アイサン (iceane) は、12個の炭素原子が結晶のように配置したかご型の炭化水素である。3つのふね型シクロヘキサンが4つのアキシアル位で結合したような構造をしている。2つのいす型シクロヘキサンが3か所で結合した形とみることもできる。

アイサン
識別情報
CAS登録番号 53283-19-5
特性
化学式 C12H18
モル質量 163.56 g/mol
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

名称は中の水分子の配列について研究していたルイス・フィーザーによって提案された。初めてアイサンが合成される10年前のことであった。彼は、3つの垂直な舟型の六角形がエカトリアル位で3ヶ所水素結合した氷中の水分子の配列に対応した炭化水素を示し、水と構造が似ていることからアイサンと名付けた。別名のウルツィタン(wurtzitane)は、硫化亜鉛鉱物の一つウルツ鉱(wurtzite)とも構造が似ていることから付けられた。

関連項目編集

外部リンク編集