アカエリヒレアシシギ

アカエリヒレアシシギ(赤襟鰭足鴫、学名:Phalaropus lobatus)は、鳥綱チドリ目ヒレアシシギ科シギ科に含める説もあり)ヒレアシシギ属に分類される鳥。

アカエリヒレアシシギ
アカエリヒレアシシギ
アカエリヒレアシシギ(夏羽)
Phalaropus lobatus
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: チドリ目 Charadriiformes
亜目 : チドリ亜目 Charadrii
: ヒレアシシギ科 Phalaropodidae
: ヒレアシシギ属 Phalaropus
: アカエリヒレアシシギ P. lobatus
学名
Phalaropus lobatus
(Linnaeus, 1758)
和名
アカエリヒレアシシギ
英名
Red-necked phalarope

分布編集

アフリカ大陸オーストラリア大陸北アメリカ大陸南アメリカ大陸ユーラシア大陸インドネシアキューバ日本ハイチパプアニューギニアフィリピンブルネイ

北アメリカ大陸北部やユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季になるとアフリカ大陸や南アメリカ大陸等で越冬する。日本には渡りの途中に飛来する(旅鳥)。明石海峡では春・秋の渡りの時期に多いときには1万羽を越える群れが観察されることもある。2017年8月30日には宮城球場で行われた楽天西武戦において、南下中に迷鳥となったと思われるアカエリヒレアシシギの大群が球場内にとどまり試合が中止された事例がある[1][2]

形態編集

全長19cm。背面の羽毛には褐色の斑点が入る。咽頭部や腹部の羽毛は白い。嘴は細い。

夏羽は腰に1対の白い斑紋がある。頸部の羽毛は赤く、和名や英名の由来と思われる。頸部の羽毛の赤味はメスの方が強い。冬羽は頭部が頭頂部を除いて白く、嘴から眼を通り側頭部にかけて筋模様(過眼線)が入る。過眼線は黒い。体格はメスの方が大きい。

生態編集

海岸河川等に生息する。鳴き声は日本語圏では、「プリープリー」と聞こえる。

食性は動物食で、昆虫類節足動物甲殻類等を食べる。

ヒレアシシギ属の鳥類一般にあてはまることであるが、繁殖期にはメス同士が産卵場所をめぐって争い、交尾相手のオスと巣を激しく防衛する。産卵を終えたメスはすぐに南への渡りを開始し、抱卵と育雛はオスのみが行う。巣は沼地の付近の地面につくられる。雛は自ら餌を取ることが多く、孵化後20日以内に飛翔できるようになる。

2017年に宮城球場に飛来したアカエリヒレアシシギを追い払おうとした際、スタッフが笛を吹きながら追い掛け回したり、花火を打ち上げるなどしたが、球場内にとどまり続けたたが、照明を消したところ飛び去った[2]

画像編集

脚注編集

参考文献編集

  • 『原色ワイド図鑑4 鳥』、学習研究社、1984年、83頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 鳥』、小学館、2002年、61頁。

関連項目編集

外部リンク編集