アコーホテルズ
フランスのホテルチェーン
アコーホテルズ (AccorHotels) は、フランスを本拠とし、世界規模で展開するホテルチェーン。ユーロネクスト・パリ上場企業。
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![]() パリ近郊、イシー=レ=ムリノーのグローバル本部 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | Euronext: AC |
本社所在地 |
![]() イシー=レ=ムリノー |
設立 | 1967年 |
業種 | サービス業 |
事業内容 | ホテル運営 |
代表者 | セバスチャン・バザン(CEO) |
従業員数 | 280,000人(2018年) |
主要部門 | 本文参照 |
外部リンク | https://group.accor.com/en |
概要編集
世界中90か国以上で3,500軒以上のホテルを展開している。その売上の内訳を他の大手ホテルチェーンと比較すると、他の大手ホテルチェーンは北米に集中しているのに対し、アコーホテルズはヨーロッパ市場で売上の大半を占めている。アコーホテルズは北米での力が比較的弱く、全売上の約20%に過ぎない。パリにあるアコーホテルズ・アレナの命名権を持っている。
2015年12月、同業のFRHIホールディングスを買収すると発表した[1]。2016年7月に買収を完了し、新たにフェアモント・ホテル、ラッフルズ・ホテル、スイス・ホテルの3ブランドが加わることになった[2]。
主なブランド編集
- ソフィテル (Sofitel):最上級ホテル・リゾートブランド
- ソフィテル・SO(Sofitel SO):都市型リゾートホテル
- ソフィテル・レジェンズ(Sofitel Legends):歴史的なホテルに使用
- プルマン (Pullman):上級ホテルブランド
- Mギャラリー(MGallery):上級ブティックホテルブランド
- グラン・メルキュール (Grand Mercure):上級フルサービスホテルブランド。中国では「美爵酒店(Mei Jue)」ブランドと併用される。
- メルキュール (Mercure):中級ホテルブランドで、アコーホテルズ内最大の規模を持つ。
- ノボテル (Novotel):中級ホテルブランド。室内はモダンなインテリアで知られる。
- スイート・ノボテル:全室スイート・ホテル
- アダージョ:長期滞在型(アパルトマン)ホテル
- イビス (Ibis):エコノミー型ホテルブランド
フェアモント・ラッフルズ・ホテルズ・インターナショナル(FRHI)など編集
詳細は「フェアモント・ラッフルズ・ホテルズ・インターナショナル#ブランド」を参照
- フェアモント・ホテル(Fairmont Hotel):最上級ホテル・リゾートブランド
- ラッフルズ・ホテル(Raffles Hotels):最上級ホテル・リゾートブランド
- スイスホテル(Swissôtel):上級ホテルブランド
- プルマン・ホテルズ・アンド・リゾーツ(Pullman Hotels and Resorts)
バジェットホテル(廉価ホテル)からラグジュアリーホテル(高級ホテル)まで、幅広いカテゴリーのブランドのホテルを持っているホテルチェーンは、アコーだけである。 以前、東京の六本木にあった「ホテルアイビス六本木」はアルファベットで「Ibis」と表記するがアコーホテルズとは無関係であった。
日本における展開編集
- スイスホテル
- バンヤンツリー(アコーとは業務提携/ALLプログラム参加)
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- ギャリア京都二条城(運営会社:ホテルWマネジメント)
- ダーワ悠洛京都(運営会社:ホテルWマネジメント)
- プルマン
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- プルマン東京田町(運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
- ノボテル
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- ノボテル沖縄那覇 (旧:沖縄都ホテル) 沖縄県那覇市、モルガン・スタンレーの関連会社が土地と建物を取得し、2018年1月22日に閉館後、改修をへて同年9月開業。沖縄県内では同じ那覇市にあるメルキュールホテル沖縄那覇に続き二軒目の同ホテルチェーンである。(運営会社:琉球ホテルマネジメント)
- メルキュール
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- メルキュールホテル札幌 (運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
- メルキュールホテル銀座東京 (運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
- メルキュールホテル横須賀(旧横須賀プリンスホテル→ホテルトリニティ横須賀、運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
- ザ サイプレス メルキュールホテル名古屋(ナカモの関連会社のナカモサンルートによるフランチャイズ) - 2011年4月1日に、同じアコーホテルズブランドの「ソフィテル・ザ・サイプレス名古屋」から現名称に変更、(運営会社:ナカモサンルート)
- メルキュールホテル沖縄那覇(運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
- メルキュール京都ステーション(運営会社:エス・ホテルオペレーションズ京都堀川)
- 東急ステイ メルキュール 大阪なんば (運営会社:東急リゾーツ&ステイ) - 東急ステイ・メルキュール共に初となるダブルブランドホテル。2022年12月1日開業。
- イビス
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- イビススタイルズ札幌(旧 ベストウエスタンホテル札幌中島公園、運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
- イビススタイルズ京都ステーション(旧 ホテルビスタ京都[八条口]、運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
- イビススタイルズ大阪難波(旧 ホテルメトロThe21、イビススタイルズ大阪を経て2018年7月に現名称に改称、運営会社:ホテルWマネジメント)
- イビススタイルズ東京ベイ(2018年7月開業、運営会社:新浦安ホテルマネージメント)
- イビス大阪梅田(2018年11月開業、運営会社:ホテルWマネジメント)
- イビスバジェット大阪梅田(旧 Welina Hotel梅田、運営会社:レジェンドランド大阪)
- イビススタイルズ名古屋[3](運営会社:エス・ホテルオペレーションズ名古屋)
- イビススタイルズ京都四条(旧 ホテルユニゾ四条烏丸、運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
- イビススタイルズ東京銀座(旧 ホテルユニゾ銀座、運営会社:エイ・エイ・ピー・シー・ジャパン)
開業予定のホテル編集
- メルキュール飛騨高山 (2022年12月開業予定)
- メルキュール羽田 (2023年冬開業予定)
- バンヤンツリー東山京都 (2024年開業予定)
- ノボテル奈良(2024年開業予定)
- フェアモント東京(2025年開業予定)
- カッシーア比羅夫ニセコ(2025年開業予定)
- バンヤンツリー箱根芦ノ湖(2026年開業予定)
- ホテル創成札幌 Mギャラリー[4](2024年開業予定)
- イビススタイルズ東京銀座East(旧 日和ホテル東京銀座EAST・2023年6月開業予定)
- メルキュール東京日比谷(旧 第一ホテルアネックス・2023年冬開業予定)
チェーンを離脱したホテル編集
- ザ・ヨコハマ・ノボテル - アコーホテルズを離脱し、2006年3月15日に名称をホテルモントレ横浜に変更した。
- ソフィテル東京 - ホテル法華クラブが1994年にプレステージクラスの「ホテルCOSIMA」を開業させたが、同社の経営再建に伴い1999年にアコーへ移管され、名称をソフィテルへ改称した。2006年12月19日をもって営業を終了し、三井不動産レジデンシャルが取得した2007年に解体された。
- 三井ガーデンホテル銀座プレミア - 「ノボテル・アソシエートホテル」として提携。2009年9月30日をもって脱退。
- ホテルフォーミュラ1伊勢崎 - 2012年2月をもって閉館。セレクトホテルグループへ譲渡。現 ホテルセレクトイン伊勢崎。
- ホテルフォーミュラ1沼津 - 2012年2月をもって閉館。セレクトホテルグループへ譲渡。現 ホテルセレクトイン沼津。
- ノボテル札幌(ケン・コーポレーション関連会社の運営によるフランチャイズ)- 旧ホテルアーサー札幌。2016年4月1日に「プレミアホテル 中島公園 札幌」にリブランドし、アコーホテルズを脱退。
- ノボテル甲子園(泰明ハウジングの運営によるフランチャイズ。以前は白鹿グループの企業が運営していた) - 旧甲子園都ホテル。2017年9月20日に脱退し、翌9月21日からは「ホテルヒューイット甲子園」。
- メルキュールホテル成田(大清ホテルズの運営によるフランチャイズ。以前はソラーレホテルズアンドリゾーツが運営していた) - アコーホテルズとのフランチャイズ契約期間満了にともない、2018年7月1日に「ホテルウェルコ成田」へリブランド[5]
- イビス東京新宿(2021年12月で閉館)
- 京都悠洛ホテルMギャラリー(2022年3月にバンヤンツリー傘下の「ダーワ」にリブランド)
- 京都悠洛ホテルMギャラリー二条別邸(2022年3月にバンヤンツリー傘下の「ギャリア」にリブランド)
出典・脚注編集
- ^ “アコー、ラッフルズなど3ブランド傘下に、親会社買収で”. トラベルビジョン (2015年12月16日). 2016年1月1日閲覧。
- ^ “アコー、ラッフルズなど3ブランド買収、154軒を追加”. トラベルビジョン (2016年7月18日). 2016年7月30日閲覧。
- ^ 2020年11月6日中日新聞朝刊16面
- ^ ホテル創成札幌Mギャラリーオープン ホテルクラビーサッポロを改装しアコーのプレミアムホテルブランドとして2024年初オープン (PDF)
- ^ ホテル名称変更のお知らせ ホテルウェルコ成田
外部リンク編集
- アコーホテルズ日本語公式サイト
- AccorHotels (Accorhotels.jp) - Facebook
- Accor S.A. コーポレートサイト(英語)(フランス語)
- AccorHotels Official - YouTubeチャンネル(英語)