アキテーヌ地域圏
フランスの地域圏
アキテーヌ地域圏(フランス語:Aquitaine、オック語:Aquitània、バスク語:Akitania)は、かつてフランス南西部に存在した地域圏である。北はリムーザン地域圏およびポワトゥー=シャラント地域圏と境界を接し、南はスペインと国境を共有する。西は大西洋に面している。
アキテーヌ Aquitaine | |
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![]() アキテーヌの旗 | |
位置 | |
概要 | |
首府 |
ボルドー Bordeaux |
地域圏知事 | {{{地域圏知事}}} |
人口 |
3,072,060人 (2005年) |
面積 | 41,308km² |
郡 | 18 |
小郡 | 235 |
コミューン | {{{コミューン数}}} |
ISO 3166-2:FR | FR-B |
本地域圏は、5つの県(ドルドーニュ県、ジロンド県、ランド県、ロット=エ=ガロンヌ県、ピレネー=アトランティック県)を包含していた。地域圏内の最大都市はボルドーである。
この地域に居住する人々は、アキテーヌ人と称される。
概要
編集アキテーヌ地域圏は、歴史的にはローマ帝国の属州ガリア・アクィタニア(ラテン語: Gallia Aquitania)であった地域に由来し、「アキテーヌ」という名称はガリア・アクィタニアの訛りによるものである。
主要都市と産業
編集地域圏の州都であるボルドーは、ワインの集散地として世界的に知られている都市である。主要な産業としては、農業、食品工業、化学工業などが挙げられる。
ガスコーニュ地方
編集地域圏南部に位置するガスコーニュ地方は、アレクサンドル・デュマ・ペールの小説『三銃士』の主人公ダルタニャンの故郷のモデルとなった地域として知られる。かつてフランス国鉄が運行していたTEE(Trans Europ Express)列車の愛称にも用いられていた。
面積と人口
編集地域圏の統合
編集2016年1月1日、アキテーヌ地域圏はリムーザン地域圏、ポワトゥー=シャラント地域圏と統合し、新たにヌーヴェル=アキテーヌ地域圏となった。
行政区画
編集名称 | 人口(人) | 州都/主府/本部 | 備考 |
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ジロンド県 Gironde |
1,360,000 | ボルドー Bordeaux |
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ドルドーニュ県 Dordogne |
398,000 | ペリグー Périgueux |
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ランド県 Landes |
347,000 | モン=ド=マルサン Mont-de-Marsan |
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ロット=エ=ガロンヌ県 Lot-et-Garonne |
315,000 | アジャン Agen |
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ピレネー=アトランティック県 Pyrénées-Atlantiques |
625,000 | ポー Pau |
地理
編集面積は 41,309 km2 あり、フランスの地域圏の中では3番目に広く、フランス領土の約 8% を占める。南部のピレネー山脈に囲まれた部分はパリから切り離されている。
経済
編集農業
編集埋蔵資源
編集産業
編集- ワイン醸造が盛んであり、ワインと、副産物の占める割合がこの地域の工業、文化的に非常に大きい。アメリカ合衆国政府による統計によると、7億リットルのワインがボルドーで生産されている。
- 主にダッソー・グループによる航空宇宙産業。