らせん階段 (1946年の映画)
『らせん階段』(原題:The Spiral Staircase)は、1946年制作のアメリカ合衆国のミステリ映画。
らせん階段 | |
---|---|
The Spiral Staircase | |
監督 | ロバート・シオドマク |
脚本 | メル・ディネリ |
原作 | エセル・リナ・ホワイト |
製作 | ドア・シャリー |
出演者 | ドロシー・マクガイア |
音楽 | ロイ・ウェッブ |
撮影 | ニコラス・ムスラカ |
製作会社 | RKO |
配給 |
![]() ![]() |
公開 |
![]() ![]() |
上映時間 | 83分 |
製作国 |
![]() |
言語 | 英語 |
興行収入 |
![]() |
エセル・リナ・ホワイト原作の小説をロバート・シオドマク監督で映画化。
あらすじ編集
1906年、ニューイングランドのある町のウォーレン夫人の館に、女中として雇われたヘレンという若い娘がやって来た。ヘレンは子供のころ、家が火事になり、両親が焼け死ぬのを目撃したショックで声が出なくなっていた。
その頃、町では奇妙な連続殺人事件が起きていた。被害者は皆肉体的に障害のある娘ばかりだった。ウォーレン夫人は自分に献身的に尽くすヘレンに感謝しながらも、ヘレンが一連の連続殺人事件の次の犠牲者になるのではないかと危惧し、彼女に町を出るようすすめる。
だがある夜、ついに殺人鬼の魔の手がヘレンの周囲に伸びてきた。次に犠牲となったのは、ウォーレン夫人の継子で生物学者のウォーレン教授の女秘書ブランチだった。しかも、発見者はヘレンだった。
ヘレンは現場にいたウォーレン夫人の実子スティーヴンを犯人だと思い込み、彼を地下室に閉じ込めるが…。
キャスト編集
※括弧内は日本語吹替
- ヘレン:ドロシー・マクガイア(武藤礼子)
- ウォーレン教授:ジョージ・ブレント(川久保潔)
- ウォーレン夫人:エセル・バリモア(堀越節子)
- パリー医師:ケント・スミス(広川太一郎)
- ブランチ:ロンダ・フレミング
- スティーヴン・ウォーレン:ゴードン・オリヴァー(金内吉男)
- オーツ夫人:エルザ・ランチェスター(川路夏子)
リメイク編集
本作はその後2回リメイクされている。
- 『らせん階段 (1975年の映画)』 1975年、監督:ピーター・コリンソン、出演:ジャクリーン・ビセット、クリストファー・プラマー、ジョン・フィリップ・ロー、サム・ワナメイカー - イギリス映画。
- 『らせん階段/殺意の島』 2000年、監督:ジェームズ・ヘッド、出演:ニコレット・シェリダン、ジャド・ネルソン - テレビ映画。
脚注編集
- ^ Richard Jewell & Vernon Harbin, The RKO Story. New Rochelle, New York: Arlington House, 1982. p210