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みよし市

日本の愛知県の市

みよし市(みよしし)は、愛知県にある西三河地方に含まれる。人口は約6万人。2010年の市制施行以前は西加茂郡三好町(みよしちょう)だった。

みよしし
みよし市
Miyoshidaityochin festival.jpg
Flag of Miyoshi Aichi.JPG Miyoshi Aichi chapter.JPG
みよし市旗 みよし市章
1959年2月28日制定
日本の旗 日本
地方 中部地方東海地方
都道府県 愛知県
市町村コード 23236-0
法人番号 6000020232360
面積 32.19km2
総人口 62,782[編集]
推計人口、2019年10月1日)
人口密度 1,950人/km2
隣接自治体 豊田市日進市刈谷市愛知郡東郷町
市の木 ミカワクロマツ
市の花 サツキ
みよし市役所
市長 小野田賢治
所在地 470-0295
愛知県みよし市三好町小坂50
北緯35度5分22秒東経137度4分29.4秒
Aichi Miyoshi City Hall ac.jpg
外部リンク 公式ウェブサイト

みよし市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

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国道153号と三好前田交差点

概要編集

2005年の国勢調査では人口56,252人であり、市制を施行する要件を満たした。2010年1月4日には西加茂郡三好町が市制を施行してみよし市が誕生した。消防・ゴミなどは、日進市東郷町の尾張東部広域行政圏で処理している。トヨタ自動車の工場が立地し、西三河自動車工業地域の一角をなし、工業化とともに住宅地化も進んだ。財政は比較的裕福である。

地名の由来編集

僧行観(ぎょうかん)自達坊の出身地、三河国鳳来寺付近の「三吉」に因むと言われ、寛文年間(1661-1673)に「三好」と改められたという[1]

地理編集

 
みよし市中心部周辺の空中写真。1987年撮影の2枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。
  • 愛知県のほぼ中央に位置し、自然が多く残っている。名古屋市にも近い。市のほとんどが平地だが、北部に山林が多い。「三好面」と呼ばれる洪積台地の上に位置している。その北部である三好ヶ丘や黒笹のあたりでは、急速に宅地化が進んでいる。
  • 市内には大きな池が2つある。三好池は市の中央に位置しており、地元中学や高校などがカヌーなどで使用しているほど非常に大きいである。また保田ヶ池では、2004年7月に第6回カヌーポロ世界選手権大会が開催された。その他に長田池もある。かつては、これらの溜池による、台地上の生産性の低い農業地域であったが、1961年愛知用水通水によって、果樹・野菜栽培地帯に変貌した。
  • 主な河川は、東郷町との境界に沿って南北に流れている2級河川の境川である。
  • 市内最高地は147.62m(黒笹町三ヶ峯)、最低地は16.90m(福田町川端)。

地形編集

河川編集

主な河川

湖沼編集

 
三好池を上空から撮影した航空写真
 
長田池
主な溜池

町名編集

  • 莇生町
  • 福谷町
  • 打越町
  • 黒笹
  • 黒笹いずみ
  • 黒笹町
  • 潮見
  • 園原
  • 天王台
  • 西一色町
  • 西陣取山
  • 根浦町
  • 東陣取山
  • 東蜂ヶ池
  • 東山台
  • ひばりヶ丘
  • 福田町
  • 南台
  • みなよし台
  • 明知町
  • 三好丘
  • 三好丘あおば
  • 三好丘旭
  • 三好丘桜
  • 三好丘緑
  • 三好町

行政区編集

きたよし(11行政区)
  • ひばりヶ丘
  • 阿弥陀堂
  • 三好丘
  • 三好丘緑
  • 三好丘旭
  • 三好丘桜
  • 三好丘あおば
なかよし(10行政区)
  • 新屋
  • 三好上
  • 三好下
  • 西一色
  • 福田
  • 東山
  • 好住
  • 中島
  • 平池
  • 上ヶ池
みなよし(4行政区)
  • 明知上
  • 明知下
  • 打越
  • 山伏

人口編集

 
みよし市と全国の年齢別人口分布(2005年) みよし市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― みよし市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
 

みよし市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

隣接している自治体編集

 愛知県

歴史編集

※『三河国二葉松』に、三吉、打越の村落名が見える。

沿革編集

※参河国全図;天保8年に、三吉、黒笹、打越、一色、北莇生、南莇生の村名が見える。

  • 1881年(明治14年)8月1日 - 北莇生村と南莇生村が合併し、莇生村となる。
  • 1889年(明治22年)10月1日 - 町村制施行。明治の大合併により三好村(三吉村・福田村・西一色村)、莇生村(莇生村・福谷村・黒笹村)、明越村(明知村・打越村)が誕生。
  • 1906年(明治39年)7月1日 - 三好村・莇生村・明越村が合併し三好村になる。
  • 1958年(昭和33年)4月1日 - 町制施行により三好町になる。
  • 2002年(平成14年)12月24日 - 人口5万人突破。
  • 2003年(平成15年)8月5日 - 豊田加茂合併協議会から離脱。
  • 2010年(平成22年)1月1日 - 人口6万人突破(同日付けの推計人口による)。
  • 2010年(平成22年)1月4日 - みよし町に改称。同時に市制を施行しみよし市となる(同時に西加茂郡が消滅)。

平成の大合併編集

豊田加茂合併協議会

2003年6月に全世帯主を対象に、アンケート用紙を配布して「町民アンケート」を実施。(有効回答率67.69%)

回答結果
豊田市と合併 単独市制 町制維持 わからない その他 無回答
19.2% 47.5% 22.8% 5.9% 4.5% 0.1

どの行政区も、合併のメリットより単独での市制を希望する結果となった。上記の結果を受け、同年8月に豊田加茂協議会から離脱を表明した[2]

町制の維持

2005年11月に全世帯主を対象に、アンケート用紙を配布して「町民アンケート」を実施。(有効回答率65.1%)

回答結果
町制維持 どちらかといえば町制 市制施行 どちらかといえば市制 無回答
32.8% 22.2% 24.1% 19.5% 1.4%

町北部は過半数で市制施行を望んだが、町中南部は過半数で町制維持を望んだ。結果、過半数を占めた「町制維持」を決定した[3]

合併協議のアンケート時では、町中南部でも市制施行が多かったがこのときの結果は違った。これは現状に満足している点や、市制により福祉事務所設置など新たな出費に懸念した結果と思われる。この結果を受け、町制維持を決定した。また2006年1月31日をもって市制準備室は廃止した。

市制施行

豊田市との合併拒否、豊田ナンバーへの参加を拒否し、東西加茂郡を唯一構成する自治体として残留したが、愛知県内での郡町村の数の激減による郡町村構成自治体の発言力の低下、また近隣の知多郡東浦町が市制施行を準備しているなど、もはや郡部に残留するメリットがないと判断した[4][5]

しかし市制施行した場合、すでに三好市徳島県に存在し、「同じ漢字の市名は既存の市の名称と同一とならないように十分配慮すること」との1970年の自治省通知に抵触する問題に直面した。2004年に総務省から「相手方に異議がなければ拒否するものではない」との見解を得たものの、2007年11月に徳島県三好市側より「議会や市民も到底納得できない。反対であることをお伝えするしかない」と拒否され[6]、結局市名は平仮名で「みよし市」に(ひらがな・カタカナ地名)、施行時期は2010年1月4日に決定した。行政手続きとしては、まず「三好町」を「みよし町」に改名し、同時に市制施行することとなった[7]

政治編集

行政編集

市長編集

歴代三好町長
  • 初代 - 久野源蔵(1958年4月 - 1965年4月)三期 現職のまま死去
  • 二代 - 山田紀夫(1965年5月- 1971年4月)二期
  • 三代 - 加藤付雄(1971年4月 - 1979年4月)二期
  • 四代 - 野々山茂(1979年4月 - 1985年12月)二期
  • 五代 - 小野田金章(1985年12月 - 1993年12月)二期
  • 六代 - 塚本三千雄(1993年12月 - 2001年12月)二期
  • 七代 - 久野知英(2001年12月 - 2010年1月)二期
歴代みよし市長
  • 初代 - 久野知英(2010年1月 - 2013年12月)一期
  • 二代 ‐ 小野田賢治 (2013年12月 - )

課題編集

広域行政のねじれと市町村合併

みよし市は、国勢調査で人口5万人を超えた。財政的に余裕があるため、余裕のない東西加茂郡を背負うことが経済的に不利になるという判断が市民の間に働いたと考えられる。結果的にそれら町村は豊田市だけが背負うことになった。基本的に、豊田加茂広域行政圏域(現在は豊田市とみよし市のみ)および西三河地域に所属するのだが、隣接する尾張地域の自治体とも広域行政を行っているので、複雑になっている。

議会編集

みよし市議会編集

  • 定数:20人
  • 任期:2015年4月30日 - 2019年4月29日
  • 議長:塚本克彦(新世紀の会)
  • 副議長:水野隆市(新世紀の会)
会派名 議席数 議員名(◎は代表者)
新世紀の会 9 ◎山内勝利、福安金之助、近藤鋓男、小嶋立夫、水野隆市、藤川仁司、塚本克彦、広瀬裕久、林文夫
市民フォーラム 3 ◎冨田正、高木和彦、渡邊郁夫
公明党 2 ◎阿部憲明、青木直人
みよし未来の会 2 ◎塚本隆敏、岡本守直
清翔クラブ 2 ◎日置孝彦、加藤芳文
青雲クラブ 1 水谷正邦
日本共産党 1 牧田充生
20

愛知県議会編集

  • 選挙区:みよし市選挙区
  • 定数:1人
  • 任期:2015年4月30日 - 2019年4月29日
氏名 会派名 当選回数
小山祐 民主党 3

衆議院編集

氏名 党派名 当選回数 備考
古本伸一郎 国民民主党 6 選挙区
八木哲也 自由民主党 3 比例復活

国家機関編集

施設編集

 
三好公園(陸上競技場と球場)
 
みよし市総合体育館
 
みよし市学習交流プラザ「サンライブ」

警察編集

本部
交番
  • 三好丘交番(みよし市三好丘1丁目)
  • 三好交番(みよし市三好町)
  • みよし北交番(みよし市福谷町蓬平地) - みよし市の防犯施設から交番に格上げ
駐在所
  • 明知警察官駐在所(みよし市明知町)

消防編集

本部
消防署
  • みよし消防署(みよし市福谷町)
出張所
  • 南出張所(みよし市明知町西ノ口)

医療編集

主な病院

郵便局編集

主な郵便局

文化・交流施設編集

  • サンアート(みよし市勤労文化会館 および みよし市ふるさと会館)[9]
  • サンライブ(みよし市立中央図書館
  • 歴史民俗資料館
  • 愛知県トラック協会 中部トラック研修センター

運動施設編集

  • 野球場、陸上競技場、弓道場、総合体育館、テニスコート、カヌー競技場(三好公園内)
  • みよし市総合体育館(アリーナ、武道場、卓球場)
  • カヌーポロ競技場(保田ヶ池公園内)
  • みよし市立旭グラウンド

国の施設編集

主な公園・緑地編集

対外関係編集

姉妹都市・提携都市編集

海外編集

友好都市
フレンドシップ相手国

2005年に開催された愛知万博で、愛知県内の市町村(名古屋市を除く。)が120の万博公式参加国をそれぞれ「一市町村一国フレンドシップ事業」としてフレンドシップ相手国として迎え入れた[10]

国内編集

友好都市

経済編集

第一次産業編集

農業

第二次産業編集

工業

第三次産業編集

主な商業施設

教育編集

大学編集

私立

専門学校編集

私立

高校編集

みよし市在住の中学生は、三河学区の高校普通科の他、調整特例で、愛知県立日進高等学校愛知県立日進西高等学校愛知県立東郷高等学校の各高校への志願が可能。

県立

中学校編集

開校年 現在の名称 1947年- 1981年- 1984年- 2006年-
1947年 みよし市立三好中学校 三好 三好 三好
1984年 みよし市立南中学校
1981年 みよし市立北中学校
2006年 みよし市立三好丘中学校 三好丘

小学校編集

開校年 現在の名称 1945年- 1973年- 1980年- 1990年- 1997年- 2007年-
1875年 みよし市立北部小学校 北部 北部 北部 北部
2007年 みよし市立黒笹小学校 黒笹
1997年 みよし市立緑丘小学校 緑丘
1990年 みよし市立三好丘小学校 三好丘
1873年 みよし市立中部小学校 中部 中部 中部
1980年 みよし市立三吉小学校 三吉
1973年 みよし市立天王小学校 天王
1873年 みよし市立南部小学校 南部

特別支援学校編集

県立

自動車学校編集

愛知県公安委員会指定自動車教習所
  • 三好自動車学校(姉妹校:豊田自動車学校)

交通編集

鉄道編集

名古屋鉄道(名鉄)
TT豊田線:(日進市)- 黒笹駅 - 三好ヶ丘駅 -(豊田市)

市北部を通っているため、中心部からは離れている。

バス編集

名鉄バス
  • みよし市を経由して豊田市駅赤池駅日進市)を結ぶ路線。衣ヶ原経由と新屋経由の2路線のほか、赤池駅とイオン三好店アイモール前を結ぶ支線もある。
  • みよし市役所西駐車場側の『三好』と知立駅を結ぶ路線。市南西部の『福田』バス停からは日進駅と知立駅を結ぶ路線も利用できる。2012年10月1日より、『三好』発着の路線はイオン三好店アイモール前まで延長された。
  • 都市間高速バス豊田線:東名三好BS
さんさんバス(巡回バス)
三好ヶ丘ループバス
  • 2004年に廃止された名鉄バス「三好ヶ丘団地線」の路線を走るバス。会員制で運行されていたが、2008年6月1日より一般乗合バスとなった。半年で6,716人が乗車している。
愛知学泉大学日本赤十字豊田看護大学スクールバス
  • 大学と三好ヶ丘駅を結ぶスクールバスを2004年10月から一般住民にも開放。運賃は1回100円。半年で2,444人が乗車している。
JR東海バス
その他
  • 乗合タクシー - さんさんバスが通らない地区からさんさんバスへと乗り継ぐために運行されている、乗合タクシー。乗降所とバス停留所の間を走る(各路線については、さんさんバスに詳細な記載あり)。

道路編集

高速道路
一般国道
主要地方道
一般県道

観光編集

文化財編集

市指定文化財
  • 山車2輌(有形民俗文化財:江戸時代)…三好上と三好下。新屋の山車は2004年に火災にて焼失したため指定解除
  • 金比羅宮(建造物:江戸時代)
  • 黒笹27号窯(史跡:平安時代)
  • 黒笹90号窯(史跡:平安時代)
  • 三好稲荷閣夏季大祭奉納行事(無形民俗文化財)
  • 石川家住宅(有形文化財:明治時代)

名所・旧跡編集

主な城郭
主な寺院
主な神社

観光スポット編集

  • 三好池(約2,000本の桜)
  • 保田ヶ池

文化編集

祭事・催事編集

 
三好大提灯まつりの大提灯

三好大提灯まつりの大提灯は、2017年(平成29年)8月に「世界最大の吊り提灯」としてギネス世界記録に認定された[11][12]

また、棒の手(三好棒の手保存会)などの郷土芸能があり、祭事で奉納、発表を行っている。

祭事
  • 三好桜まつり(三好公園、保田ヶ池公園 3月25日 - 4月15日)
  • 三好池まつり(三好池 8月第1土曜日)
  • 三好いいじゃんまつり(三好稲荷閣周辺道路 8月20日すぎの土曜日)
  • 三好大提灯まつり(三好稲荷閣 8月20日すぎの日曜日)
  • 天王神社大祭(天王神社 10月第1日曜日)
  • 三好八幡社秋の大祭(三好八幡社 10月第3日曜日)

※このうち、「三好池まつり」「三好いいじゃんまつり」「三好大提灯まつり」は、みよしの三大夏まつりと称されている。

催事

娯楽施設編集

  • MOVIX三好 - アイ・モール三好にある映画館(シネコン)。12スクリーン。2000年10月28日にオープン。
  • 三好劇場 - 1960年代・1970年代の大字三好にあった映画館。
  • たから劇場 - 1950年代の陣取山にあった映画館。

出身著名人編集

脚注編集

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  1. ^ 『コンパクト版日本地名百科事典』、監修:浮田典良中村和郎高橋伸夫小学館、1998年
  2. ^ 市制準備室のデータより抜粋[リンク切れ]
  3. ^ 市制準備室のデータより抜粋[リンク切れ]
  4. ^ 三好町広報 平成19年9月1日(907)号[リンク切れ]
  5. ^ 平成19年第2回三好町議会定例会 町長あいさつ[リンク切れ]
  6. ^ 中日新聞 2007年12月7日[リンク切れ]
  7. ^ 平成21年第2回三好町議会定例会[リンク切れ]
  8. ^ 市外局番が0561の区域で、全域が0561なのは当市と長久手市である。
  9. ^ かつて同じ場所に三好リッチランド(流水プール・スケートリンク)が存在した。
  10. ^ 「あいちフレンドシップ交流アルバム」(あいちフレンドシップ交流アルバム)
  11. ^ 愛知県みよし市で最大の吊り提灯 : ギネス世界記録”. Guinness World Records 日本公式サイト (2017年8月28日). 2017年11月14日閲覧。
  12. ^ 三好大提灯まつりの大提灯が「ギネス世界記録™町おこしニッポン」最大の吊り下げ提灯に認定されました”. みよし市 (2017年9月8日). 2017年11月14日閲覧。

外部リンク編集