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まんが宇宙大作戦』(まんがうちゅうだいさくせん、原題:Star Trek: The Animated Series、略称:TAS)は、アメリカSFアニメ番組である。『スタートレック』シリーズの1作で全22話。

まんが宇宙大作戦
Star Trek TAS logo.svg
原案 ジーン・ロッデンベリー
監督 ハル・サザーランド (Season 1)
ビル・リード (Season 2)
声の出演 ウィリアム・シャトナー
レナード・ニモイ
デフォレスト・ケリー
ジェームズ・ドゥーアン
ニシェル・ニコルズ
ジョージ・タケイ
メイジェル・バレット
国・地域 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
シーズン数 2
話数 22(各話リスト)
各話の長さ 30分
製作総指揮 ジーン・ロッデンベリー
ドロシー・フォンタナ
プロデューサー ノーム・プレスコット
ルー・シェイマー
製作 フィルメーション
ノーウェイ・プロダクションズ
配給 パラマウント・テレビジョン
CBSテレビジョン・ディストリビューション現在
放送
放送チャンネル NBC
映像形式 NTSC 480i
音声形式 モノラル
放送期間 1973年9月8日 (1973-09-08) - 1974年10月12日 (1974-10-12)
The Animated Series at StarTrek.com
番組年表
前作 宇宙大作戦
続編 新スタートレック
関連番組 スタートレック:ディープ・スペース・ナイン,
スタートレック:ヴォイジャー,
スタートレック:エンタープライズ
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本国のアメリカでは1973年9月8日から1974年10月12日にかけてNBCで放映され、日本では1977年4月10日から9月13日にかけて東京12チャンネルで放映された。

以前はシリーズ内でのオフィシャル作品(いわゆる正史)扱いはされていなかったが、スタートレックの版権を持つCBSは2012年以降の公式サイトで本作をオフィシャルな映像作品に含めている[1][2]

概要編集

1969年に『宇宙大作戦』が終了した後、初めて作られた続編である。時代設定は前作の直後(2269年 - 2270年)となっており、主要キャラクターや航宙艦異星人など基本的な設定が引き継がれている。また、ヒューマノイドには属さない外見の異星人が新たに登場したり、惑星上で怪獣が現れるなどの、実写では撮影困難なアニメーションならではの描写も多く見られる。

原作者のジーン・ロッデンベリーは、アニメ化に際しても子供向けと意識せず幅広い年齢層に応えられる内容にすべきとし、スタートレックの持つ作品世界の質を保つことを第一に考えていた[注 1]。そのため、出演者のみならずスタッフにもスタートレックシリーズに馴染みの深い人物が多数参加しており、各エピソードの脚本はD・C・フォンタナを始めとした『宇宙大作戦』から続投している面々が半数を占めている。また、SF作家として著名なラリー・ニーヴンも脚本に参加しており、自身の作品『ソフト・ウェポン』を原作にして「過去から来た新兵器」を執筆している。

製作はフィルメーション英語版社が行っている[注 2]。同社のスタッフには『宇宙大作戦』のファンが多くいたこともあり、上述のようなロッデンベリーの製作意図を尊重し理解を示したという[注 1]

キャスト編集

ウィリアム・シャトナーを始め、『宇宙大作戦』で役を演じた俳優本人が声を当てている。俳優たちのスケジュール調整が困難な際は、個別に録音したセリフを編集でまとめる手法が採られた。

制作予定の段階では、前作のレギュラーだったウフーラ役のニシェル・ニコルズカトー(スールー)役のジョージ・タケイチェコフ役のウォルター・ケーニッグらは出演から外されていた。劇中にウフーラとカトーは登場するものの、それぞれチャペル役のメイジェル・バレットとスコット役のジェームズ・ドゥーハンが兼任して声を当て、チェコフ降板となっていた。しかし、これに対してスポック役のレナード・ニモイが彼らを参加させないなら自分も出演しないと抗議したため、ニコルズとタケイの出演が実現し[4]、ケーニッグのみ出演は適わなかったものの、スタッフとして「惑星ファイロスの巨人」の脚本を手がけることとなった[4]。また、チェコフが登場しない代わりに、レスとアレックスというオリジナルキャラクターが新たに加えられ、それぞれの声をバレットとドゥーハンが務めている。

大半のゲストキャラクターの声は、バレット、ドゥーハン、ニコルズが各々に応じて兼任している。ただし、前作から再登場となるゲストキャラクターの場合は、演じた俳優本人が吹き込んでいるケースもあり、サレク役のマーク・レナード英語版やハリー・マッド役のロジャー・C・カーメル、シラノ・ジョーンズ役のスタンリー・アダムズ英語版がそれに当てはまる。

日本語吹替えは、俳協テアトル・エコー所属の声優が中心となって務めている。また、翻訳監修が『宇宙大作戦』と異なるため、オープニングのナレーションや劇中の専門用語が他のシリーズと異なっている。

放映リスト編集

アメリカでは、第1シーズン16話が1973年9月8日から1974年1月12日まで、第2シーズン6話が1974年9月7日から1974年10月12日にかけて共にNBC系列にて放映されている。放送時間は、第1シーズンが毎週土曜10:30 - 11:00[5]、第2シーズンが毎週土曜11:30 - 12:00[6]

日本では1977年4月10日から同年9月13日まで東京12チャンネルにて初放映。放送時間(JST)は、4月10日から6月26日までは毎週日曜9:30 - 10:00、7月5日から9月13日までは毎週火曜9:00 - 9:30。

第1シーズン編集

話数 サブタイトル 原題 脚本 演出
本国 日本
1 4 宇宙幽霊船の謎 Beyond The Farthest Star サミュエル・A・ピープルス英語版 ハル・サザーランド英語版
2 9 タイム・トラベルの驚異 Yesteryear D・C・フォンタナ
3 アメーバ星雲ネブラの恐怖 One Of Our Planets Is Missing マーク・ダニエルズ英語版
4 13 女だけの星 The Lorelei Signal マーガレット・アーメン英語版
5 1 謎の新兵器パラライズ光線 More Tribbles, More Troubles デイヴィッド・ジェロルド英語版
6 変身!ベンドリア人の怪 The Survivor ジェームズ・シュメラー
7 2 惑星ファイロスの巨人 The Infinite Vulcan ウォルター・ケーニッグ
8 5 魔星メーガスの半獣人 The Magicks Of Megas-tu ラリー・ブロディ英語版
9 15 不思議の星のアリス Once Upon A Planet レン・ジェンソン英語版
チャック・メンヴィル英語版
10 21 侵入した愛の妙薬 Mudd's Passion ステファン・カンデル英語版
11 10 ミクロ人間の恐怖 The Terratin Incident ポール・シュナイダー英語版
12 7 魔のスペース・トライアングル The Time Trap ジョイス・ペリー
13 12 惑星アルゴの海底人 The Ambergris Element マーガレット・アーメン
14 8 過去から来た新兵器 The Slaver Weapon ラリイ・ニーヴン
15 14 人間動物園 The Eye Of The Beholder デヴィッド・P・ハーモン英語版
16 11 惑星マッドの冒険 The Jihad ステファン・カンデル
  • サミュエル・A・ピープルス、D・C・フォンタナ、マーク・ダニエルズ、マーガレット・アーメン、デイヴィッド・ジェロルド、ステファン・カンデル、ポール・シュナイダー、デヴィッド・P・ハーモンらは『宇宙大作戦』からの続投。
  • ウォルター・ケーニッグの脚本起用は、スタートレックシリーズ出演の俳優が製作スタッフとして参加した初のケースであり、後のレナード・ニモイジョナサン・フレイクスらの先例となった。

第2シーズン編集

話数 サブタイトル 原題 脚本 演出
本国 日本
17 18 宇宙海賊オリオン軍団 The Pirates Of Orion ハワード・ワインスタイン ビル・リード
18 16 分解宇宙人ベム Bem デヴィッド・ジェロルド
19 宇宙のイタズラ魔 The Practical Joker チャック・メンヴィル
20 17 死の疫病 Albatross ダリオ・フィネリ
21 20 宇宙の神ククルカン How Sharper Than A Serpent's Tooth ラッセル・ベイツ
デヴィッド・ワイズ
22 逆流する時間 The Counter-Clock Incident ジョン・カルバー英語版

脚注・出典編集

注釈編集

  1. ^ a b 1973年出版のファンクラブ会報誌第1号に掲載されたインタビューより[3]
  2. ^ 他のフィルメーション作品では『まんが猿の惑星』『ミクロ決死隊』などが日本でも放映されている。

出典編集

  1. ^ [1]StarTrek公式サイトのオフィシャルな映像作品一覧
  2. ^ [2]StarTrek公式サイトのQ&Aコーナー。2012年時点での記述において「StarTrek.com is the official website for Star Trek's six television series and eleven movies」とある事から、本作がオフィシャルな映像作品に含まれている事が分かる。
  3. ^ Star Trek Animated (Star Trek zine)”. Fanlore. 2019年5月14日閲覧。
  4. ^ a b タケイ, ジョージ『星に向かって ジョージ・タケイ自叙伝』貞包智悠・貞包有美訳、有悠、2005年3月26日、400-401頁。ISBN 9784990248208
  5. ^ 1973–74 United States network television schedule (Saturday morning)”. Everybodywiki bios and free wiki for everybody. 2019年5月23日閲覧。
  6. ^ 1974–75 United States network television schedule (Saturday morning)”. Everybodywiki bios and free wiki for everybody. 2019年5月23日閲覧。

外部リンク編集


東京12チャンネル 日曜9時台後半枠
前番組 番組名 次番組
東京の中小企業'77
(9:00 - 9:15)
スター'77
(9:15 - 9:30)
まんが宇宙大作戦
(1977年4月 - 6月)
マチャアキ海を行く
(10:00 - 10:30)
東京12チャンネル 火曜9時台前半枠
雲のじゅうたん
(8:30 - 9:00)
まんが宇宙大作戦
(1977年7月 - 9月)