はだかのくすりゆび』は、艶々による日本漫画日本文芸社別冊漫画ゴラク』にて[注 1]、No.588からNo.622まで連載(月2回刊の時代は隔号連載)された。

はだかのくすりゆび
ジャンル 不倫
漫画
作者 艶々
出版社 日本文芸社
掲載誌 別冊漫画ゴラク
発表号 No.588 - No.622
巻数 全3巻
話数 全24話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

本作の舞台として、神戸市西部の須磨から明石市に設定してストーリーを展開している[1]

あらすじ 編集

戸田翠は、一人娘の摩耶を育てることを生きがいに過ごしてきた。摩耶は見合い相手で夫・源二の下で働く若手社員・松下志人と意気投合し、そのまま交際へと発展する。それからしばらく経ったある日、翠は摩耶の代わりに風邪で寝込んだ志人の見舞いに赴くが、そこで志人から告白され、性行為に及んでしまう。爛れた関係に溺れていく2人。一方、2人の関係を知った摩耶はある行動を起こす。

登場人物 編集

戸田家 編集

戸田 翠(とだ みどり)
本作の主人公。年齢は41→42歳[注 2]
人並み外れたグラマラスボディを持つ人妻。短大卒業後、20歳で見合い結婚。それから家庭に入り、娘を育てることを幸せに生きてきた。
年の離れた夫・源二とはセックスレスであり、長らく夫以外の男性を知らずにいた。物語終盤、志人の子を妊娠してしまう。
戸田 摩耶(とだ まや)
翠の一人娘。日文大学2年生、20歳。
マイペースで自由奔放な現代っ子。翠と志人の関係を知ったことで変化していく。中盤で留学して家を離れる。
戸田 源二(とだ げんじ)
翠の夫。50代半ば。
典型的な亭主関白。子煩悩だが、妻のことは省みない。実は部下である二宮と不倫関係にある。

その他 編集

松下 志人(まつした ゆきと)
源二の部下で、摩耶の見合い相手。20代半ば。
両親を亡くし、漁師町の実家に一人住まいしている。新入社員の頃に翠と出会って憧れており、風邪の見舞いに訪れた翠と不倫関係に陥ってしまう。その後もしばらく関係を続けるが、物語終盤に破局する。
大野 秀明(おおの ひであき)
夏美の父親。
実は5年前から摩耶と不倫関係にあり、物語終盤には翠とも肉体関係を結ぶ。かなりのテクニシャン
大野 夏美(おおの なつみ)
摩耶の親友。
二宮 凛香(にのみや りんか)
源二の不倫相手。原作ではセリフのみだが、実写版では劇中に登場している。

書誌情報 編集

映画 編集

はだかのくすりゆび
監督 山口雄也
脚本 清水匡
原作 『はだかのくすりゆび』(艶々)
製作 香月淑晴
出演者 濱田のり子
夛留見啓助
七海なな
撮影 西久保弘一
制作会社 ケイズエンターテインメント
製作会社 エスピーオー
配給 エスピーオー
公開 2014年4月26日
上映時間 92分
製作国   日本
言語 日本語
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2014年、山口雄也により実写映画化され、シネマート六本木にて一週間限定で劇場公開された[2]

キャスト 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 掲載誌の『別冊漫画ゴラク』は一般向け青年漫画雑誌。
  2. ^ 第2話における「今年で42歳になる」というセリフから。

出典 編集