アカハシギンカモメ(赤嘴銀鴎、学名:Larus scopulinus)は、チドリ目カモメ科に分類される鳥類の1種。

アカハシギンカモメ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: チドリ目 Charadriiformes
: カモメ科 Laridae
: カモメ属 Larus
: アカハシギンカモメ
L. scopulinus
学名
Larus scopulinus
Forster, 1844
和名
アカハシギンカモメ
英名
Red-billed Gull

形態 編集

比較的小型のカモメで、赤いと脚と先端の黒い淡灰色の翼をもつ。性差はほとんどない。ニュージーランドで普通に見かけられるカモメの中では本種が最小であり、現在の個体群数は50万羽と推定されている。

オーストラリアギンカモメ (L. novaehollandiae) とよく似ているため、最近まではその亜種と考えられていたが、近年の研究ではそれほど近縁ではないらしいとされる[2]

分布 編集

生態 編集

アカハシギンカモメの行動パターンは他のカモメのそれと変わらない。死骸を漁り、他の鳥の獲物を奪うこともある。現在では多くが市街地に住み、ゴミを漁って摂食する。大きなコロニーを作って繁殖し、一度つがいを形成すると数年に渡って同じペアが持続するが、ペア以外の個体との交尾も起こる。求愛給餌は、交尾にいたるまでのプロセスの重要な要素となっている。

ギャラリー 編集

参考文献 編集

  1. ^ Larus scopulinus (Species Factsheet by BirdLife International)
  2. ^ Shirihai, H. (2002). A complete guide to Antarctic wildlife Oy, Finland: Alula Press

関連項目 編集