ゆり2号b
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ゆり2号b
所属 NASDA
主製造業者 東芝
NSSDC-ID 1986-016A
NORAD No. 16597
近地点 35,774 km
遠地点 36,322 km
軌道傾斜角 0 度
軌道周期 1436 分
打上げ 1986年2月12日
運用停止 1991年10月
質量 350 kg
Web NASDA
物理的特徴
直径 1.30 m
高さ 3.00 m
ミッション機器
放送用中継器(出力各100ワット、他に予備用TWTA1式)2チャンネル
放送用アンテナ1基

ゆり2号b (BS-2b) は、宇宙開発事業団 (NASDA) が打ち上げた静止放送衛星である。

打ち上げ 編集

1986年(昭和61年)2月12日にN-IIロケット7号機で種子島宇宙センターから打ち上げられた。

目的 編集

テレビ放送での難視聴地域の解消及び、衛星テレビ放送や放送衛星に関する技術の開発を目的とした。

特徴 編集

1984年(昭和59年)に打ち上げられたゆり2号aで太陽電池の一部に不具合が見つかり、当初の2チャンネル体制での放送ができなかった(NHK衛星第1テレビジョンをBS-15chで放送するに留まる)ため、それを補完するという意味合いで打ち上げられた。この結果、1986年12月よりNHK衛星第2テレビジョンがBS-11chで放送を開始するようになった。

その後1990年(平成2年)12月、NHKとWOWOW(当時・日本衛星放送)がゆり3号aを使った衛星放送を開始したため一旦役割を終えたものの、やはりゆり3号aの太陽電池の不具合が見つかった影響で補完するゆり3号bの打ち上げが成功するまでの1991年(平成3年)5月-8月の一時期、暫定的にBS-2の放送をゆり3号aと交互に太陽電池を入れ替えて(主に深夜~早朝。この間WOWOWは放送休止していた)放送を行ったことがあった。

軌道 編集

静止衛星軌道/静止位置 東経110度

関連項目 編集

外部リンク 編集