アゼルバイジャングランプリ

アゼルバイジャングランプリアゼルバイジャンGP, : Azerbaijan Grand Prix)は、アゼルバイジャンバクー市街地コース2017年から開催されているF1世界選手権レースの1戦である。

Flag of Azerbaijan.svg アゼルバイジャングランプリ
バクー市街地コース (Azadliq Square)[1][2][注 1]
Baku Formula One circuit map.svg
レース情報
周回 51
コース長 6.003[3] km (3.730 mi)
レース長 306.049[3] km (190.170 mi)
開催回数 5
初回 2017年
最多勝利
(ドライバー)
複数回優勝者なし
最多勝利
(コンストラクター)
オーストリアの旗 レッドブル (3)
最新開催(2022年):
ポールポジション モナコの旗 シャルル・ルクレール
フェラーリ
1:41.359
決勝順位 1. オランダの旗 マックス・フェルスタッペン
レッドブル-RBPT
1:34:05.941
2. メキシコの旗 セルジオ・ペレス
レッドブル-RBPT
+20.823s
3. イギリスの旗 ジョージ・ラッセル
メルセデス
+45.995s
ファステストラップ メキシコの旗 セルジオ・ペレス
レッドブル-RBPT
1:46.046

バクー市街地コースでのF1初開催は2016年であるが、この年のみヨーロッパグランプリとして開催されている。

概要編集

2016年アゼルバイジャンバクー市街地コースにて、初めてF1が開催されることになった[4]。アゼルバイジャンでは重複するF1のレースが無く、「アゼルバイジャングランプリ」の名称でも開催が可能であったが、この年のみ「ヨーロッパグランプリ」の名称を使用し、翌2017年からは「アゼルバイジャングランプリ」へ変更することになった[5]

バクー・シティ・サーキットのエグゼクティブディレクターを務めるアリフ・ラヒモブは、2016年のみ「ヨーロッパグランプリ」の名称を使用した理由について「イベント初開催にあたり、我々の国をヨーロッパの一部、ヨーロッパのレースとして位置づけたかったし、また世界に我々のヨーロッパのメンタリティ、外国人観光客がここに容易に訪問し、快適性を見つけられるという我々の国の開放性を示したかった」とコメントしており、名称変更の理由については「現在、我々はレースを“F1アゼルバイジャンGP”へと名前を変えるのに適切な時間だと感じている。今夏のレース後、多くのF1ファンが我々の社会がヨーロッパのメンタリティと密接に関連していることを発見したが、2017年以降もアゼルバイジャンでレースが開催される今、注目を引くには適切な時間だと感じた」と述べている[5]

コース幅の狭い市街地コースであるが故にセーフティカーが出動するケースが多く、荒れた展開になりやすい傾向にある[6]

2016年から10年間のグランプリ開催契約を締結したが、2018年にこの契約の解約条項が発動され、2020年までに短縮された。2019年に改めて3年間の延長契約が成立し、2023年まで開催されることになった[7]

2016年と2017年は6月、2018年と2019年は4月に開催され[8]、2020年は6月に戻る予定であったが[9]2019新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止された[10]

主な出来事編集

  • 2018年 - 激しいバトルを繰り広げたレッドブルの2台(リカルドとマックス・フェルスタッペン)が同士討ちにより両者リタイア。レース終盤の残り3周、セーフティカー明けに2位のセバスチャン・ベッテルがトップを走行中のバルテリ・ボッタスのオーバーテイクを試したが、オーバーラン。次の週にはボッタスもタイヤがバーストして優勝を逃し、ハミルトンがレースを制した[6]
  • 2021年 - 予選で相次いでウォールにクラッシュしたなか、シャルル・ルクレールがポールポジションを獲得した。決勝レースでは、ピットストップ戦略でトップに立ったマックス・フェルスタッペンが47周目に突然左リアタイアがバーストしてウォールにクラッシュ。レースは49周目に赤旗中断となった。残り2周のスタンディングスタートでレースは再開したが、2番グリッドのルイス・ハミルトンが1コーナーでオーバーシュートし、ポイント圏外へと脱落する。優勝は6番スタートで赤旗中断前にトップに立ったセルジオ・ペレスが優勝。レッドブル移籍後初勝利となった。2位はセバスチャン・ベッテルがアストンマーティンF1移籍後初表彰台を獲得。3位はスクーデリア・アルファタウリピエール・ガスリーが入った。

過去のレース結果編集

決勝日 ラウンド サーキット 勝者 コンストラクター 結果
2017 6月25日 8 バクー   ダニエル・リカルド レッドブル-タグ・ホイヤー 詳細
2018 4月29日 4 バクー   ルイス・ハミルトン メルセデス 詳細
2019 4月28日 4 バクー   バルテリ・ボッタス メルセデス 詳細
2020 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行のため中止
2021 6月06日 6 バクー   セルジオ・ペレス レッドブル-ホンダ 詳細
2022 6月12日 8 バクー   マックス・フェルスタッペン レッドブル-RBPT 詳細

複数回優勝したドライバー編集

ダニエル・リカルドルイス・ハミルトンバルテリ・ボッタスセルジオ・ペレスマックス・フェルスタッペンが1勝しているが、2勝以上のドライバーはいない。

複数回優勝したコンストラクター編集

回数 コンストラクター 優勝年
3   レッドブル 2017, 2021, 2022
2   メルセデス 2018, 2019

複数回優勝したエンジン編集

回数 メーカー 優勝年
2   メルセデス 2018, 2019

冠スポンサー編集

注釈編集

  1. ^ The name "Baku Street Circuit" has been used to refer to two circuits within the city for Formula One and FIA GT races. The European Grand Prix will be held on a circuit based around Azadliq Square.

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ Азад Рагимов рассказал о примерной трассе бакинского этапа Формулы-1” (Russian). www.azerisport.com. 2014年7月25日閲覧。
  2. ^ Formula 1 - Azerbaijan Grand Prix debut delayed until 2016”. uk.eurosport.yahoo.com. Reuters. 2014年7月25日閲覧。
  3. ^ a b Azerbaijan Grand Prix 2022 - F1 Race”. formula1.com. 2022年6月7日閲覧。
  4. ^ Azerbaijan layout unveiled for Baku European Grand Prix in 2016 - F1公式サイト・2014年10月7日
  5. ^ a b バクー、F1アゼルバイジャンGPへの名称変更の理由を説明”. F1-Gate.com (2016年12月2日). 2016年12月3日閲覧。
  6. ^ a b c 過去3年でSC5回……今年も荒れる? アゼルバイジャンGP、歴代ウイナーを振り返る”. motorsport.com (2019年4月23日). 2019年4月23日閲覧。
  7. ^ F1アゼルバイジャンGP、開催契約を3年間延長。2023年までのグランプリが決定”. auto sport web (2019年2月6日). 2019年4月28日閲覧。
  8. ^ F1史上初の3週連続開催へ。2018年カレンダーが承認。最多21戦、日本GPは10月7日”. autosport web (2017年6月20日). 2017年11月28日閲覧。
  9. ^ 2020年F1カレンダーが承認、日本GPは10月11日に開催。史上最多22戦の過密スケジュールでテストが大幅縮小へ”. autosport web (2020年10月5日). 2020年3月7日閲覧。
  10. ^ F1アゼルバイジャンGP、新型コロナウイルス大流行の余波を受けて延期が決定”. autosport web (2020年3月23日). 2020年3月24日閲覧。
  11. ^ 史上初の開幕4連続ワンツー……メルセデスがこれまで破った記録、これから破るべき記録”. motorsport.com (2019年5月1日). 2019年5月2日閲覧。
  12. ^ FORMULA 1 SOCAR AZERBAIJAN GRAND PRIX 2019 - RACE RESULT”. formula1.com. 2022年6月7日閲覧。

関連項目編集