アタール(Atar)は、モーリタニアの都市。人口24021人(2000年[1]。モーリタニア北西部に位置し、アドラル州の州都である。アドラル高原の中心都市であり、博物館や空港、1674年に建てられた歴史的なモスクなどがある。

アタール
アタールの市場
アタールの市場
アタールの位置(モーリタニア内)
アタール
アタール
Location in Mauritania
北緯20度31分 西経13度03分 / 北緯20.517度 西経13.050度 / 20.517; -13.050
モーリタニア
アドラル州
人口
(2000)
 • 合計 24,021人
アタールの航空写真(1967年)

アタールは、ウアダンシンゲッティといった古いイスラム都市への観光の拠点となっている。また、パリ・ダカール・ラリーの通過地点の一つでもあり、毎年1月にラリーがこの地を通過した。

アタールはサハラ砂漠のただなかにありの供給は重要事項であるが、近年モーリタニア政府の依頼を受けたロシア人科学者が地質情報と衛星から得られた地形情報をもとに大きな地下水脈を発見し、モーリタニア軍によってその発見は確認された。最終的には、アタールのすべての水をその水脈で賄えるようになると考えられている[2]。ティルジットのオアシスはアタールの近くにある。

脚注 編集

  1. ^ Statistiques Demographiques: Résultats du RGPH 2000 des Wilayas”. République Islamique de Mauritanie. 2009年1月14日閲覧。
  2. ^ [1]