ら
かな文字の一つからば
ら、ラは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第9行第1段(ら行あ段)に位置する。
平仮名 | |
---|---|
文字 |
ら |
字源 | 良の草書体 |
JIS X 0213 | 1-4-73 |
Unicode | U+3089 |
片仮名 | |
文字 |
ラ |
字源 | 良の部分 |
JIS X 0213 | 1-5-73 |
Unicode | U+30E9 |
言語 | |
言語 | ja, ain |
ローマ字 | |
ヘボン式 | RA |
訓令式 | RA |
JIS X 4063 | ra |
アイヌ語 | RAs |
発音 | |
IPA | ɺä |
種別 | |
音 | 清音 |
概要
編集- 現代標準語の音韻: 1子音と1母音からなる音 /ra/。舌の先で上歯茎付近をはじくことによる有声子音 /r/ とあからなる音。国際音声記号で語中の子音 /r/ は歯茎はじき音 [ɾ] で記述される。語頭の /r/ は接触の持続時間がやや長く歯茎側面はじき音 [ɺ] で記述される。
- 五十音順: 第39位。や行い段とえ段のいとえを数に加えると41位。
- いろは順: 第22位。「な」の次、「む」の前。
- 平仮名「ら」の字形: 「良」の草体
- 片仮名「ラ」の字形: 「良」の上から右上にかけての部分
- ローマ字: ra
- 点字:
- 通話表: 「ラジオのラ」
- モールス信号: ・・・
- 手旗信号:5→9
- 発音:
用法
編集- 「ラ」を始めとするラ行音の子音は、ローマ字表記では「r」で表されるが、実際の発音は語頭・語中・語尾とも [r] と [l] の中間に位置しており[要出典]、 [ɺ] と [ɾ] か [ɽ] となっている。従って、アラビア語、スペイン語やロシア語のような巻き舌の r や、英語のように若干舌を巻いて発音する r とは発音が異なり、日本語は明確な [r] と [l] の発音上の区別の無い数少ない言語[要出典]となっている。
- 外来語の片仮名表記でも、語頭・語中・語尾のいずれも「r」も「l」も区別せずに一括してラ行の片仮名で表記される。結果、ローマ字表記の影響もあってか、「Engrish」という間違った英語を指す俗語ができた。
ら に関わる諸事項
編集- いろは四十八組に「ら組」は存在せず、22番目の組は「千組」と称した。その理由については諸説あるが、いずれも確証が無く不明である。
脚注
編集- ^ “Gloria Gaynor/ラの歌/日本サッカーの歌 - TOWER RECORDS ONLINE”. tower.jp. 2020年2月29日閲覧。
関連項目
編集- ㇻ(小書きラ)
- ら行
- ラ゚
- Wikipedia:索引 ら