ろ座
南天の星座の1つ
ろ座(ろざ、炉座、Fornax)は、南天の星座の1つ。
Fornax | |
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属格形 | Fornacis |
略符 | For |
発音 | 英語発音: [ˈfɔrnæks]、属格:/fɔrˈneɪsɨs/ |
象徴 | the furnace |
概略位置:赤経 | 3 |
概略位置:赤緯 | −30 |
広さ | 398平方度 (41位) |
主要恒星数 | 2 |
バイエル符号/ フラムスティード番号 を持つ恒星数 | 27 |
系外惑星が確認されている恒星数 | 3 |
3.0等より明るい恒星数 | 0 |
10パーセク以内にある恒星数 | 2 |
最輝星 | α For(3.85等) |
最も近い星 | HD 14412;(41.35光年) |
メシエ天体数 | 0 |
隣接する星座 |
くじら座 ちょうこくしつ座 ほうおう座 エリダヌス座 |
星の固有名称はなく、明るい星もない地味な星座であるが、そのような領域は、一方では深宇宙探査に適しているとも言える。 下掲の極めて遠い天体の発見はその一例であろう。また、ろ座ボイドやろ座ウォールといった大規模構造の存在も確認されている。
主な天体編集
恒星編集
「ろ座の恒星の一覧」も参照
- α星:ろ座で最も明るい恒星。
星団・星雲・銀河編集
NGC1365の周辺にはろ座銀河団と呼ばれる銀河団があり、口径の大きい天体望遠鏡などで観測することができる。
- ろ座矮小銀河
- UDFj-39546284:MACS0647-JDに次いで最も遠い天体。銀河と考えられている。
その他編集
由来と歴史編集
ニコラ・ルイ・ド・ラカーユによって18世紀に設定された。ラカーユはフラスコを加熱するための炉としてこの星座を設定した。当初の名はフランス語でFourneauだが、のちにラテン語でFornax Chemica(化学用炉)と記載した天文学者もいる。