アッサム地震 (1897年)
座標: 北緯26° 東経91° / 北緯26度 東経91度
アッサム地震 (1897 Assam earthquake) は、1897年6月12日に、インド北東部・アッサム地方で発生した大地震。地震の規模はMw8.0と推定され[1] 、重力加速度を上回る加速度であったと考えられる。揺れはほぼインド全土で観測され、死傷者の数は1,542人に達し[2]、甚大な被害が出た。この地震では、地中に少し埋まっていた多数の石が、擦痕を残さずに飛び上がる「跳び石」と呼ばれる現象が発生したと報告されている[3]。なお、アッサム地方では1950年にもMw8.6の大地震が起きており、この時の死者は4,800人と1897年の地震を大きく上回った。
脚注編集
- ^ National Geophysical Data Center / World Data Service (NGDC/WDS) (1972), Significant Earthquake Database (Data Set), National Geophysical Data Center, NOAA, doi:10.7289/V5TD9V7K
- ^ “Documentation on past disasters, their impact, Measures taken, vulnerable areas in Assam.”. 2015年7月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月29日閲覧。
- ^ 跳躍現象から推定される断層近傍での強いゆれ