競走馬におけるアクティブバイオとは

  1. 日本の、1997年生まれの競走馬。本項にて記述。
  2. 日本の、2019年5月1日生まれの現役競走馬。1と馬主が同じ。父キズナ、母父タップダンスシチー[1]

アクティブバイオ
2009年3月8日 阪神競馬場
欧字表記 Active Bio[2]
品種 サラブレッド[2]
性別 [2]
毛色 鹿毛[2]
生誕 1997年5月24日[2]
死没 2020年9月5日(23歳没)
登録日 1999年6月24日
抹消日 2005年11月16日
オペラハウス[2]
ロイヤルバイオ[2]
母の父 シンボリルドルフ[2]
生国 日本の旗 日本北海道新冠町[2]
生産者 荒井牧場[2]
馬主 バイオ[2]
調教師 崎山博樹栗東[2]
競走成績
生涯成績 50戦7勝[2]
獲得賞金 2億9730万9000円[2]
勝ち鞍
GII 日経賞 2002年
GII アルゼンチン共和国杯 2003年
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アクティブバイオ(欧字名:Active Bio1997年5月24日 - 2020年9月5日)は、日本競走馬[2]誘導馬。主な勝ち鞍に2002年日経賞2003年アルゼンチン共和国杯

馬名の由来は冠名「バイオ」に躍動を表す「アクティブ」。

経歴

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  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[2]

競走馬時代

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骨瘤のためデビューは遅れ3歳春の2000年4月福島競馬場でデビュー。当初より中長距離戦主体に使われ4歳時には初勝利を含め3勝、重賞にも参戦するが着外に終わる。

オープン昇級後も入着止まりの内容が続いていたが、2002年に日経賞を制し重賞初制覇、この勝利を受け後藤浩輝が暫くの間手綱を取るも、目黒記念2着が目立つ程度に終わり2003年以降は乗替わりとなる。

重賞ホルダーとなったが、その後成績は頭打ち状態が続き、陣営は障害転向も視野に入れ出す。2003年11月アルゼンチン共和国杯にて1年8ヶ月ぶりの勝利を記録し重賞2勝目を獲得。続くジャパンカップでも勝利したタップダンスシチーからは大きく離されたが2着~4着とは差のない競馬をして5着に入線した。これにより入障は先送りとなるも再び凡走を繰り返し、2004年秋に障害転向となった。

障害では2戦目で程無く勝ち上がるも、飛越がそれほど上手くないため3戦で平地に再転向となる。しかしその後平地で勝ち星を上げることは無く2005年11月16日に現役引退となった[3]

引退後

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映像外部リンク
  アクティブバイオ2019年11月
引退名馬チャンネルによる動画

引退後は阪神競馬場にて乗馬となり、2008年3月より[要出典]同競馬場にて誘導馬となった[4]。誘導馬引退後、三木ホースランドパークにて乗馬として供用された[5]2017年からは鹿児島県ホーストラストに繋養され余生を過ごし[6][7]2020年9月5日に死亡した。23歳没[7]

競走成績

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年月日 競馬場 競走名 頭数 枠番 馬番 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム差 勝ち馬/(2着馬)
2000 4. 30 福島 4歳未出走 14 4 6 4.0 (1人) 1着 牧田和弥 55 芝1800m(良) 1:50.2(35.8) -0.7 (ソレイユ)
5. 6 京都 京都新聞杯 GIII 14 6 10 41.7 (9人) 14着 幸英明 55 芝2000m(良) 2:02.2(37.3) 2.4 アグネスフライト
5. 27 東京 4歳500万下 14 4 5 4.6 (2人) 2着 中舘英二 55 芝2000m(良) 2:01.5(36.6) 0.0 ケージージェット
6. 19 東京 水芭蕉特別 500万下 8 1 1 5.9 (3人) 7着 中舘英二 55 芝1800m(良) 1:49.6(37.5) 1.5 ジャックカガヤキ
7. 9 阪神 4歳上500万下 13 6 8 14.4 (6人) 4着 佐藤哲三 55 芝2000m(良) 2:01.1(36.3) 0.4 トウカイオーザ
8. 6 札幌 4歳上500万下 16 2 4 8.2 (4人) 5着 松永幹夫 55 芝2000m(良) 2:03.1(36.7) 0.4 ティコティコタック
8. 19 札幌 4歳上500万下 14 4 6 3.7 (2人) 4着 橋本広喜 54 芝2600m(良) 2:41.6(37.5) 0.8 メイショウレガリア
9. 10 札幌 4歳上500万下 14 7 12 2.9 (2人) 1着 松永幹夫 55 芝2000m(稍) 2:05.0(37.2) -0.4 (シンコウバウンティ)
9. 23 札幌 道新スポーツ賞 900万下 14 8 13 17.6 (8人) 4着 松永幹夫 53 芝2000m(良) 2:02.8(36.2) 0.3 ノットセルダム
10. 15 京都 清滝特別 500万下 13 4 5 12.8 (6人) 9着 松永幹夫 55 芝1800m(良) 1:47.5(33.8) 0.5 テンザンミラー
10. 28 福島 西郷特別 500万下 9 5 5 3.2 (1人) 1着 芹沢純一 53 芝2600m(良) 2:46.9(36.8) -0.3 (ラブイズドリーム)
12. 2 中山 ステイヤーズS GII 11 1 1 91.8 (9人) 7着 芹沢純一 55 芝3600m(良) 3:47.6(37.8) 2.0 ホットシークレット
2001 4. 7 阪神 大阪-ハンブルクC OP 11 6 7 22.0 (6人) 7着 芹沢純一 52 芝2500m(良) 2:33.8(34.7) 0.5 メジロサンドラ
4. 28 京都 烏丸S 1600万下 14 6 10 9.6 (6人) 1着 松永幹夫 54 芝2400m(良) 2:25.1(34.1) -0.1 (ロングテンメイ)
5. 19 東京 目黒記念 GII 13 8 13 8.3 (2人) 9着 松永幹夫 52 芝2500m(良) 2:31.9(36.6) 1.1 ホットシークレット
6. 10 東京 エプソムC GIII 18 7 15 56.4 (16人) 7着 岡部幸雄 57 芝1800m(良) 1:45.8(34.7) 0.7 アドマイヤカイザー
7. 8 函館 巴賞 OP 11 1 1 12.9 (7人) 5着 芹沢純一 56 芝1800m(良) 1:49.2(35.5) 0.9 エアエミネム
7. 22 函館 函館記念 GIII 16 2 3 17.7 (10人) 3着 芹沢純一 52 芝2000m(良) 2:03.2(37.5) 0.8 ロードプラチナム
8. 19 札幌 札幌記念 GII 9 3 3 87.9 (9人) 6着 芹沢純一 56 芝2000m(良) 2:01.2(35.7) 1.1 エアエミネム
9. 9 札幌 札幌日経OP OP 12 1 1 6.5 (4人) 2着 四位洋文 56 芝2600m(良) 2:42.3(35.1) 0.0 ファイトコマンダー
2002 3. 2 阪神 御堂筋S 1600万下 11 2 2 15.5 (5人) 2着 小牧太 57 芝2200m(良) 2:12.9(35.4) 0.6 タップダンスシチー
3. 23 中山 日経賞 GII 8 4 4 26.1 (5人) 1着 後藤浩輝 57 芝2500m(良) 2:37.0(34.3) 0.0 (タップダンスシチー)
4. 28 京都 天皇賞(春) GI 11 6 6 48.7 (7人) 9着 四位洋文 58 芝3200m(良) 3:20.5(34.9) 1.0 マンハッタンカフェ
5. 18 東京 目黒記念 GII 18 8 16 12.3 (7人) 2着 後藤浩輝 56 芝2500m(重) 2:32.1(36.8) 0.3 トシザブイ
6. 23 阪神 宝塚記念 GI 12 8 11 28.6 (8人) 6着 後藤浩輝 58 芝2200m(良) 2:13.3(35.0) 0.4 ダンツフレーム
10. 6 中山 毎日王冠 GII 9 4 4 63.3 (8人) 7着 後藤浩輝 58 芝1800m(良) 1:47.0(34.6) 0.9 マグナーテン
11. 3 中山 AR共和国杯 GII 11 4 4 8.4 (5人) 7着 後藤浩輝 57 芝2500m(良) 2:31.7(35.9) 1.1 サンライズジェガー
11. 30 中山 ステイヤーズS GII 11 4 4 4.5 (3人) 5着 後藤浩輝 58 芝3600m(良) 3:45.9(34.6) 0.3 ホットシークレット
12. 22 中山 有馬記念 GI 14 8 14 72.6 (12人) 12着 後藤浩輝 57 芝2500m(稍) 2:34.4(36.6) 1.8 シンボリクリスエス
2003 1. 11 京都 万葉S OP 9 8 8 7.0 (3人) 2着 四位洋文 57 芝3000m(良) 3:09.3(33.3) 0.2 ダイタクバートラム
2. 16 中山 ダイヤモンドS GIII 13 7 10 5.7 (3人) 6着 四位洋文 57 芝3200m(稍) 3:24.4(37.1) 0.7 イングランディーレ
3. 23 阪神 阪神大賞典 GII 15 5 8 38.9 (11人) 9着 四位洋文 58 芝3000m(良) 3:06.7(34.3) 0.8 ダイタクバートラム
5. 4 京都 天皇賞(春) GI 18 8 17 103.8 (13人) 11着 福永祐一 58 芝3200m(良) 3:18.5(36.7) 1.5 ヒシミラクル
5. 24 東京 目黒記念 GII 17 1 1 36.6 (10人) 7着 田中勝春 56 芝2500m(良) 2:31.5(34.3) 0.3 トシザブイ
9. 28 中山 オールカマー GII 10 8 9 74.3 (10人) 8着 中舘英二 58 芝2200m(良) 2:15.0(35.2) 0.6 エアエミネム
10. 12 京都 京都大賞典 GII 9 1 1 15.4 (4人) 7着 武幸四郎 58 芝2400m(良) 2:27.5(34.3) 0.9 タップダンスシチー
11. 9 東京 AR共和国杯 GII 14 8 13 21.1 (7人) 1着 武幸四郎 56 芝2500m(良) 2:31.9(35.3) -0.1 (ナチュラルナイン)
11. 30 東京 ジャパンC GI 18 6 11 123.6 (15人) 5着 武幸四郎 57 芝2400m(重) 2:30.5(38.1) 1.8 タップダンスシチー
12. 28 中山 有馬記念 GI 12 7 10 58.1 (9人) 12着 武幸四郎 57 芝2500m(良) 2:36.1(41.0) 5.6 シンボリクリスエス
2004 3. 27 中山 日経賞 GII 14 5 8 33.0 (7人) 10着 江田照男 58 芝2500m(良) 2:34.6(36.6) 1.8 ウインジェネラーレ
4. 25 東京 メトロポリタンS OP 14 5 8 10.1 (5人) 6着 武幸四郎 57 芝2400m(良) 2:25.7(34.9) 0.6 シャドウビンテージ
5. 22 東京 目黒記念 GII 18 5 9 21.3 (10人) 10着 武幸四郎 57 芝2500m(稍) 2:31.3(36.3) 0.8 チャクラ
10. 24 東京 障害3歳上未勝利 14 7 11 3.7 (2人) 2着 林満明 60 障3000m(良) 3:21.3(13.4) 0.7 メジロアービン
11. 14 東京 障害3歳上未勝利 14 3 3 1.2 (1人) 1着 J.リデル 60 障3000m(良) 3:24.0(13.6) ‐0.7 (ローレルデフィー)
12. 11 阪神 障害3歳上OP 10 8 9 2.8 (1人) 3着 J.リデル 60 障3140m(良) 3:32.3(13.5) 0.1 ナムラリュージュ
2005 1. 23 中山 AJCC GII 13 5 6 44.5 (7人) 4着 田中勝春 57 芝2200m(良) 2:12.0(35.3) 0.6 クラフトワーク
2. 19 京都 京都記念 GII 12 7 10 68.8 (10人) 7着 武幸四郎 57 芝2200m(重) 2:17.0(36.6) 1.3 ナリタセンチュリー
3. 26 中山 日経賞 GII 13 6 8 47.1 (7人) 8着 田中勝春 57 芝2500m(良) 2:34.2(36.0) 0.9 ユキノサンロイヤル
5. 1 京都 天皇賞(春) GI 18 1 2 168.4 (18人) 17着 小牧太 58 芝3200m(良) 3:18.4(36.1) 1.9 スズカマンボ
5. 21 東京 目黒記念 GII 18 2 3 82.9 (15人) 7着 北村宏司 56 芝2500m(良) 2:30.6(35.8) 0.8 オペラシチー

血統表

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アクティブバイオ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サドラーズウェルズ系
[§ 2]

オペラハウス 1988
鹿毛 イギリス
父の父
Sadler's Wells 1981
鹿毛 アメリカ合衆国
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
父の母
Colorspin 1983
鹿毛 イギリス
High Top Derring-Do
Camenae
Reprocolor Jimmy Reppin
Blue Queen

ロイヤルバイオ 1991
栃栗毛 北海道三石郡三石町
シンボリルドルフ 1981
鹿毛 北海道沙流郡門別町
*パーソロン Milesian
Paleo
スイートルナ スピードシンボリ
*ダンスタイム
母の母
マルスクラウン 1985
栗毛 北海道三石郡三石町
*クラウンドプリンス Raise a Native
Gay Hostess
ミレー *チャイナロック
ハリー
母系(F-No.) 4号族(FN:4-k) [§ 3]
5代内の近親交配 Native Dancer 5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ アクティブバイオ 5代血統表2017年9月18日閲覧。
  2. ^ netkeiba.com アクティブバイオ 5代血統表2017年9月18日閲覧。
  3. ^ JBISサーチ アクティブバイオ 5代血統表2017年9月18日閲覧。
  4. ^ netkeiba.com アクティブバイオ 5代血統表2017年9月18日閲覧。


脚注

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  1. ^ "アクティブバイオ (2019)". JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2022年6月8日閲覧
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p アクティブバイオ|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2020年9月10日閲覧。
  3. ^ アクティブバイオが引退、乗馬へ”. ラジオNIKKEI. 2022年2月5日閲覧。
  4. ^ 日本経済新聞 思い出の重賞馬、ターフで輝く「第二の人生」”. www.nikkei.com. 2022年5月14日閲覧。
  5. ^ 三木ホースランドパーク公式twitter 2017年1月13日”. Twitter. 2022年5月14日閲覧。
  6. ^ 引退名馬”. meiba.jp. 2020年9月10日閲覧。
  7. ^ a b アクティブバイオの死亡について”. meiba.jp. 引退名馬. 2020年9月10日閲覧。

外部リンク

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