はらいそ
細野晴臣のアルバム
『はらいそ』(PARAISO)は、1978年に細野晴臣&イエロー・マジック・バンドとして発売された細野晴臣の4作目のソロアルバム。タイトルは、ポルトガル語でパラダイス paradise にあたるパライソ(paraíso)が訛った、キリシタン用語で天国のことである。
『はらいそ』 | ||||
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細野晴臣 の スタジオ・アルバム | ||||
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レーベル | アルファレコード | |||
プロデュース | HOSONO | |||
細野晴臣 アルバム 年表 | ||||
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解説
編集『トロピカル・ダンディー』、『泰安洋行』に次ぐ、トロピカル三部作の最後を飾るアルバムである。前2作はクラウンレコードから発売されたが、村井邦彦の誘いを受け、本作はアルファレコードから発売された。
細野が「チャンキー・ミュージック」と名付けた、様々なジャンルの音楽をごた混ぜにしたサウンドが繰り広げられ、カバー曲も沖縄民謡(安里屋ユンタ)からハワイのヒット曲(ジャパニーズ・ルンバ)と幅広い。また、クレジットにイエロー・マジック・バンドと記されているように、細野はこの時イエロー・マジック・オーケストラのヴィジョンがあったという[1]。「はらいそ」のアウトロに「この次はモアベターよ」というセリフがある。
収録曲
編集- 東京ラッシュ/TOKIO RUSH
- 作詞・作曲:細野晴臣
- 四面道歌/SHIMENDOKA
- 作詞・作曲:細野晴臣
- ジャパニーズ・ルンバ/JAPANESE RHUMBA
- 作詞・作曲:ジェリー・F・ミラー
- 安里屋ユンタ/ASATOYA YUNTA
- 作詞・作曲:沖縄民謡
- フジヤマ・ママ/FUJIYAMA MAMA
- 作詞:Earl Burrows、訳詞:井田誠一、補作詞:細野晴臣、作曲:Earl Barrows
- ファム・ファタール〜妖婦/FEMME FATALE
- 作詞・作曲:細野晴臣
- シャンバラ通信/SHAMBHARA SIGNAL
- 作曲:細野晴臣
- ウォリー・ビーズ/WORRY BEADS
- 作詞・作曲:細野晴臣
- はらいそ/PARAISO (HARAISO)
- 作詞・作曲:細野晴臣
- 後に映画『ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌』挿入歌として使われる。
演奏者
編集- 細野晴臣 – ボーカル、ベース、ギター、マリンバ、ピアノ、オルガン、スティール・ドラム、パーカッション、シンセサイザー(CS-80)、エレクトリックピアノ(CP-30)、ゴング
- 鈴木茂 – ギター
- 徳武弘文 – ギター
- 林立夫 – ドラムス
- 高橋幸宏 – ドラムス
- 浜口茂外也 – パーカッション
- 斉藤ノブ – パーカッション
- 佐藤博 – ピアノ、エレクトリック・ピアノ(ローズ・ピアノ)、シンセサイザー(CS-30, CS-80)
- 坂本龍一 – ピアノ、エレクトリック・ピアノ(ローズ・ピアノ)、シンセサイザー(CS-30, CS-80, ARP Odyssey)
- 武川雅寛 – ヴァイオリン
- 大貫妙子 – コーラス
- ティーブ・釜萢 – ボーカル
- かまやつひろし – コーラス
- 川田朝子(かわだともこ) – コーラス
- あがた森魚 – コーラス
- 東京シャイネス・ボーイズ – コーラス
出典
編集- ^ 2005年3月24日リリースの再発盤のライナーノーツ掲載の解説、pp.14–15。
外部リンク
編集- Hosono Haruomi.jpによる紹介ページ
- SonyMusicによる紹介ページ
- はらいそ – ディスコグラフィ;
- はらいそ – ディスコグラフィ;
- はらいそ【完全生産限定/アナログ盤】 – ディスコグラフィ;