アカデミー・コラロッシ

アカデミー・コラロッシ(Académie Colarossi)は19世紀末から、20世紀の初めにパリにあった、私立の美術学校である。多くの外国人美術家や女性美術家が学んだ。

1908年頃の授業風景

概要編集

イタリア人彫刻家、フィリッポ・コラロッシが1870年代に設立した。公立のフランス国立高等美術学校が、保守的な教育を行っていたのに対して、私立のアカデミー・ジュリアンと同じように女性学生の入学を認め、男性ヌードモデルを使った授業に女性学生の参加を認めた。

アカデミー・コラロッシで学んだ女子学生には、モディリアーニの内縁の妻として知られる、ジャンヌ・エビュテルヌや、スコットランドで「グラスゴーガールズ」と呼ばれる女性美術家グループの代表的画家となるベッシー・マクニコル、カナダのエミリー・カー、フランスの彫刻家、カミーユ・クローデルらがいた。

1910年には、初めての女性教師として、ニュージーランドの画家、フランシス・ホジキンスが採用された。有名な教師には、彫刻家のジャン=アントワーヌ・アンジャルベール(Jean-Antoine Injalbert)や日本人画家たちと関係の深い、ラファエル・コランらがいた。

主な日本人、日系人学生には、久米桂一郎黒田清輝ヘンリー・ユズル・スギモト田中万吉和田英作らがいる。

1930年代になって閉鎖された。


アカデミーで学んだ芸術家の一覧編集

参考文献編集

  • Emmanuel Bénézit : Dictionnaire critique et documentaire des peintres, sculpteurs, dessinateurs et graveurs de tous les temps et de tous les pays. Neuaufl. Grund, Paris 1999ff.