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みたかシティバスの車両(小田急バス C160)
みたかシティバスの車両 日野リエッセ(小田急バス C108)※除籍済

みたかシティバスは、東京都三鷹市コミュニティバスである。三鷹市内の交通空白地帯の解消を目的として運行されている[1]

全路線を小田急バス武蔵境営業所が運行受託しており、新川・中原ルートのみ京王バス東調布営業所との共同運行となっている[1]

近隣の2つの市と2路線を共同運営していることが特徴で、つつじヶ丘駅を発着する新川・中原ルートは調布市内に乗り入れるため、三鷹市と調布市の共同運営となっている[1][2][3]

また、三鷹市内に乗り入れるムーバス7号線「境・三鷹循環」は、三鷹市と武蔵野市の共同運営で、みたかシティバスとしての6路線目でもある[1](運行受託は小田急バス武蔵境営業所[4])。

概要編集

赤とんぼバス」の愛称が付けられた赤い小型車が使用される4路線、スタジオジブリデザインの黄色い専用車両が使用される「三鷹の森ジブリ美術館ルート」、ムーバス7号線「境・三鷹循環」を含む、合計6路線が運行されている[1]

1998年11月3日に最初の北野ルートが開業して以来、7路線(ムーバス7号線を含む)が運行されていたが、2017年3月30日の路線再編で、西部ルートと三鷹台ルートが「三鷹台・飛行場ルート」として統合の上で経路変更され、みたかシティバスの路線が一つ減ることになった[1]

「赤とんぼバス」の愛称は、童謡赤とんぼ」の作詞者である詩人三木露風が、三鷹市牟礼在住であったことにちなむ。「赤とんぼ」の曲は三鷹市の防災無線にも採用されている[5]

運行内容編集

運賃など編集

運賃は大人210円・小児110円、全線均一・前払い。PASMOSuicaなどの交通系ICカードが利用できる。(現金・IC同一運賃)[1]バス利用特典サービスのバスポイントも付与される[6][7]

東京都シルバーパスでの乗車が可能。東京都発行の身体障害者手帳愛の手帳精神障害者保健福祉手帳の提示により運賃割引あり(小児運賃と同額)[1]

小田急バスのIC定期券、1日フリーパスが利用できる(新川・中原ルート、ムーバス7号線を除く)[1][8][9]

みたかシティバス専用の割引乗車券があり、三鷹台・飛行場ルート(旧・西部ルート)から小田急バスの指定系統に無料で乗り継げる専用乗継カード、三鷹駅 - 三鷹の森ジブリ美術館前の往復割引乗車券が発売されている。販売場所、利用方法など詳細は、三鷹市および小田急バスの公式サイトを参照[1][10][11]

他市との共同運営路線での運賃の扱い編集

調布市と共同運営の新川・中原ルートでは、小田急運行便であっても小田急バスのIC定期券、1日フリーパスは利用できない。また京王運行便であっても、京王バスの金額式IC定期券「モットクパス」、IC都区内一日乗車券、全線一日フリー乗車券(紙式)は利用できない[1][12][13][14]

武蔵野市と共同運営のムーバス三鷹・境循環(7号路線)では、小田急バスのIC定期券、1日フリーパス、東京都シルバーパスは利用できない。運賃はムーバスの他路線と同じく100円均一で、ムーバス専用回数券が利用できる[1]

現行路線編集

北野ルート編集

三鷹駅南口 - 塚 - 野崎 - 三鷹市役所前 - 三鷹中央防災公園・元気創造プラザ - 新川通り - 新川宿 - (北野公園→/←新川二丁目) - 北野

1998年11月3日開業。三鷹駅、三鷹市役所と市内南東部の北野地区を結ぶ。北野地区は左回り循環。

2017年3月30日の路線再編でルート変更。三鷹中央防災公園・元気創造プラザの開設(正式オープンは4月1日)にともない経由するようになった。。

三鷹台・飛行場ルート編集

三鷹台駅 - 杏林大学病院 - 三鷹農協前 - 三鷹中央防災公園・元気創造プラザ - 三鷹市役所前 - 野崎(人見街道)- 大沢 - 調布飛行場

2017年3月30日開業。西部ルート・三鷹台ルートが合併される形で路線再編されて運行開始。京王井の頭線三鷹台駅と調布飛行場を結ぶ路線に変更された。

三鷹中央防災公園・元気創造プラザの開設(正式オープンは4月1日)にともない経由するようになった。。

大沢 → 大沢十字路 → 調布飛行場 → 大沢コミュニティセンター → 天文台裏 → 大沢が循環経路となっている。

三鷹駅・武蔵境駅より調布飛行場・杏林大学病院方面へのアクセス向上のため、小田急バスの一般路線バス指定系統(鷹51・鷹54・鷹58・境91)に無料で乗り継げる「みたかシティバス専用乗換カード」が2000円で発売されている。みたかシティバスの他の路線、指定以外の小田急バス路線では利用できない。これは西部ルート時代から発売されていたカードを引き継いだものである。かつては磁気カードタイプで発売されていたが、2016年頃より非磁気タイプの乗車券で発売されるようになり、利用方法も1乗車目は乗換カードを提示し、2乗車目は補助乗車券を運賃箱に投入する方式へ変更された[1][10]

明星学園ルート編集

三鷹駅南口 - (文化園西→/←山本有三記念館) - 万助橋 - (三鷹の森ジブリ美術館→/←) - 明星学園入口 - 明星学園前

2001年10月1日開業。三鷹駅と市内北東部の三鷹の森ジブリ美術館、明星学園を結ぶ。

往復とも同一経路だが停車する停留所が異なる。万助橋 - 明星学園前間は小田急バスの一般路線・吉11系統と並行している(ただし同系統は三鷹の森ジブリ美術館には停車しない)。

三鷹の森ジブリ美術館ルート編集

三鷹駅南口→文化園西→万助橋三鷹の森ジブリ美術館明星学園入口→南浦→三鷹駅南口

2001年10月1日開業。スタジオジブリデザインの黄色い専用車両で運行される。バス停留所もジブリキャラクターをあしらった専用デザインになっている。

三鷹駅と三鷹の森ジブリ美術館の間を右回り循環する。小田急バス三鷹駅南口案内所で、専用の往復割引乗車券が発売されている(大人320円・小児160円)。同美術館の休館日には減便される。

新川・中原ルート編集

三鷹中央防災公園・元気創造プラザ - 杏林大学病院 - 新川交番東 - 新川団地中央 - 中原四丁目 - 金子 - つつじヶ丘駅北口

2012年3月26日開業。京王線つつじヶ丘駅北口と、市内南東部の新川・中原地区、杏林大学病院を結ぶ。ルートの一部は調布市内を経由する[15][2][3]

この路線のみ三鷹市と調布市の共同運営、小田急バス京王バス東の共同運行となっており、両社の車両が各1台ずつ運行する[15][2][3]

2017年3月30日の路線再編によりルート延伸。三鷹中央防災公園・元気創造プラザの開設(正式オープンは4月1日)にともない、起終点が杏林大学病院から変更された[15]

2018年9月1日より、経路一部変更およびダイヤ改正。朝夕の時間帯に利用の少ない三鷹中央防災公園・元気創造プラザ停留所への乗り入れを中止し、延伸前と同様に杏林大学病院止まりに変更。同時に朝夕は30分間隔に増便し、1日22往復から24往復に増便[16][17][18][19]

ムーバス7号線 境・三鷹循環編集

2007年3月31日開業。武蔵境駅北口を起点とし、三鷹駅北口で折り返して武蔵境駅に戻る循環路線。みたかシティバスとしての6路線目でもある。

この路線のみ三鷹市と武蔵野市の共同運営。小田急バス・武蔵境営業所が単独で受託している。原則としてムーバスの専用車両で運行される。

運賃、経路などの詳細は「ムーバス 境・三鷹循環(7号線)」を参照。

過去の路線編集

西部ルート編集

開業時のルート編集

2001年3月30日開業。開設時は武蔵境駅南口を起終点として、武蔵野赤十字病院・三鷹市役所と市内西部の大沢地区を結んでいた。当時は杏林大学病院方面には乗り入れていなかった。

武蔵境駅南口から武蔵野赤十字病院までのルートは、ムーバス3号線 境南 西循環・東循環(2000年11月26日開業)と重なっている。

東八道路経由で、吉野西停留所から、調布飛行場付近を一周するラケット型循環ルートであった。大沢停留所は停車しない。大沢十字路停留所から調布飛行場周辺の循環ルートは廃止直前と同じ。

東八道路上にある、調布市内の都営深大寺住宅停留所も経由していた。この停留所は現在も、調布市ミニバス北路線(調37系統)の起終点となっている。

開業翌年の2002年11月から経路変更され、西部ルートは武蔵境駅発着ではなくなった。

廃止直前のルート編集

2017年3月30日の路線再編で三鷹台ルートと統合され、三鷹台・飛行場ルートに変更された上で廃止。

市内西部の大沢地区と三鷹市役所、杏林大学病院を結んでいた。開業時からのルート変更により、みたかシティバスでは唯一、鉄道駅を経由しないルートとなっていた。55分~60分間隔で、1日14往復運転されていた。

人見街道経由で、大沢停留所から、調布飛行場付近を左回りに一周するラケット型循環ルートであった。吉野西停留所は停車しない。大沢十字路停留所から調布飛行場周辺の循環ルートは開業時と同じ。

西部ルート専用乗換カード編集

2002年11月からの経路変更で、西部ルートは武蔵境駅発着ではなくなったため、従来の武蔵境駅・三鷹駅方面からの利用者の便宜を図るために、小田急バスと無料で乗り継ぎ可能な西部ルート専用「みたかシティバス専用乗換カード」(磁気式プリペイドカード)が2,000円で発売されていた。

これは調布飛行場 - 大沢間および三鷹市役所前 - 杏林大学病院間の各停留所で、西部ルートと小田急バスの指定系統(鷹51・鷹54・鷹58・境91)を乗り継ぐ場合、2回目の乗車時に乗換カードをカードリーダーに挿入すると、1回目からの通し運賃で乗車できるものである。他のみたかシティバス路線、小田急バスの一般路線バスは利用できない。

三鷹台・飛行場ルートに統合された後も「みたかシティバス専用乗換カード」は引き続き発売されているが、利用方法が変更されている。詳しくは三鷹台・飛行場ルートの項を参照[1][10]

三鷹台ルート編集

廃止直前のルート編集

  • 三鷹駅南口 - 三鷹台駅(人見街道経由)
    三鷹駅南口 - 法専寺前 - 八幡前・三鷹市芸術文化センター前 - 塚 - 野崎 - 三鷹市役所前 - 三鷹農協前 - 杏林大学病院(構内)- (この間に循環経路あり)- 三鷹第一小学校 - 三鷹台団地 - 三鷹台駅

2000年5月29日開業。2017年3月30日の路線再編で西部ルートと統合され、三鷹台・飛行場ルートに変更された上で廃止。80~95分間隔で、1日10往復運転されていた。

三鷹駅・三鷹市役所・杏林大学病院と、市内北東部の牟礼・井の頭地区、京王井の頭線三鷹台駅を結んでいた。人見街道経由だが、新川通り停留所は通らない。

過去に経路変更が行われているが、廃止直前のルートは、杏林大学病院 - 三鷹第一小学校間の循環経路(三鷹中等教育学校・丸池公園入口・南新川停留所経由)が、三鷹駅方向・三鷹台駅方向で異なる複雑なルートとなっていた。

車両編集

赤とんぼバス編集

「赤とんぼバス」の愛称が付けられた、赤い塗色の専用車(小型車)が使用される。車両運用上の都合により小田急バスの一般路線用小型車両や、まれにムーバス専用車両が代走する場合もある。

小田急バスの車両は赤色、京王バス東の車両はFC東京のチームカラーを模した赤地に青のツートンカラー(ともに屋根の部分は黒)。赤とんぼが2匹並んで飛ぶオレンジ色のマークと「MITAKA CITY BUS」の白抜き文字が入る。

運行開始時には日野・リエッセが導入されたが、ノンステップバス日野・ポンチョに全車代替され、リエッセでの運行は終了した。

2017年3月30日のルート再編に合わせ、小田急バスの車両には、宮﨑駿デザインの三鷹市キャラクター「ポキ」[20]をあしらった「三鷹市ライフ・ワーク・バランスPR」ラッピングが施された。ラッピングは全6色(ライラックイエローグリーンラベンダーオレンジスカイブルー)となっている。なお京王バス東の専用車両(1台のみ)はラッピングされない[1][21]

三鷹の森ジブリ美術館ルート編集

スタジオジブリによるオリジナルデザインの、黄色地に白色でキャラクターのイラストが描かれた専用車(中型車)が使用される。臨時便の増発などは小田急バスの一般路線バス用車両が充当される場合もある。

運行開始時にはジブリ専用カラーの日野・リエッセが導入されたが、輸送力強化のため中型車に全車代替され、リエッセでの運行は終了した。

三鷹の森ジブリ美術館ルートの専用車両は、2011年4月より中型車のいすゞ・エルガミオに変更。アニメとなりのトトロ』に登場するネコバスの目を表現するため、特注で日野・レインボーIIと同じ2つ目ライトを採用している。

また2016年より、一般路線用のいすゞ・エルガミオを1台、ジブリ専用カラーに変更して追加し(ライトは通常のエルガミオと同じ4つ目)、さらに輸送力を増強した。

脚注編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o みたかシティバス 三鷹市公式サイト
  2. ^ a b c みたかシティバス新川・中原ルートが開通します 市報ちょうふ2012年3月20日号、調布市公式サイト、2018年9月12日閲覧。
  3. ^ a b c 3月26日(月)から みたかシティバス新川・中原ルートが開通します つつじヶ丘駅北口と杏林大学病院がつながります (PDF) 市報ちょうふ2012年3月20日号2面、調布市公式サイト、2018年9月12日閲覧。
  4. ^ ムーバスの運行状況・忘れ物についてのお問い合わせ 武蔵野市公式サイト
  5. ^ 防災無線による「赤とんぼ」の音楽放送三鷹市公式サイト
  6. ^ みたかシティバスにおけるバスポイント付与漏れの対応について(PASMO・Suica) 2018年1月19日、小田急バス公式サイト、2018年9月12日閲覧。
  7. ^ みたかシティバスのバスポイント付与漏れへの対応 2018年1月19日、調布市公式サイト、2018年9月12日閲覧。
  8. ^ IC定期券小田急バス公式サイト
  9. ^ 1日フリーパス 適用区間小田急バス公式サイト
  10. ^ a b c 乗車券のご案内「みたかシティバス専用乗継カード」小田急バス公式サイト
  11. ^ 乗車券のご案内「三鷹の森ジブリ美術館往復割引乗車券」小田急バス公式サイト
  12. ^ モットクパス(IC定期券)について ご利用可能路線京王バス公式サイト
  13. ^ IC都区内一日乗車券 適用路線京王バス公式サイト
  14. ^ 全線一日フリー乗車券 適用路線京王バス公式サイト
  15. ^ a b c みたかシティバス 新川・中原ルート 時刻表 三鷹市公式サイト
  16. ^ みたかシティバス新川・中原ルートダイヤ改正 2018年8月10日、調布市公式サイト、2018年9月12日閲覧。
  17. ^ みたかシティバス新川・中原ルート新時刻表 (PDF) 2018年8月10日、調布市公式サイト、2018年9月12日閲覧。
  18. ^ みたかシティバス新川・中原ルートダイヤ改正のお知らせ 2018年8月13日、三鷹市公式サイト、2018年9月12日閲覧。
  19. ^ みたかシティバス 新川・中原ルート運行時刻表(平成30年9月1日より) (PDF) 2018年8月13日、三鷹市公式サイト、2018年9月12日閲覧。
  20. ^ 三鷹のキャラクター「Poki(ポキ)」三鷹市公式サイト
  21. ^ ラッピングバス運行記念式典を開催しました 2017年3月2日 三鷹市公式サイト

関連項目編集

外部リンク編集