  • 音楽 - en avant
  • シリーズ構成 - 山田隆司
  • キャラクターデザイン - おがわひろし
  • 美術デザイン - 飯島由樹子
  • 色彩設計 - 三室貴子
  • シリーズディレクター - 西沢信孝、佐々木憲世
  • 動画、デジタル彩色 - TAP
  • デジタル撮影 - 東映化学デジタルテック
  • 編集 - 西山茂
  • 録音 - 蔵本貞司
  • 録音助手 - 藤村聡
  • 音響効果 - 今野康之
  • 選曲 - 西川耕祐
  • 美術進行 - 北山礼子
  • 仕上進行 - 浅間陽介
  • 記録 - 梶本みのり
  • 広報 - 曲尾有香(テレビ朝日)
  • アシスタントプロデューサー - 西口なおみ
  • 音楽協力 - テレビ朝日ミュージック、東映アニメーション音楽出版
  • 録音スタジオ - タバック
  • オンライン編集 - TOVIC
  • 協力 - 大広(第6話 - )
  • 製作 - テレビ朝日、電通、東映アニメーション
  • 著作 - (C)いしいひさいち/やまだ企画・テレビ朝日・電通・東映アニメーション

主題歌編集

オープニング「うるわしのうた」(Columbia Music)
作詞・作曲・編曲 - en avant / 歌 - ののちゃん(大谷育江)
エンディング「ののちゃん一家のうた」(日本コロムビア)
作詞 - 吉元由美 / 作曲 - HULK / 編曲 - en avant / 歌 - ののちゃん一家(大谷育江・山本圭子・鈴木れい子・高戸靖広・田中秀幸)

各話リスト編集

話数 サブタイトル 脚本 (絵コンテ)
演出
作画監督 美術 放送日
第1話 のの子と楽しい仲間たち 山田隆司 西沢信孝 梨澤孝司 飯島由樹子 2001年
7月7日
のんきだね! 山田一家
第2話 楽しい学校、良い学校 岸間信明 山田徹 佐伯哲也 窪田忠雄 7月14日
迷犬ポチが行く
第3話 夏休みがやってきた! 山田隆司 佐々木憲世 永樹龍博 飯島由樹子 7月21日
とってもカンタン! 自由研究 志田直俊
第4話 プールは大さわぎだよ 成田良美 芝田浩樹 進藤満尾 窪田忠雄 8月4日
実録お母さんの優雅な一日
第5話 ヒミツ基地を作ろう 影山由美 上田芳裕 アベ正己 飯島由樹子 8月11日
お父さんの不幸な一日
第6話 恐怖のドライブ 雪室俊一 入好さとる 石川修 田尻健一 8月18日
第7話 藤原先生はミステリー 岸間信明 山田徹 神戸環 飯島由樹子 8月25日
お兄ちゃんの初デート 完甘美也子
第8話 パワフルおばあちゃん 成田良美 佐々木憲世 佐伯哲也 三宅昌和 9月8日
夏休みが終わっちゃう~ 飯島由樹子
第9話 ゆううつな新学期 山田隆司 吉沢孝男 梨澤孝司 飯島由樹子 9月15日
ポチは世わたり上手
第10話 がんばってるね! 校長先生 影山由美 上田芳裕 志田直俊 三宅昌和 9月22日
お母さんのダイエット 永樹龍博
第11話 藤原先生のお見合い 雪室俊一 葛西治 進藤満尾 飯島由樹子 9月29日
激走! 魔の買物ラリー
第12話 草野球は楽しいよ 岸間信明 山田徹 アベ正己 三宅昌和 10月6日
あしたはワクワク運動会
第13話 大あばれ! 大運動会 成田良美 佐々木憲世 星川信芳
石川修
飯島由樹子 10月13日
第14話 めざせ! デキる主婦 岸間信明 芝田浩樹 神戸環 三宅昌和 10月20日
どっきり家庭訪問 完甘美也子
第15話 先生は未来の大作家? 影山由美 上田芳裕 佐伯哲也 飯島由樹子 10月27日
ポチの子育て日記
第16話 秋がいっぱい! 山田一家 成田良美 小山賢 梨澤孝司 三宅昌和 11月3日
突撃! 3人娘
第17話 らくらく? ウラ遠足 雪室俊一 吉沢孝男 志田直俊
永樹龍博
飯島由樹子 11月10日
第18話 ドキドキ 恋の文化祭 岸間信明 佐々木憲世 アベ正己 三宅昌和 11月17日
超強力! さっちゃん台風
第19話 元気いっぱいシルバー会 成田良美 山田徹 進藤満尾 飯島由樹子 11月24日
藤原先生に一目ぼれ
第20話 波乱の授業参観日 影山由美 入好さとる 星川信芳 三宅昌和 12月1日
デキる主婦に再挑戦 完甘美也子
第21話 スキヤキ大好き 吉田玲子 上田芳裕 石川修 飯島由樹子 12月8日
名探偵ミヤベくん 神戸環
第22話 当たれ、福引き大作戦 成田良美 吉沢孝男 志田直俊 12月15日
忘年会は楽しいな
第23話 みんな大好きクリスマス! 影山由美 小山賢 アベ正己 三宅昌和 12月22日
楽しい年こし おモチつき
第24話 今年も元気ノリノリ!! 山田一家 山田隆司 佐々木憲世 梨澤孝司 飯島由樹子 2002年
1月12日
第25話 風邪のはやりで大騒ぎ 岸間信明 織本まきこ 佐伯哲也 三宅昌和 1月19日
第26話 いけいけ雪ゾリ大レース 吉田玲子 山田徹 進藤満尾 1月26日
ポチも食わない大ゲンカ!
第27話 野球の勝ち方教えます! 岸間信明 入好さとる 永樹龍博
完甘美也子
飯島由樹子 2月2日
第28話 壮絶! 豆まき合戦!! 成田良美 上田芳裕 神戸環 三宅昌和 2月9日
ス~イ、ス~イ! スケート教室 石川修
第29話 やる気満々! 町内マラソン 浦沢義雄 吉沢孝男 佐伯哲也 飯島由樹子 2月16日
第30話 お芝居はやっぱり私が主役 佐々木憲世 アベ正己 三宅昌和 2月23日
第31話 はじめてのおケイコ 吉田玲子 小山賢 志田直俊 飯島由樹子 3月2日
あこがれの温泉旅行
第32話 恐怖の通知表 浦沢義雄 織本まきこ 梨澤孝司 三宅昌和 3月9日
こりないダイエット
第33話 お父さんのユウウツ 影山由美 山田徹 進藤満尾 飯島由樹子 3月16日
ババをたずねて三千里
第34話 いじわるスタンプラリー 成田良美 小山賢 完甘美也子
神戸環
三宅昌和 3月23日
第35話 お花見大作戦! 浦沢義雄 上田芳裕 佐伯哲也 飯島由樹子 3月30日
第36話 キクチくん大ピンチ! 佐々木憲世 アベ正己 石田喬子 4月6日
お母さんガマンの日
地底人の逆襲!
第37話 選挙は楽しいな 吉田玲子 吉沢孝男 梨澤孝司 飯島由樹子 4月13日
待ち合わせは大変だ
がんばれ、ななちゃん!
第38話 教頭先生がやってきた! 成田良美 織本まきこ 石川修 柴田奈美 4月20日
対決! 教頭vsフジワラ 星川信芳
お母さんの虫歯 進藤満尾
第39話 久保くんのウィークポイント 浦沢義雄 山田徹 志田直俊
神戸環
飯島由樹子 4月27日
教頭先生を追え!
お兄ちゃんガンバレ!
第40話 伝説のこいのぼり 三井秀樹 小山賢 永樹龍博 三宅昌和 5月4日
のろわれた藤原先生 石川修
楽しい家族交換 完甘美也子
第41話 お婆ちゃんしっかり! 藤本信行 上田芳裕 佐伯哲也 飯島由樹子 5月11日
ハラペコ大戦争
続・教頭vsフジワラ
第42話 アルバイトに挑戦! 吉田玲子 (西沢信孝)
織本まきこ
アベ正己 石田喬子 5月18日
ななちゃん、ついに怒る
のの子熱愛発覚
第43話 消えたののちゃん 中弘子 佐々木憲世 梨澤孝司
志田直俊
飯島由樹子 5月25日
お弁当はおあずけ
のの子の楽しい園芸
第44話 掃除当番はコワイよ 岸間信明 吉沢孝男 梨澤孝司 柴田奈美 6月1日
お兄ちゃんの試験勉強 星川信芳
海岸は謎がいっぱい 神戸環
第45話 のの子のリベンジ大作戦 浦沢義雄 山田徹 志田直俊
石川修
飯島由樹子 6月8日
街のいらずら書き
全開! シルバーパワー
第46話 藤原先生改造計画 成田良美 織本まきこ 進藤満尾 三宅昌和 6月15日
飼育当番はつらいよ 完甘美也子
停電だ! 永樹龍博
第47話 ヒミツ基地ウォーズ! 三井秀樹 上田芳裕 佐伯哲也 飯島由樹子 6月22日
のの子、テレビ出演!?
お片づけは面倒だ!
第48話 筆箱がない! 浦沢義雄 小山賢 アベ正己 石田喬子 6月29日
リーダーの自覚
外食へ行こう!
第49話 目指せ! 働く主婦 岸間信明 佐々木憲世 梨澤孝司 飯島由樹子 7月6日
お店番は楽しいな
藤原先生のかんさつ日記
第50話 宝くじ、当たった! 藤本信行 (西沢信孝)
織本まきこ
志田直俊
永樹龍博
柴田奈美 7月13日
スゴロク大作戦
留学生がやってくる!
第51話 山田家にホームステイ 吉田玲子 山田徹 石川修 飯島由樹子 7月20日
エイミー台風 星川信芳
楽しいフリーマーケット 神戸環
第52話 ぴかぴかワックス作戦! 成田良美 吉沢孝男 完甘美也子
進藤満尾
三宅昌和 7月27日
保健室に潜入せよ
お父さんの日曜大工
第53話 プールは熱いぜ 浦沢義雄 上田芳裕 佐伯哲也 飯島由樹子 8月3日
海とネコちゃん
町内会長の陰謀
第54話 ワクワク臨海学校 三井秀樹 織本まきこ アベ正己 石田喬子 8月10日
のの子のいない山田家
のの子のサバイバル
第55話 カトリーヌちゃんをさがせ 岸間信明 佐々木憲世 梨澤孝司 飯島由樹子 8月17日
ようこそ博物館へ
お父さんの休日
第56話 灼熱の山田家 藤本信行 小山賢 志田直俊
永樹龍博
柴田奈美 8月24日
納涼キモだめし大会
夏休み最後の日
第57話 幸せのコスモス畑 浦沢義雄 山田徹 石川修
進藤満尾
飯島由樹子 8月31日
台風がくるぞ
初恋はおはぎの味
第58話 赤ちゃんがデキタ!? 藤本信行 小坂春女 完甘美也子 三宅昌和 9月7日
転校生 神戸環
志田直俊
第59話 楽しいクッキング 吉田玲子 吉沢孝男 佐伯哲也 飯島由樹子 9月14日
結婚式にいこう
めざせ! アイドルデビュー
第60話 幸せの揚げパン 浦沢義雄 佐々木憲世 アベ正己 石田喬子 9月21日
今日はお墓参り
モテモテ!? お父さん
第61話 キクチくんは有名人!? 岸間信明 上田芳裕 梨澤孝司
永樹龍博
飯島由樹子 9月28日
のの子流ダイエット
素晴しき山田一家!
テレビ朝日 土曜9時55分
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単発枠
(9:55 - 11:20)
ののちゃん
サタデー総合研究所
(9:55 - 10:20)

ホーホケキョ となりの山田くん編集

ホーホケキョ となりの山田くん
 
監督 高畑勲
脚本 高畑勲
原作 いしいひさいち
製作 氏家齊一郎
東海林隆
マイケル・オー・ジョンソン
製作総指揮 徳間康快
出演者 朝丘雪路
益岡徹
音楽 矢野顕子
主題歌 矢野顕子
「ひとりぼっちはやめた」
撮影 藪田順二
高橋わたる
編集 瀬山武司
制作会社 スタジオジブリ
製作会社 「ホーホケキョ となりの山田くん」製作委員会
徳間書店スタジオジブリ日本テレビ放送網博報堂ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
配給   松竹
公開   1999年7月17日
上映時間 104分
製作国   日本
言語 日本語
製作費 20億円
配給収入 7億9000万円[21]
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ホーホケキョ となりの山田くん』(ほーほけきょ となりのやまだくん)は、高畑勲監督によるスタジオジブリの長編アニメ映画である。英題は「My Neighbors The Yamadas」。1999年7月17日日本公開。スタジオジブリではこの作品から、セル画を用いないデジタルで制作されることになる。

キャッチコピーは「家内安全は、世界の願い。」(糸井重里

概要編集

東宝による配給が続いたスタジオジブリ製作作品において唯一、松竹によって配給され、ジブリの事業提携先であるウォルト・ディズニー・ジャパン(後にジブリ社長となる星野康二が代表者)が製作委員会に正式参加し、『もののけ姫』を上回る出資を行った作品である。本作が松竹配給となった理由について、プロデューサーの鈴木敏夫は、ジブリの親会社である徳間書店社長だった徳間康快が東宝側と「ケンカ」してしまったため、松竹でやらざるを得なくなったと記している[22]

作品内容は原作の4コマエピソードを繋ぎ合わせたオリジナルストーリーである。「家族」を描いたテーマの作品を模索していた高畑監督の目に留まり、長編作品として企画が動き始めた。まつ子たかし夫婦を軸に家族の物語が展開していき、のの子は前半の進行役として話が進めていく。前々作の『おもひでぽろぽろ』のように劇中さまざまな歌が挿入され、矢野顕子が主題歌を担当した。また、同年逝去したミヤコ蝶々の最後の映画出演作となった[注釈 12]。現実にある作品や商標類(ダイドーマイルドセブンクロネコヤマト月光仮面ホンダ・ジョルノなど)が劇中にいくつか登場する。

高畑監督の意向で、この映画はデジタル彩色[23]でありながら、水彩画のような手描き調の画面となっている。これを実現するために、実に通常の3倍もの作画(1コマにつき、実線、塗り、マスク処理用の線の合計3枚が必要となる)17万枚が動員され、製作途中の画風模索もあり制作費が膨れ上がったとされる。実はジブリ作品の中で一番枚数を使っているのは、同じ高畑監督の『かぐや姫の物語』が製作・公開されるまではこの作品であった。

音響面においては、映画用デジタル音響システムである、DTSデジタルサウンドを、ジブリ作品としては初めて採用した。ドルビーデジタルも併用し、その後の劇場版のジブリ作品においては、2つの音響フォーマットが常に採用されている。

「ジブリがいっぱいCOLLECTION」シリーズで、初めてDVD版が発売された作品でもある。

後述の通り興行収入はふるわなかったが、日本テレビ会長だった氏家齊一郎は本作を非常に気に入り、大きな赤字を出しても高畑の監督作品をもう一度見たいとジブリの関係者に要請したことで、『かぐや姫の物語』が誕生することになった[24][25]

売上編集

およそ20億円の制作費用をかけ鳴り物入りで封切られたが、全体の売り上げを示す興行収入は15.6億円、映画館などの取り分を差し引いた配給収入は目標の60億円を大きく下回る7.9億円[26]に留まった。これはジブリが初期に制作した『天空の城ラピュタ』(興行収入11.6億円、配給収入5.8億円[26])や『となりのトトロ/火垂るの墓』(興行収入11.7億円、配給収入5.9億円[26])こそ上回るものの、『魔女の宅急便』(興行収入36.5億円、配給収入21.5億円[26])以降の平成期のスタジオジブリ制作作品としては最も興行収入が低い作品[注釈 13]となっている[注釈 14]。また、配給元の松竹もシネマジャパネスク戦略の迷走や、度重なる興行収入の不振から2000年2月期決算において21億円の特別損失を計上した。鈴木敏夫は興行収入は「ふつうでいえばまあまあ」だが、「事前の期待値が高かったためによくない印象が残る」と記している[22]。また、当時の松竹は弱体の上に営業担当が初心者で、西日本には封切り映画館がほとんどないといった「とんでもない状況で勝負」しなければならず、「やる前から負け」だったとも述べている[22]また、松竹は劇場公開に客席数の多い大型の劇場を用意し、それがかえって「ガラガラ」を印象づける結果となった(逆に東宝は、中小の劇場で公開し、行列を作り出すことによって「繁盛している」とアピールする戦術を取っている)[要出典]

ゴシップ誌『噂の眞相』での映画会社社員による覆面座談会形式の取材を基にするとした記事[27]によれば、松竹は劇場の客数不入りを隠蔽するため、公開初日に社員約300人を丸の内ピカデリーに招集しサクラとして客席を埋めた。動員された社員には、前日に「劇場に顔見知りがいても、けっして挨拶しないように」との通達が出された。松竹は、スポーツ紙や週刊誌の記者に歌舞伎のチケット、スカーフなどを配布するなど、マスコミ対策を実施した。サンケイスポーツは「『となりの山田くん』も15億円の大ヒット、社内が明るくなってきたし、社員が活発になってきた」との大谷信義社長のコメントを掲載した。上記の通り、興行収入では15.6億円である(興行収入と配給収入の関係についてはそれぞれの記事を参照のこと)。

この興行不振について、「となりの山田くんより、うちの山田君(山田洋次監督)を使えば良かったのに」と週刊誌に揶揄されたほどだった(ただし、公開された1999年時点において山田洋次監督はアニメ作品の監督をしたことはなく、実写作品のみ手がけていた。それ以降でも2010年に一度舞台演出を行った以外は実写作品にのみ関わっており、実際にアニメ作品を監督したとしても結果は未知数である)。

但し、ビデオ売上などによって『となりの山田くん』は最終的に黒字化を果たしており、鈴木敏夫は『もののけ姫』のヒット後現場がプレッシャーで萎縮するのを避けるため興行成績をあえて落としたと語ったうえで、この経験があったから翌々年に大ヒットした『千と千尋の神隠し』があると答えている[28]。また、2002年にスタジオジブリが徳間書店から刊行した『ナウシカの「新聞広告」って見たことありますか?』の本作の章での宣伝担当者による対談文章においては、作品の出来とは別に興行成績が奮わなかった点について『もののけ姫』のヒットと絡めて言及している。

テレビ放送編集

地上波のテレビ放送は、日本テレビの「金曜ロードショー」枠で2000年10月13日に放送された1回のみである。2018年4月時点において上映から5年以上経過した長編ジブリ映画作品の中で複数回放送されていないのは『となりの山田くん』のみであり、初回放送から17年以上放送されていない[注釈 15]。2013年12月07日の20時~WOWOWプライムで放送されている。

回数 放送日時 視聴率
1 2000年010月13日 9.9%

あらすじ編集

たかし・まつ子の結婚から、のぼる・のの子の誕生と成長、山田家とそれを取り巻く人々の日常茶飯事やよしなしごとが、折々に松尾芭蕉与謝蕪村種田山頭火の俳句を挟んで歳時記としつつ、暖かく緩やかに描かれる。

主なキャスト編集

英語吹替え版編集

スタッフ(映画)編集

使用曲編集

主題歌
「ひとりぼっちはやめた」
作詞・作曲・歌 - 矢野顕子 / プロデュース・編曲 - Jeff Bova & 矢野顕子
挿入歌
「電話線」
作詞・作曲・編曲・歌 - 矢野顕子
「月光仮面は誰でしょう」
作詞 - 川内康範 / 作曲 - 小川寛興 / 歌 - 近藤よしこ、キング小鳩会
細雪
作詞 - 吉岡治 / 作曲 - 市川昭介 / 歌 - 五木ひろし
「犬のおまわりさん」
作詞 - 佐藤義美 / 作曲 - 大中恩 / 歌 - 生田弘子
「だまって俺について来い」
作詞 - 青島幸男 / 作曲 - 萩原哲昌 / 歌 - 山田家の人々(朝丘雪路、益岡徹、荒木雅子、五十畑迅人、宇野なおみ)
さくらさくら
歌 - ジブリ女声合唱団
「若者たち」
作詞 - 藤田敏雄 / 作曲 - 佐藤勝 / 歌 - ジブリ男声合唱団
ケ・セラ・セラ
作詞・作曲 - ジェイ・リビングストン & レイ・エバンズ / 日本語訳詞 - 高畑勲 / 編曲 - 斉藤ネコ / 歌 - 山田家の人々(朝丘雪路、益岡徹、荒木雅子、五十畑迅人、宇野なおみ)・藤原先生(矢野顕子) / コーラス - テアトルアカデミー劇団ひまわりの子供たち、ジブリ混声合唱団
挿入曲
「YUEYA WUGENG」
作曲 - 不明(中国東北部民謡) / 二胡演奏 - JIA PENG-FANG
マーラー 交響曲第1番『巨人』第4楽章」
作曲 - グスタフ・マーラー / 指揮 - 小林研一郎 / 演奏 - ハンガリー国立交響楽団
マーラー 交響曲第5番第1楽章『葬送行進曲』」
作曲 - グスタフ・マーラー / 指揮 - マリオ・クレメンス / 演奏 - チェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団
「メンデルスゾーン 結婚行進曲」(「真夏の夜の夢」より)
作曲 - フェリックス・メンデルスゾーン / 指揮 - マリオ・クレメンス / 演奏 - チェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団
アルビノーニ アダージョ
作曲 - レモ・ジャゾット / 指揮 - マリオ・クレメンス / 演奏 - チェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団
L.モーツァルト 玩具の交響曲 第二楽章メヌエット」
作曲 - レオポルト・モーツァルト / 指揮 - マリオ・クレメンス / 演奏 - チェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団
ショパン ノクターン 第1番変ロ長調 作品9の1
作曲 - フレデリック・ショパン / ピアノ演奏 - 江崎昌子
J.S.バッハ プレリュード 第8番 変ホ短調BWV853
作曲 - ヨハン・ゼバスティアン・バッハ / ピアノ演奏 - 江崎昌子

賞歴編集

関連商品編集

作品本編に関するもの編集

映像ソフト
出版
  • アニメージュコミックススペシャル となりの山田くん全集1(1999年5月10日)ISBN 4-19-770057-1
  • アニメージュコミックススペシャル となりの山田くん全集2(1999年5月10日)ISBN 4-19-770058-X
  • アニメージュコミックススペシャル となりの山田くん全集3(1999年5月10日)ISBN 4-19-770059-8
  • ロマンアルバム アニメージュスペシャル GaZO画像 Vol.4 特集・映画 「ホーホケキョ となりの山田くん」(1999年7月20日)ISBN 4-19-720085-4
  • 『もののけ姫』から『ホーホケキョ となりの山田くん』へ_テーマは「生きろ。」から「適当」へ…!?(1999年7月31日)ISBN 4-19-861046-0
  • キネ旬ムック スタジオジブリととなりの山田くん(1999年8月10日)ISBN 4-87-376515-3
  • ホーホケキョとなりの山田くん(徳間アニメ絵本)(1999年9月30日)ISBN 4-19-861074-6
  • ホーホケキョとなりの山田くん(ジス・イズ・アニメーション)(1999年10月1日)ISBN 4-09-101554-9
  • ホーホケキョとなりの山田くん―フィルムコミック(1)(1999年10月1日)ISBN 4-19-770062-8
  • ホーホケキョとなりの山田くん―フィルムコミック(2)(1999年10月1日)ISBN 4-19-770063-6
  • ホーホケキョとなりの山田くん―フィルムコミック(3)(1999年10月25日)ISBN 4-19-770064-4
  • ホーホケキョとなりの山田くん―フィルムコミック(4)(1999年10月25日)ISBN 4-19-770065-2
  • ホーホケキョとなりの山田くん(ロマンアルバム)(1999年10月10日)ISBN 4-19-720088-9
  • The art of my neighbors the Yamadas(1999年12月10日)ISBN 4-19-810004-7
  • ホーホケキョとなりの山田くん(スタジオジブリ絵コンテ全集12)(2002年2月28日)ISBN 4-19-861487-3
  • ジブリコミックススペシャル フン!(2004年8月1日)ISBN 4-19-750004-1
  • ジブリコミックススペシャル ののちゃん全集1(2004年8月1日)ISBN 4-19-750002-5
  • ジブリコミックススペシャル ののちゃん全集2(2004年8月1日)ISBN 4-19-750003-3
  • ジブリコミックススペシャル ののちゃん全集3(2004年9月1日)ISBN 4-19-750005-X
  • ジブリコミックススペシャル ののちゃん全集4(2004年11月1日)ISBN 4-19-750006-8
  • ジブリコミックススペシャル ののちゃん全集5(2006年9月1日)ISBN 4-19-750007-6
  • ジブリコミックススペシャル ののちゃん全集6(2008年7月1日)ISBN 4-19-750009-2
  • ジブリコミックススペシャル ののちゃん全集7(2010年5月10日)ISBN 4-19-750010-6
  • ジブリコミックススペシャル ののちゃん全集8(2012年3月21日)ISBN 4-19-750012-2
  • ジブリコミックススペシャル ののちゃん全集9(2014年4月26日)ISBN 4-19-750013-0
  • ジブリの教科書〈11〉 ホーホケキョとなりの山田くん 文藝春秋〈文春ジブリ文庫〉(2015年11月)ISBN 4-16-812010-4
音楽
  • ホーホケキョとなりの山田くん オリジナル・フル・サウンドトラック~家内安全は、世界の願い。~ 徳間ジャパンコミュニケーションズ(1999年7月1日)TKCA-71635
  • ホーホケキョとなりの山田くん スペシャル・サウンドトラック~よし、ジブリと一緒に作るぞ!~ 徳間ジャパンコミュニケーションズ (1999年7月1日)TKCA-71639
  • ホーホケキョとなりの山田くん CLASSIC ALBUM ~楽に生きたら。~ 徳間ジャパンコミュニケーションズ (1999年7月1日)TKCA-71615

Webアニメ「ののちゃんシアター」編集

原作の4コマ漫画をそのままアニメ化した形式のWeb専用アニメーション。アサヒ・コムで2001年9月から2005年2月までストリーミング有料配信された。 アニメーション制作はオペラハウス。キャスティング協力はラベリテ・プロ[29]

声の出演編集

その他編集

いしいの出身地である岡山県玉野市では、いしいの協力を得て、2010年7月より原動機付自転車向けにののちゃんをあしらったナンバープレートの交付を開始した[30]

参考文献編集

脚注編集

注釈編集

  1. ^ 毎日掲載でないものとしては、1986年1月25日から朝日新聞の「ウイークエンド経済」欄(毎週土曜日)に連載した「経済外論」があった。また、地域限定の駅売り新聞として、1980年代の夕刊フジには断続的に作品を発表し、一時期は土曜日を除く(日曜は発行なし)毎日連載していた。
  2. ^ 読売・渡辺社長にケンカ売った?漫画、サンケイスポーツ、2001年1月29日。(インターネットアーカイブのミラー)。この事情のゆえかは不明であるが、「ワンマンマン」頃のエピソードは発表から1年以上経ってようやく単行本が発売された。その後特に表面化した抗議などはなく、ワンマンマンは2010年代にも登場。近年はわがままなサンタクロース役が恒例化している
  3. ^ 「ボケ、カス、アホンダラー」といったセリフを女性や子供も用い(1857回の3小3年3組、2457回、3395回のまつ子、5561回のしげなどなど)、主人公のの子も興が乗ると関西弁や岡山弁を口真似するだけでなく、時折兄を呼び捨てにしたり「どこに目えつけとんじゃい、このタコヤキ頭のスットコドッコイ」(1268回)「ションベンくさいガキがほざくんじゃないよ」(5781回)などと口にする。のの子の担任藤原先生が抜き打ちテストなどで生徒から浴びるブーイングには「何を言い出すんだひとみ」「さっさとヨメにいけー」といった声が混ざる。藤原先生自身も、自習を連発して読書や居眠りにふけり、隠れタバコや校内飲酒すら辞さず、毎夏のプール監視では生徒を一顧だにしていないが、特に2251回ではヘッドフォンを掛けて宇宙戦争の勃発と終焉に気づかないままで、もはや新聞読者の抗議とか苦情を受けるレベルを遥か超越してしまった。
  4. ^ 5月11日は犠牲者168名、国鉄戦後五大事故に数えられる紫雲丸事故の発生した日でもある。
  5. ^ 連載開始以来、努力しようとしたのは(自分から勉強しようとしたのは)たった3回しかない。
  6. ^ いしい自身の本家の伯父が進水式のくす玉作りを手がける大工だった(『[総特集]いしいひさいち』p115)。直接のモデルではないが、サッちゃんを連れて山田家を訪れる風景はこの伯父の姿とのこと。
  7. ^ 作品の中では、ポスターのすぐ下のベンチでまつ子とのの子がたこ焼きを食べながら、ポスターに気づかずにロカの話をしている場面が描かれている。
  8. ^ 悲しむのの子に「おばあさんはきっとたかしは天国に行ったと思うよ」と慰めている。
  9. ^ 玉野市中心市街地活性化協議会の「いしいひさいち部会」のウェブサイトに、いしい自筆の町の地図が掲載されているアーカイブされたコピー”. 2010年8月16日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2010年10月14日閲覧。
  10. ^ いしい自筆の地図ではこの駅は終着駅である。しかし、たまのの駅の隣の駅(該当回では「のたま駅」と表記)を「急行電車」が通過する回(2010年6月5日付)があり、作中では整合が取られていない。
  11. ^ 2部編成の話が挿入される場合もあり、その場合はサブタイトルの後ろに「その1」、「その2」が付く(第6話のみ「1」、「2」。58話のみサブタイトルの前に「続・」が付く。)。
  12. ^ 奇しくも、ミヤコ蝶々の死去はテレビ放送の前日であった。
  13. ^ 配給収入は1999年を最後に使用されなくなってきているが、その次に興行収入の低い『かぐや姫の物語』が24.7億円[26]であることから配給収入としても最も低いことには変わりがない。
  14. ^ 制作のための資金収集・提供を行う製作会社として参画した作品を含めても2016年に公開された『レッドタートル ある島の物語』に抜かれるまで最も興行収入が低かった。
  15. ^ テレビアニメ作品を含めれば『海がきこえる』も1回のみであるが、元々1993年に別枠で放送されていることから日本テレビでの放送回数が1回のみは『となりの山田くん』のみとなる。なお、『海がきこえる』は尺が短い(72分)等の理由から約18年2ヶ月の間テレビ放送されていなかった。

出典編集

  1. ^ 1992年1月10日付、『となりの山田くん』1巻(東京創元社)、p92
  2. ^ 1993年8月30日付、『となりの山田くん』4巻、p149。なお漫画の中では「あの社長」と記しており、角川の名前は出ていない。
  3. ^ 2010年4月21日付。「子どもだましニュース(木村カズキ作)」という体裁で、小沢一郎鳩山由紀夫(当時首相)を「ドリルの替え刃」に例える。
  4. ^ a b 2010年5月25日付(「キクチヒサヒコ作」)
  5. ^ a b 2010年8月4日付。「鈴木キサブロー作」で、タイトルは「ああ栄冠は君には輝かない」。
  6. ^ 2010年10月27日付。「大賀エリ作」でタイトルは「B型平次捕物」。
  7. ^ 2010年9月15日付。タイトルは「『毛利元就』仁義なき戦い」で藤原先生の作。「仁も義もなき戦い」は「チャンチャンバラエティ」に収録の未完連作。
  8. ^ 『[総特集]いしいひさいち』p114
  9. ^ 2010年6月26日付
  10. ^ 『[総特集]いしいひさいち』p115
  11. ^ 『[総特集]いしいひさいち』p124
  12. ^ 2010年10月22日付
  13. ^ 『[総特集]いしいひさいち』p116
  14. ^ 『[総特集]いしいひさいち』p116
  15. ^ 『[総特集]いしいひさいち』p123(同書には「富田月山城」と誤記されている)
  16. ^ 『[総特集]いしいひさいち』p117
  17. ^ 『[総特集]いしいひさいち』p117
  18. ^ 2010年4月2日付。「西甲羅駅」はトンネルのすぐ近くに描かれているが、これは実在した西小浦駅と同じである。
  19. ^ 2010年5月15日付。玉野市電は実際わずか4.7kmの距離に13もの駅があった。
  20. ^ 2010年8月23日付。実際の宇高フェリーでは、存続運動の一環として2010年3月に船上ライブがおこなわれている。
  21. ^ 1999年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
  22. ^ a b c 鈴木敏夫『仕事道楽』岩波書店《岩波新書》、2008年、pp.130 - 131
  23. ^ 作画フォーマットは1,828×988ピクセル(AVwatch奥井敦映像部部長へのインタビューより。2010年11月17日)
  24. ^ 「かぐや姫の物語」「風立ちぬ」スタジオジブリ新作発表会見” (2012年12月13日). 2013年12月8日閲覧。[リンク切れ]
  25. ^ 鈴木敏夫「氏家齊一郎という重石」『かぐや姫の物語』パンフレット
  26. ^ a b c d e . シネマズ(松竹が発信するウェブサイト). (2016年6月25日). https://cinema.ne.jp/recommend/ghibli2016062517/+2018年4月8日閲覧。 
  27. ^ 噂の眞相』1999年12月号「“断末魔の松竹”と“怪文書の日活”日本映画界に立ち込める暗雲の元凶」
  28. ^ . デイリー新潮. (2016年6月24日). https://www.dailyshincho.jp/article/2016/06240600/?all=1+2018年4月8日閲覧。 
  29. ^ ラベリテ・プロ”. ラベリテ・プロ. 2003年8月12日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2018年7月5日閲覧。
  30. ^ ののちゃんの原動機付自転車(原付バイク)ナンバープレートの交付を始めます Archived 2010年8月2日, at the Wayback Machine.玉野市ウェブサイト

外部リンク編集