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概観編集

大学全体編集

机上の理論教育に偏重しがちだった大学工学教育に一石を投じ、ものづくり(ものつくり)の基本に立ち返って、建設業製造業の実務現場で活躍するスペシャリストの養成を推進するために作られた大学。

計画時は、「国際技能工芸大学」の仮名称だったが、設置申請時に総長となる哲学者の梅原猛が「ものつくり大学」の大学名を提案し、そのまま採用された。また、英語名の「Institute of Technologists」はマネジメント(現代経営学)の創始者であるピーター・ドラッカー博士によって名づけられた。

建学の精神(校訓・理念・学是)編集

基本理念は、以下の6つである。

  • ものづくりに直結する実技・実務教育の重視
  • 技能と科学・技術・経済・芸術・環境とを連結する教育・研究の重視
  • 時代と社会からの要請に適合する教育・研究の重視
  • 自発性・独創性・協調性をもった人間性豊かな教育の重視
  • ものづくり現場での統率力や起業力を養うマネジメント教育の重視
  • 技能・科学技術・社会経済のグローバル化に対応できる国際性の重視

沿革編集

略歴編集

1990年代において、わが国の建設業の現場における熟練の職人が不足しているという現実を憂えた建設関連学科の大学教員、専門工事業の事業者などが集まり、「サイト・スペシャルズ・フォーラム」(略称SSF)という任意団体を構成し、新たな人材を育成するための教育機関として「職人大学構想」(当初は建設関係のみで、佐渡に設置する構想を描いていた)を立案した。

その実現のために各方面に働きかけていたところ、同様に製造業において高齢化加速による技能者の急減に危機感を抱いていた財団法人中小企業災害補償共済福祉財団(略称KSD; 現・あんしん財団)の理事長が賛同したことから、具体的な大学設置の計画が進むこととなった。

これらの経緯により、当初計画の建設業と、KSDの会員が多い製造業との2系統の技能・技術者を育てる2つの学科を持つ大学として計画が進展した。人材を集めやすい首都圏で広い校地を得られることや、地域に大学誘致の熱意があることなどから、埼玉県行田市(現在のキャンパス)に設置されることとなった。

また、計画に梅原猛が総長として参画することになり、梅原の熱い思いから、大学名は「ものつくり大学」と決定された。しかし、開学直前にKSD事件が発生したことから、文部科学省から、大学の開学の認可に際しては、KSDとその関連団体の関与を排除することを条件とされたため、現在はKSDとの直接の関係はない。

年表編集

 
中央棟
  • 1999年
    • 2月17日 - 財団法人国際技能工芸大学設立準備財団を文部省が認可
    • 9月30日 - 財団法人国際技能工芸大学を財団法人ものつくり大学設立準備財団に名称変更することを文部省が認可
    • 12月2日 - 大学本部棟、図書情報センター、製造棟、建設棟、大学会館に着工
  • 2000年
    • 5月27日 - ドーミトリ、合宿研修センター、体育館に着工
    • 12月26日 - 文部省が学校法人国際技能工芸機構の設立、ものつくり大学の設置を認可
  • 2001年
    • 3月20日 - 大学本部棟、製造棟、建設棟、大学会館、ドーミトリ、体育館が竣工
    • 4月1日 - ものつくり大学開学(技能工芸学部・製造技能工芸学科、建設技能工芸学科)
  • 2002年6月 - 中央棟に着工
  • 2003年3月7日 - 中央棟が竣工
  • 2004年11月30日 - ものつくり大学大学院設置を文部科学省が認可
  • 2005年4月1日 - ものつくり大学大学院開設(ものつくり学研究科ものつくり学専攻修士課程)
  • 2010年4月1日 - 学校法人名称を学校法人ものつくり大学に名称変更
  • 2011年
    • 4月1日 - 製造技能工芸学科を製造学科に、建設技能工芸学科を建設学科に名称変更
    • 10月30日 - 創立10周年記念式典を実施
  • 2018年4月1日 - 製造学科を総合機械学科に名称変更

基礎データ編集

所在地編集

象徴編集

  • 『ものつくり大学校歌』の作詞は梅原猛、作曲は廣瀬量平である。

教育および研究編集

学部編集

技能工芸学部
  • 製造学科(2018年度まで)
    • 先進加工技術コース
    • 機械デザインコース
    • 電気電子・ロボットコース
    • 情報マネジメントコース
  • 総合機械学科(2018年度より)(以下の「コース」は履修モデル)
    • 機械デザインコース
    • ロボットシステムコース
    • ヒューマンインタフェースコース
    • 生産システムコース
  • 建設学科
    • 木造建築コース
    • 都市・建築コース
    • 仕上・インテリアコース
    • 建築デザインコース

大学院編集

ものつくり学研究科
  • ものつくり学専攻(修士課程)
    • ものつくり学総合科目群
    • ものつくり学技能技術科目群
    • ものつくりプロジェクト科目群

附属機関編集

ものつくり研究情報センター編集

教員と産業界ならびに公的機関等との連携による共同研究や、在職者や求職者のためのものづくりに関わる教育・訓練を担い、地域産業振興等に結びつけるための活動を行う。

図書情報センター編集

文献資料の収集、管理、提供を行う図書館と、コンピュータ・ネットワークの拠点である情報センターを統合した施設である。

ドーミトリ編集

学生寮(原則1年間のみ入寮)、希望者は二年次以降の滞在も可。

大学関係者と組織編集

大学関係者一覧編集

施設編集

キャンパス編集

  • 交通アクセス:JR高崎線吹上駅下車、徒歩15分程度。吹上駅2番のりば 朝日バス 前谷経由 各方面行き(5分程度)「ものつくり大学前」停留所下車(正門前)、または吹上駅1番のりば 朝日バス 佐間経由 各方面行き「ものつくり大学入口」停留所下車(キャンパス東側)

対外関係編集

他大学との協定編集

国内大学編集

海外大学編集

脚注編集

関連項目編集

外部リンク編集