アオツラサギ (青面鷺、学名:Pilherodius pileatus) は、ペンギン目サギ科に分類される鳥類の一種である。本種のみでアオツラサギ属を形成する。

アオツラサギ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ペリカン目 Pelecaniformes
: サギ科 Ardeidae
: アオツラサギ属 Pilherodius
: アオツラサギ P. pileatus
学名
Pilherodius pileatus
Boddaert, 1783
和名
アオツラサギ
英名
Capped Heron

分布 編集

パナマ東部からボリビアパラグアイブラジル南部にかけて分布する。

形態 編集

全長51-59cm。頭頂部は黒色、目の周囲と目先から嘴基部までは明るい青色(これが和名の由来である)である。それ以外の全身は白色で、背中と翼はやや灰色がかっている。後頭部に白色の冠羽がある。嘴は明るい青色で、先端部に近づくにつれて灰色をおびる。脚は雄が灰色、雌が青灰色である。

繁殖期には頸、胸、翼が淡い黄色をおびる。

生態 編集

熱帯雨林、湿地や沼地、河川などに生息する。夜行性だが、薄暗い茂みの中では日中でも活動する。

魚類両生類を捕食する。

樹上に営巣する。飼育下では1腹3-4個の卵を産み、抱卵期間は26-27日である。


参考文献 編集

  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、15、154頁