アウカサウルス学名 Aucasaurus)は、白亜紀後期のアルゼンチンに生息していた肉食恐竜である。ゴンドワナ大陸にもっとも特徴的な肉食恐竜であるアベリサウルス科に属している。

アウカサウルス
生息年代: 白亜紀後期, 83 Ma
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
亜綱 : 双弓亜綱 Diapsida
下綱 : 主竜形下綱 Archosauromorpha
上目 : 恐竜上目 Dinosauria
: 竜盤目 Saurischia
階級なし : 真竜盤類 Eusaurischia
亜目 : 獣脚亜目 Theropoda
下目 : ケラトサウルス下目
Ceratosauria
: アベリサウルス科
Abelisauridae
: アウカサウルス
Aucasaurus
  • A. garridoi

非常に小さな前肢が特徴であり、その化石竜脚類の大きな営巣地と同じ産地から見つかった。竜脚類の卵の化石を含む地層からも、本種の歯の化石が多く産出している。そのため、竜脚類の営巣地を襲って卵や孵化直後の幼体を食べていたと思われ、生態系においては竜脚類の個体数をコントロールする役目を果たしていたと推測できる。しかし、卵や孵化直後の幼体は繁殖期にしか入手できない餌であるため、普段は別の獲物を餌として食べていたと考えられる。

脚注 編集